天才的頭脳の持ち主だが、心にトラウマを抱える第九の室長・薪剛役は
「秘密 THE TOP SECRET」の舞台は、最先端の科学技術を駆使し、死者の脳から過去の記憶を映像化できるMRIスキャナーが発明された時代。単なる犯罪捜査にとどまらず、死者の脳内映像を通じ被害者が最後に味わった恐怖や、犯人の心の奥に潜む秘密が緻密に描かれる。映画は2016年に公開。
清水玲子コメント
漫画はワンマンで配役から脚本まで自由に決められますが、感動するには読者の想像力を必要とします。そんな紙の上の2次元で生まれた薪と青木、そして『秘密』の世界が今回、大友監督という希有な監督により3次元で映像化される機会に恵まれました。大友監督の新作というだけなら単純にわくわくして待ってられるのに、そこに自分が関わってくるとなると申し訳ないような怖いような『楽しみ』+『?』な不思議な感じです。
生田斗真コメント
「秘密」という映画で薪剛というキャラクターを演じさせていただきます。
撮影現場では、スタッフキャストの方々が『室長!』と呼んで下さいます。 少し偉くなった気分です。
気持ちがいいです。
偉そうに、他人を見下しながら、人間の脆さと強さ、絶望と希望を表現できればと思っています。是非ご期待下さい。
岡田将生コメント
大友組、初参加。緊張と興奮、2つの感情が混ざり合って震えています。そして、
大友啓史監督コメント
四年前から企画し、ようやく実現に辿り着きました。死者の記憶の映像化、最先端の脳科学システム、突出したキャラクターと限界ギリギリの人間ドラマ。原作者の清水さん、僕は女性コミックという装丁には惑わされませんよ(笑)。原作が取り上げるテーマは、私たち人間存在の心の奥底に突き刺さります。映像化は、「るろうに剣心」に続く大冒険です。力強いキャスト・スタッフと共に、「心に突き刺さる映画」を目指します。ご期待ください。
<薪・生田さんについて> 今回の薪という役は普通の役柄ではありません。捜査への情熱を持ちつつも、ある種の狂気や迷いなど様々な感情を孕みながら、細い糸の上を歩くような危うい精神状態を保っています。そんな複雑な感情を、抑えた演技の中でどう表現していくのか。「演じる」というよりも「役の内面をにじみ出していく」というスタンスで、キャラクターを自分なりに手繰り寄 せているという手応えを感じています。
<青木・岡田さんについて> 青木という役は映画の中で起きる様々な出来事を真っすぐに見つめていく役です。そこで今回は骨の太いどっしりと腰の 据わった演技を要求しています。岡田さんはいままでどちらかというとナイーブな役柄が多かったと思いますが、一見繊細なルックスや佇まいとは真逆のスピリットを腹の底に沈めて演技してくださいとお願いしていて、撮影を重ねるごとにそれが見えてきています。今まで見たことのない新たな挑戦がみられると思いますので期待していただきたいです。
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清水玲子原作の映画「秘密」薪役は生田斗真、青木役に岡田将生 - コミックナタリー http://t.co/vGdJmHOpnP薪さん生田斗真くん!最近の私と担当さんの一番注目のキャスティングが遂に発表…。