伊坂幸太郎・
「魔王 JUVENILE REMIX」は、伊坂の小説「魔王」にオリジナル要素を加えたコミカライズ作品。週刊少年サンデー(小学館)にて2007年から2009年に連載され、蝉を主役としたスピンオフ「Waltz」はゲッサン(小学館)にて2009年から2012年まで連載された。
舞台版では安藤の死から約半年後、弟・潤也を中心とした物語を展開。犬養率いる自警団「グラスホッパー」の集会で謎の死を遂げた安藤の真相を探るべく、潤也は自身の特殊能力を武器に勢力を集め犬養へと近づいていく。
グラスホッパーの指示に従い携帯電話のフラッシュなどを観客が使用する場面や、客席側を群集に見立てる構成など、舞台ならではの演出もふんだんに盛り込まれた。脚本・演出を担当した鈴木勝秀は「ドラマに荘厳さ、重圧感を与える、シューベルトの『魔王』を元にしたオリジナル音楽、陰翳を重視した照明、モノトーンを強くした衣裳、舞台美術。この作品は、何よりも原作の『精神』、『魂』、『普遍性』を表現しようと試みた、新たな2.5次元への取り組みである」とコメントを寄せている。
舞台「魔王 JUVENILE REMIX」は、4月26日までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて公演を行った後、5月1日、2日に兵庫・新神戸オリエンタル劇場へと巡回。チケットは各プレイガイドにて販売されているほか、当日券も用意されている。
鈴木勝秀(脚本・演出)コメント
伊坂氏の小説をリミックスした大須賀氏の漫画を、さらにリミックスすることによってできた舞台版ストーリーと新たに生み出されたキャラクター。そこにリアリティを与えた、俳優という生身の人間によるドラマ。そして、そのドラマに荘厳さ、重圧感を与える、シューベルトの『魔王』を元にしたオリジナル音楽、陰翳を重視した照明、モノトーンを強くした衣裳、舞台美術。この作品は、何よりも原作の『精神』、『魂』、『普遍性』を表現しようと試みた、新たな2.5次元への取り組みである。
佐野大樹(蝉役)コメント
原作:伊坂幸太郎 漫画:大須賀めぐみ『魔王 JUVENILE REMIX』この作品に演出 鈴木勝秀さんと共に色々と足掻きながら戦いながら作って来ました。とてもエンタメであり、役者の熱量、想いが舞台上でぶつかっています。2.5次元を超えて、2.75次元くらいになったと僕は感じております(笑)。
池岡亮介(安藤潤也役)コメント
AiiA 2.5 Theater Tokyoという大きい劇場、且つ*pnish*さんの本公演に主役として出させていただくこと、非常に光栄です!気合いを入れて安藤潤也を演じます!! 作品は今の次代に通ずるところもあるのでそこをしっかり伝えられたらと思います!
ラサール石井(辰美役)コメント
今回は、通常の漫画やアニメ原作の舞台とは一線を画す、スズカツワールド(スズカツ=脚本・演出:鈴木勝秀)なスタイリッシュな演劇に仕上がっております!最初は戸惑うお客様もおられるかとは思いますが、演出効果、役者の熱量・演技力で気付けばのめり込んでいるかと思いますよ!お楽しみ下さい。
※記事初出時、コメント部分に誤字がありました。お詫びして訂正いたします。
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*pnish* vol.14 舞台版「魔王 JUVENILE REMIX」
東京公演
期間:2015年4月18日(土)~4月26日(日)
会場:AiiA 2.5 Theater Tokyo
神戸公演
期間:2015年5月1日(金)~5月2日(土)
会場:新神戸オリエンタル劇場
キャスト
安藤潤也役:
安藤兄役:影山達也
アンダーソン役:味方良介
蝉役:
岩西役:
槿(あさがお)役:
犬養役:
スズメバチ役:Ry☆(ギルティ†ハーツ、AiZe)
緒方(マスター)役:鷲尾昇(*pnish*)
辰美役:
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