東京・品川インターシティホールにて開催中の「りぼんフェスタ2015」会場にて、
りぼんが今年、創刊60周年を迎えることを記念したこのトークショー。長年にわたり同誌で活躍してきた作家同誌の対談とあって、会場には若年層から親子連れまで、さまざまな世代のファンが詰めかけた。
司会を務めるりぼんの冨重実也編集長から、マンガ家になった経緯を問われた水沢は「16のときに『りぼん漫画スクール』で賞をもらったのがきっかけでした。高校在学中のデビューを目指していたので、夢が叶ってよかったです」と当時を回想。一方、トークショーに出演するのは今回が初めてだという池野は「最初で最後のつもりで19歳のときに応募した『りぼん新人漫画賞』で賞をいただいて。それでデビューしてしまったというか……」と緊張の面持ちで語る。
その後2人の代表作「姫ちゃんのリボン」と「ときめきトゥナイト」の話題に。「姫ちゃんのリボン」について「劇中で1年が経ったら終わらせるつもりだった」という水沢は「調子が良く途中でアニメ化も決まりまして、大人の事情で延長することに(笑)」と連載時の裏話を明かす。すると池野も「私も描いているうちにどんどん話が大きくなってしまって」と続ける。また水沢がかねてから池野に聞いてみたかったこととして「真壁くんが王子様という設定は最初からあったんですか?」と質問をぶつけると、池野は「いえ、途中からです。いかにも最初から考えたように出てきますけど(笑)」と回答した。
このほかりぼんのTwitterに寄せられた質問に2人が回答するコーナーも。「真壁俊が目の前に現れたら恋に落ちるか」との質問に、池野は「落ちないです(笑)」と即答。一方で水沢が「私は夢の中で自分が蘭世になって、真壁くんと仲良くなったことがありましたよ」とコメントし、池野を驚かせる場面も。
またマンガ家のほかに、母親としての顔も持つ2人。池野が「昔は結婚したら『若い子の恋愛ものは描けないのでは』と言われていた時代だったんですが、意外と乙女としての部分は変わらないんですよね」と語れば、水沢も「感性は変わらないです。子供と向き合っているときはお母さんなんですけど、仕事はまた別ですね」と自らがマンガ家生活の中で得た経験則を話していた。
「りぼんフェスタ2015」は明日5月3日も、品川インターシティホールにて開催。
「りぼんフェスタ2015」東京会場
日時:2015年5月3日(日・祝)10:00~17:00
会場:品川インターシティホール
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