劇場アニメ「亜人」スタッフ「日本を舞台にハリウッドのアクション映画を」

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桜井画門「亜人」を原作とする劇場アニメ3部作の主要スタッフによるコメントが公開された。

劇場アニメ「亜人」ティザービジュアル(c)桜井画門・講談社/亜人管理委員会

劇場アニメ「亜人」ティザービジュアル(c)桜井画門・講談社/亜人管理委員会

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総監督を務める瀬下寛之は「彼らの活躍、息もつかせぬサスペンスやアクションを、アニメならではのダイナミズム・臨場感で再現します」と期待を煽る。シリーズ構成の瀬古浩司は、桜井がハリウッドの現代アクション映画から薫陶を受けていることを確かめたというエピソードを明かし、劇場アニメ「亜人」シナリオについて「大勢の男たちが憧憬を抱いたハリウッド製アクション映画を、現代の日本を舞台にしてやる」とコメントした。

good!アフタヌーン(講談社)にて連載中の「亜人」は、決して死なない新人類・亜人と、それを追う国家権力との攻防を描いたバトルサスペンス。アニメーション制作は、TVアニメ「シドニアの騎士」を手がけたポリゴン・ピクチュアズが担当する。

スタッフコメント

瀬下寛之(総監督)

原作面白いですね。引き込まれました。主人公の圭を飲込む程の圧倒的な存在感を持つ佐藤。その行動と戦闘力は恐怖を通り越し、憧れすら感じる魅力です。彼らの活躍、息もつかせぬサスペンスやアクションを、アニメならではのダイナミズム・臨場感で再現します。
是非ご期待ください!

安藤裕章(監督)

スピード感と空間的臨場感のある描写で、外画を見ているような魅力あふれる原作です。
そのアニメ化です。疾走感と迫力あふれる絵と音で、その魅力を削ぐことなく映像化したいですね。
突然の運命に翻弄される圭と助ける海斗。社会の先鋒として亜人たちを追う戸崎たち。そしてそんな両者を弄ぶ巨敵の亜人佐藤。三つ巴の状況で現代っ子に等身大な圭が、どう運命に抗っていくのかを是非見てください。

瀬古浩司(シリーズ構成)

「ダイ・ハード」、「ザ・ロック」、「ボーン・アイデンティティ」、「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」など、80年代以降のハリウッド製現代アクション映画の薫陶を受けた漫画――それが初めて「亜人」を読んだ時にまず抱いた感想でした。そしてその後、原作者の桜井さんとお会いしてお話を伺い、その感想は間違っていなかったと証明された時に、アニメ版「亜人」のシナリオの指針は決定しました。
つまり、大勢の男たちが憧憬を抱いたハリウッド製アクション映画を、現代の日本を舞台にしてやる、というものです。亜人たちの戦いが繰り広げられるのは戦国時代でも近未来でも宇宙空間でも異世界でもなく、今まさに我々が生きているこの現代の日本です。登場人物のSならあるいはこう言うかもしれません。「どうだい、わくわくしないか?」と。

田中直哉(プロダクションデザイナー)

サスペンス感満載の原作イメージを、どの様な舞台に展開させるか‥‥
それが「亜人」に於ける世界観設計の最大の課題でした。
夕陽はいつもと変わらず美しいのに、亜人になった瞬間から全てが暗転する
圭。彼がどの様に追手を逃れ、どの様に「亜人」として生き抜いて行くのか。
印象派を彷彿とさせる風景の中で繰り広げられる、アクションとサスペンスを
楽しんで頂ければ幸いです。

森山佑樹(キャラクターデザイナー)

亜人であることを最大限に生かした戦闘や駆け引きには毎度息を呑んでしまいます!
「死ねば、わかる。」なんて恐ろしい世界観、わかりやすいが故に単純に引き込まれてしまうはずですし、そんな中で動くキャラクターたちの緊張感や葛藤を伝えることが出来ればと思います。
原作ファンはもちろんですが、色々な人に観て頂きたいですね!!
佐藤さんが意外にマッチョなのはポイントです。泉は是非映像でよく観察してください。

片塰満則(造形監督)

原作の緻密に描き込まれた現代の風景と、見たこともないIBMの存在感に魅了されました。
自分の仕事としては、動いたときに魅力や説得力を持ったキャラクターになるように、との思いをこめて、3Dモデルの造型演出に取り組んでいます。現代物なので、細かい部分も嘘が無いように、観て下さる皆さんに“信じるに値する”と思っていただけるような造型を目指しています!

