少女マンガ誌・ARIA(講談社)の創刊5周年を記念したファン感謝祭が、8月30日に講談社本社にて行われた。イベントにはARIAの連載作家8人が登壇し、それぞれのテーマに沿ったトークを繰り広げた。
トークショーは3部にわけて開催され、第1部には「架刑のアリス」の
また創刊号にnaked ape初となる少女マンガ「Magnolia」で挑んだ逢川は「編集者からnaked apeの少女マンガを読んでみたい、と言われたことがきっかけです」とARIAに連載を持った理由を明かし、「女性を主人公にするとを考えたことがなかったので、『Magnolia』の主人公は男でも女でもないということになりました」と話した。中村も「少女マンガを描こうとキラキラしたトーンをいっぱい使ったり、ベタを減らし気味にしたり」と試行錯誤した当時を振り返った。
「コミカライズ」をテーマにした第2部では、「K」シリーズの
続いて「初恋モンスター」の
第3部のテーマは「ドラマCD」。自分のマンガの登場キャラに声が当てられたときの思いを聞かれた遠山は「声を聞いてキャラクターが3次元になったと思いました。あと、こんなことを声優さんに言わせていいのかというセリフも言ってくださって……」と、主人公とその同級生がラブホテルで同居することになってしまうラブコメゆえの感想を語る。キリシマも「勝手にキャラが動き出して、前より生き生きと描けるようになった」、日吉丸も「銀次郎役を演じた杉田智和さんのアドリブがすごくて、(自分の中で)銀のキャラクターが変わっていった」と、声が付いたことでマンガにも影響が及んだと口々に述べた。
イベントの最後には参加者とマンガ家たちによるジャンケン大会が行われ、盛況のうちに幕を閉じた。会場ではトークショーのほか、サイン色紙や原稿も展示。複製原画やキーホルダーなど限定グッズの販売も行われた。
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