「与太郎放浪篇」前後編が上映されると、ステージには与太郎役の
ラジオ出演の際、古今亭志ん朝の話をしはじめるほど落語好きの小林は「原作の大ファンだった」と興奮気味に語り、関が落語を行うアフレコ現場へ見学に行った際のことを回想した。またTVシリーズより登場するみよ吉役を演じる林原は、「(前編と後編には出演していないため)いち視聴者として観られたのでは?」という質問に対し「まだ(自分の中の)どこかにみよ吉がいるから無理!(原作からではなく)アニメから入る人もいるので多くは語れないのですが、切なくて……」と複雑な胸中を吐露。すると突然石田が「謝っとこ!」と林原に背を向けて頭を下げる、原作ファンがニヤリとする一幕も。
続けて石田は、「これはとんでもない仕事にぶち当たってしまった」と昭和最後の大名人・八雲を演じる苦労をしみじみと述懐。「八雲は僕が演じた役の中で歴代最高年齢で、ほかのキャラと会話をするとき、ちゃんと年齢差があるように聞こえるのかが不安だった。でも観てみたら、手前味噌ですが結構いけるもんだと思う」と振り返った。
そしてアニメ「昭和元禄落語心中」を監修した林家しん平が考案した「落語あるある」クイズのコーナーに突入していく。「師匠が前座に『俺の上着を取ってくれ』と言い、しばらくして戻った前座が師匠に渡したものとは」という問いに、関は「(師匠が浮気をするために)ナンパした女性」、石田は「(師匠の)おかみさんの浮気現場の写真」と、どちらも「上着」と「浮気」を掛けた回答。答えは「鰻」で不正解だったが、予期せぬ絆を見せつけた師弟コンビに会場からは歓声が上がった。
アニメ「昭和元禄落語心中」は単行本7巻と8巻の特装版に付属するDVDにて、与太郎と憧れの落語家・八雲をはじめとする人々や、落語界との出会いを描く「与太郎放浪篇」を展開。その後TVアニメで、続きのストーリー「八雲と助六篇」が描かれる。
関連記事
雲田はるこのほかの記事
リンク
- アニメ「昭和元禄落語心中」ティザーサイト
- 昭和元禄落語心中 - 雲田はるこ|ITAN|講談社コミックプラス
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ワクチン接種済のClara Kreft @808Towns
石田彰、「落語心中」の八雲役演じて「とんでもない仕事にぶち当たった」 - コミックナタリー http://t.co/TpvSC3Q2eO