滝口比呂志(美術監督)

読む前と読んだ後の印象がこれほど違う作品は初めてでした。
サスペンス漫画は正直少し抵抗はあったのですが、
自分でも意外なくらいのめり込んで楽しんでます。
美術的には空間の使い方がハリウッド映画的でとてもスケール感のある作品だなと思います。
映像化にあたってはこの美術チームで出来る最大限の工夫を凝らしてます。
これまでにない充実感を味わえると思いますよ。是非多くの方に楽しんでもらいたいです。

野地弘納(色彩設計)

原作を読ませて頂いて、死んでみないと亜人かどうか判らないという設定に
これは面白いと思いました。お話を頂いた時は、嬉しかったです。
IBMやキャラクターの色は原作の雰囲気を壊さないように作成しています。
後、綺麗に仕上がった各シーンの色にも、注目して頂けると、嬉しいです。
沢山のスタッフが頑張って原作ファンや、アニメファンにも納得出来る面白さ
に仕上ってると思いますので、ご期待下さい。

鹿住朗生(演出)

人類永遠のテーマである「不死」を斬新な切り口で攻めた原作を読んだ時、圧倒的なサスペンス感に引き込まれました。圧倒的なパワーを持つ瀬下総監督に引き込まれ作品に関われたことはとてもラッキーです。クズと言われている主人公に共感する私はクズかもしれません…(汗)。でも、きっと誰もが何か共感する事だと思います。そんな不思議な魅力の主人公と圧倒的なサスペンス感を皆さんにお届けできたらいいなぁと思っております。

りょーちも(演出)

こんにちわ、演出のりょーちもです。
頑張って作ってまいります。
原作を見た感想は軍事やら警察絡みのファンタジー!!来た。
どうやって見せていこう。とウキウキしてます。
ハードな展開も多い作品ですので、心理戦な挙動なども色々挑戦しとります。
ぜひお楽しみにして下さいです。

井手恵介(演出)

ティザーの反響がもの凄くて嬉しい反面、人気漫画を映像化するということのプレッシャーも感じています。
原作がまだ連載中なのでアニメ版の後半はオリジナルストーリーになっていますし、キャラの性格を立たせるために原作から台詞や演技を変更してるとこもあるので原作を読んでいない人はもちろん、原作を読んだ方にも改めて楽しんでもらえると思います。

岩田健志(CGスーパーバイザー)

この作品は、ホラーやSFではなくサスペンス。
サスペンスをドキュメンタリータッチで映像化する事で
「リアル」ではなく、「リアリティ」をもって、3Dならではのダイナミックな表現で原作の魅力を描ければと思います。

溝口結城(CGスーパーバイザー)

主人公の特異なキャラクタ設定とアクション+サスペンス+ファンタジーが高次元で融合した類まれな作品だと思います。
CG会社として最も期待されるであろう、IBMのビジュアルをファンの皆様、原作を読まれていない方々にも納得して頂けるものになるよう日々格闘しています。
劇場3部作全てが山場の連続です。是非ご期待ください。

菅井進(CGスーパーバイザー)

大ヒットコミックの映像化ということで、皆さんに楽しんで頂けるように頑張ります!

岩浪美和(音響監督)

CGの映像に「血の通った音を作る」のが僕自身の二十年来の密かなテーマであったりします。「亜人」は僕が今まで培ってきた技術、知識、経験を全て出しきって仕上げる作品になると思います。
既に最高の素材は揃っています。
後はベストな音を作るのみです。
期待していてください。
皆様に気に入って頂けることを願っております。

菅野祐悟(音楽)

マンガを読んだ時から衝撃と興奮に包まれていたので、担当させてもらえると聞いた時には、すごく嬉しかったです。僕の頭の中にはアイディアがどんどん浮かんできたので、その中から実験をしているような気持ちで、どうしたら音楽でも「亜人」というインパクトが残せるかと、試行錯誤しながら楽しんで作曲しました。僕史上、最も気持ち悪く、そして、かっこいい音楽になっていると思います。是非、皆さんの耳でも「亜人」を楽しんでいただけると嬉しいです!

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アニメ「亜人」劇場3部作スタッフ

原作:桜井画門(講談社「good! アフタヌーン」連載)
総監督:瀬下寛之
監督:安藤裕章
シリーズ構成:瀬古浩司 
プロダクションデザイナー:田中直哉
キャラクターデザイナー:森山佑樹
造形監督:片塰満則
美術監督:滝口比呂志
色彩設計:野地弘納
演出:鹿住朗生、りょーちも、井手恵介
CGスーパーバイザー:岩田健志、溝口結城、菅井進
音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
配給:東宝映像事業部
製作:亜人管理委員会

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読者の反応

椎香貞正@作業しれ @Shiika_Sadamasa

シドニアの騎士のポリゴン・ピクチュアズが制作・・・見に行かねばな
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