初演に先駆けて行われた囲み取材には、ドン・ドラキュラ伯爵として主演を務める橘ケンチ(
ドラキュラ伯爵を演じるケンチは、金髪に赤いマントという風貌。「ドラキュラは黒いマントのイメージがあるが、逆に赤にして、そのイメージを覆していこうと」と語り、「劇場のみなさんがどれだけ気づくかわかりませんが、赤いカラーコンタクトを入れてます」と、細かい部分にまでこだわりキャラクター作りをしていることを明かした。
脚本・演出の徳尾は「一風変わったコメディに仕上がっているので、原作との差も楽しんでいただければ」と話し、ケンチは「原作にはもちろん敬意を払いつつ、この座組で、いい意味で期待を裏切るような『ドン・ドラキュラ』をお届けしたい。原作ではヘルシング教授が小さくてちんちくりんなイメージだったんですけど、今回は池田さんにお引き受けいただいて、マッドサイエンティストみたいなヘルシングになりました。原作ファンにも楽しんでいただけるのでは」と原作との違いを語る。
ドラキュラ伯爵の娘役・神田愛莉はケンチのドラキュラ姿について感想を求められると「かっこいいです」とほほえむ。ケンチは「いい子だねえ(笑)」と神田の肩を引き寄せ、その姿はまるで本当の親子のようだった。また徳尾は「EXILEのケンチさんとは違うケンチさんが見られると思います」と述べると、ケンチも「オープニングのダンスもEXILEで披露しているようなダンスはやらない」と語る。「ドラキュラにはコンテンポラリーダンスのイメージがあったので、近藤良平さんに協力していただき、話し合いながら僕の中のコンテンポラリーっぽいエッセンスを引き出してもらった」と、普段とは違うダンスに期待を煽った。
「ドン・ドラキュラ」は、吸血鬼を信じない現代社会に生きるドラキュラ親子を描いたドタバタコメディ。ルーマニアのトランシルヴァニアから練馬区の住宅街に移り住んだドン・ドラキュラ伯爵と、反抗期だが父親思いの娘・チョコラを中心としたドラマが繰り広げられる。原作は1979年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)に連載。舞台は本日より4月14日まで全8公演で上演される。
「ドン・ドラキュラ」
期間:2015年4月9日(木)~14日(火)
会場:AiiA 2.5 Theater Tokyo
原作:
脚本・演出:徳尾浩司
出演
ドン・ドラキュラ伯爵:橘ケンチ(
ルーシー:
モリス:
ノブヒコ:矢田悠祐
カケル:安西慎太郎
チョコラ:神田愛莉
センヌ:
ブロンダ:
イゴール:
ヘルシング教授:
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