「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展が、明日6月24日から8月31日まで東京・国立新美術館にて開催される。
手塚治虫が逝去した1989年以降、インターネットやスマートフォンの普及をはじめとするテクノロジーの進化により、ライフスタイルがめまぐるしく変化した日本社会。この展覧会では現在までの25年間に焦点をあて、日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に展望する。
エントランスをくぐると、「第1章 現代のヒーロー&ヒロイン」が来場者をまず迎え入れ、「NARUTO ―ナルト―」「美少女戦士セーラームーン」「少女革命ウテナ」「七つの大罪」「マギ」などに登場するさまざまなヒーロー・ヒロインたちがアニメ映像、マンガのイラストなどで紹介されている。続く「第2章 テクノロジーが描く『リアリティー』―作品世界と視覚表現」には「イノセンス」や「サマーウォーズ」などが登場。仮想現実やロボットといったテクノロジー、ネットワーク社会を背景とした世界観の作品が集った。
第3章では「メカクシティアクターズ」「コロニーな生活」といった、ネット社会から生まれた作品を、第4章では他者とのコミュニケーションを取り入れたゲーム作品を紹介。「太鼓の達人」「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」など実際にプレイできるコーナーが設けられたタイトルも多く並び、9月に発売される予定のWii U用ソフト「スーパーマリオメーカー」をいち早く体験できるコーナーも用意されている。また第5章「キャラクターが生きる=『世界』」では初音ミクや「戦国BASARA」などとともにアニメ「けいおん!」を紹介。放課後ティータイムの5人のパネルやフィギュアなどが飾られた。
「第6章 交差する『日常』と『非日常』」ではアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のTVシリーズ全話を、26台の小さな液晶画面を並べて一挙に流し展示。また「第7章 現実とのリンク」には現実とリンクした多様なテーマを持つマンガ42作品が一堂に会しており、「編集王」「3月のライオン」「イタズラなKiss」「鈴木先生」など原画も多く含まれている。さらに最後を飾る「第8章 作り手の『手業』」には、
なお「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展は、9月19日から11月23日まで兵庫県立美術館にて巡回展も行われる。
「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展
会期:2015年6月24日(水)~8月31日(月)※火曜休館
開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室1E
料金:前売券800円(一般)/300円(大学生)、当日券1000円(一般)/500円(大学生)※高校生、18歳未満および障害者手帳を持参した人は無料
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
「第7章 現実とのリンク」にて展示されているマンガ作品
「あの日からのマンガ」「聲の形」「いちえふ」「好きっていいなよ。」「ジョジョリオン-ジョジョの奇妙な冒険 Part8」「イタズラなKiss」「花より男子」「おいしい関係」「NANA」「プライド」「潔く柔く」「君に届け」「ママはテンパリスト」「青空エール」「花に染む」「アオハライド」「俺物語!!」「寺ガール」「俺たちのフィールド」「編集王」「奈緒子」「MAJOR」「め組の大吾」「ピンポン」「モンキーターン」「鉄子の旅」「岳 みんなの山」「そばもん ニッポン蕎麦行脚」「國崎出雲の事情」「銀の匙 Silver Spoon」「水色時代」「ワン・モア・ジャンプ」「極上!! めちゃモテ委員長シリーズ」「坂道のアポロン」「失恋ショコラティエ」「姉の結婚」「さんすくみ」「なのはな」「月影ベイベ」「とりかえ・ばや」「3月のライオン」「鈴木先生」
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- 国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
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