「ギャグマンガ日和」は、名探偵のうさぎの少女、売れない新人アイドルなど増田が生み出したバラエティ豊かなキャラクターや、歴史上の偉人、おとぎ話の登場人物らのシュールなやりとりを1話完結形式で描いたオムニバス。舞台版は、原作に登場する平田平男をモデルとしたキャラクター・普通田ふつおなど、キャラクター名などを一部リニューアルして再構成された。ふつおが売れないアイドル・テンテンに恋をしたり、聖徳太子と小野妹子がある人に恩返しをしたい鶴を連れて隋の国を訪れたり、ふつおの父がヨガ教室を開いたり、地球滅亡の危機が訪れたりと、原作のいくつものエピソードが絡み合い、笑いを交えながら物語は展開していく。
主人公の普通田ふつおを演じるのは、「ミュージカル『テニスの王子様』1シーズン」で宍戸亮役を務めた
公開稽古終了後に行われた囲み取材には、鎌苅健太、新井ひとみ、西山丈也、橋本祥平、中江友梨が出席。鎌苅は「ゲネプロでもたくさん笑っていただいて、お客さんと作る舞台だと思った」と公開稽古の感触を述べ、「みんな引き出しが多すぎる役者で。僕、主役なのに『みんな、僕のこと見てる瞬間あるのかな』と思うくらい。それも含めて『ギャグマンガ日和』」だと見所を語った。西山も「笑いが多い作品。各々の役者が稽古で開けた引き出しの、一番ベストなものが本番にのることになる」「この舞台は本当にサバイバルで、面白いことやった奴がワッと盛り上がるし、熾烈な戦い」と舞台ならではの魅力を明かす。
東京女子流の中江は「初舞台がコメディと聞いたときは不安になった」と最初は心配していた様子。また「コメディは観る側というのが当たり前だと思って生きてきたので、そのコメディに自分が出るというのは考えがたい感じだったんですけど、これからは毎日コメディに生きていきたいという気持ちに変わりました」と語ると、鎌苅は「大丈夫ですか女子流さん! 方向性変わっていきませんか?」とひと言。さらに新井も「初舞台でコメディというのは……」と中江と同じコメントを続けようとすると、すかさず鎌苅が「大丈夫ですか女子流さん!」とツッコんでいた。
聖徳太子役の西山と小野妹子役の橋本は、身長差もちょうど原作の設定と同じくらいだとだという。人気コンビを演じることについて橋本は「小野妹子は聖徳太子に振り回されるのが意外と嫌いじゃないので、そこを表現できれば。あと太子役のたけやんさんが舞台上でボケを言うので、それを見逃さずツッコんでいきたい」と注目ポイントを語った。ここで囲み取材は終わるかと思えば、鎌苅が「最後にこれだけは言わせて」と遮り、「クマ吉役のボンさんが本当にセリフを覚えない! さっきのゲネプロも1回もセリフをちゃんと言えてない」と、
舞台「増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和」は本日より9月21日まで上演。9月19日の昼公演のみ特別に「土曜昼の主役争奪戦マッチ」となる。チケットはすでに完売しているが、9月19日の夜公演は全国19カ所の映画館でライブビューイングが実施されるので、気になる人は足を運んでみては。
舞台「増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和」
期間:2015年9月16日(水)~21日(月・祝)
会場:博品館劇場
脚本・演出:なるせゆうせい
キャスト
普通田ふつお(原作モデル・平田平男):
テンテン(原作モデル・牛山サキ):
聖徳太子:
小野妹子:
普通田父之介(原作モデル・ヨガ教室のお父さん):
うさみ:
普通田ふつこ(原作モデル・魔法少女):
アマンダ:
クマ吉:
男子トイレの精:
鶴:
式神ニャンコ:岡田地平
ラヴェ:
チンピラ:
女王:
煬帝:
フィッシュ竹中:
死神:
大林一郎:
ラーメンの精:
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