「神様はじめました」は、神様の仕事を任された女子高生・奈々生と、彼女に仕える神使・巴衛を中心に描かれるラブコメディ。公開稽古の前に行われた囲み取材には、桃園奈々生役の寺島咲、巴衛役の八神蓮、鞍馬役の南圭介、瑞希役の高崎翔太、鬼切役の加藤真央、虎徹役の高岡裕貴、鳴神姫役の川上ジュリアが登場した。稽古場の様子について八神は「今どき稽古に1カ月もとらない舞台も多い中、1カ月半も稽古をしました。キャストが総勢34名くらいいるんですけど、この1カ月半の間に8回くらい出演者の誕生日を祝ったり」と、和気あいあいとしたカンパニーの舞台裏を紹介。今作がミュージカル初経験となる寺島は「最初は大丈夫かなって感じだったんですけど、1カ月稽古をしてきて馴染んできました。最初から最後まで2時間近く通して芝居するってことが映画とかだとなかなかないので、楽しいです」と話す。
また高崎は役衣装について「こういう格好をすると身が引き締まりますね」とコメント。「人気の原作ですが、原作に忠実にがんばってきたことも多いので。恐いもの見たさで観に来てくれたら、賛否両論できると思います!」と原作ファンに訴えた。ビジュアル系アイドルの烏天狗・鞍馬を演じる南は、「鞍馬の時間というのがありまして(笑)。観に来てもらえたらわかるんですけど。個人的にはそこを観ていただけたらと思っています」とライブシーンの期待を煽る。
見どころのシーンについて尋ねられると、八神は「殺陣ですかね。あとは遊郭のシーンがあるんですけど、自分ではあんまり行ったことがないので(笑)。女性陣とイチャイチャするのがちょっと楽しいなーと」と話し、すかさず高崎に「何言ってんの?」とツッコまれていた。また「普通、ミュージカルだと説明を込めた歌だったりするけど、割と内面を歌っていることが多くて。歌の前で殺陣をやっていたり、普通は分けられるところがごっちゃになっているので。秦(建日子)さんならではかなと」と、独特の演出をアピールする。
また寺島は、ミカゲ役の声で石田彰が出演していることについて「声だけなのに、本当にそこにいるみたい」と絶賛し、見どころについては「奈々生はいつも周りに翻弄されてるんですけど、最後にビシッと決めるところがあるので、そこを観ていただきたい」と語っていた。
「神様はじめました THE MUSICAL♪」は3月21日より29日まで上演。奈々生が巴衛と出会う序盤など原作の名場面をふんだんに盛り込みながら、目まぐるしい展開のストーリーが繰り広げられていく。“アンサンブル”と称された約20名のサブキャストたちによる重層的なハーモニーとダンスや、映像を使用した演出、激しいアクションにも注目したい。
「神様はじめました THE MUSICAL♪」
期間:2015年3月21日(土)~29日(日)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
脚本・演出:秦建日子
キャスト:寺島咲、八神蓮、南圭介、高崎翔太ほか
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Simona Stanzani 詩文奈 @simona_com
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