ステージには月野うさぎ役の三石琴乃、水野亜美役の金元寿子、火野レイ役の佐藤利奈、木野まこと役の小清水亜美、愛野美奈子役の伊藤静、タキシード仮面役の野島健児、境宗久監督、原作担当編集の小佐野文雄氏(おさBU)が登場。三石は髪にムーンスティックのかんざしを刺し、帯にルナを連想させる黒猫があしらわれたセーラームーン仕様の着物姿で現れ、「かんざしは実はアイライナーなのよ」と明かしてほかのキャストたちを驚かせた。
ステージでは野島の進行のもと生オーディオコメンタリーが行われ、第1期の名場面を編集したダイジェスト映像を観客とともに鑑賞。変身シーンについて三石に「監督、かなりこだわりがあるんじゃない?」と問われた境監督は、「20年前の(アニメの)変身シーンをなぞるというか、意識しました」と、初代アニメシリーズへのリスペクトを明かす。
また四守護神のキャストたちは、自身の初登場回を軒並み「緊張した」と振り返り、金元は「ひたすら緊張したけど、うさぎちゃんとおしゃべりできた途端にリラックスできました」とコメント。小清水も野島に「セリフをしゃべるたびに、どうですか!?って振り返ってたよね(笑)」と突っ込まれる。しかしそんな4人を三石は「でもその緊張感が、いい感じにセリフとかに滲み出てたなって思う。皆さん素晴らしい女優さんです」と、温かく称賛していた。
その後もクイン・ベリルの悲恋に佐藤が「叶わぬ恋が好きなので……」と思いを重ねたり、うさぎと衛のキスシーンで女性陣が「キャー!」と黄色い声を上げたり、和気あいあいとしたままステージは終盤に。テレビ放映について伊藤は「うちの母も観たいって言ってました!」と語り、さらなる「Crystal」の飛躍を喜んだ。また主題歌を担当しているももいろクローバーZからのビデオメッセージも流れ、「テレビ放映、うれしいですねー!」と笑顔で万歳三唱する様が映し出された。
締めは三石の「月にかわってー?」という呼びかけに「おしおきよー!」と客席が応え、会場がひとつに。なおミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の新作は、今秋AiiA 2.5 Theater Tokyoほかにて上演されることが明らかになった。おさBUが「ウラヌスとか、ネプチューンとか、出てくるだろうなという感じ」とコメントすると大きな歓声が起き、イベントは幕を閉じた。
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- アニメ:美少女戦士セーラームーン20周年プロジェクト公式サイト
- AnimeJapan 2015
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