イベントには荒北靖友役の鈴木拡樹、福富寿一役の滝川英治、東堂尽八役の北村諒、新開隼人役の宮崎秋人、泉田塔一郎役の河原田巧也、真波山岳役の植田圭輔、黒田雪成役の秋元龍太朗、鳴子章吉役の鳥越裕貴、金城真護役の郷本直也、御堂筋翔役の村田充、そして演出と脚本を手がけた西田シャトナーが登壇した。
ジャンケンで勝ったキャストが行うという前説には、東堂役の北村が登場。「北村諒を見に来たという人は手を挙げてください」「もっといるでしょ! みんな全員手を挙げてみて」と観客を煽りステージを温めると、荒北役の鈴木は「今日は北村くんを見に来ていただいてありがとうございます」と挨拶し客席を笑わせる。
それぞれキャストの名シーンを振り返るコーナーでは、まず東堂尽八がスクリーンに映し出される。すると北村は「カッコいい人が映ってましたね」と東堂顔負けの発言。真波役の植田も「ペダリングがきれいで、東堂をやるために生まれた人なんだなと」と東堂の異名「スリーピング・ビューティー」に触れつつ、最初のワークショップですぐにペダリングをマスターしたことを明かす。その秘訣を聞かれると北村は「天の才でしょうね」と、またしても東堂のような発言をして会場を沸かせていた。
続いて紹介されたのは、植田演じる真波山岳の名シーン。植田は真波に加えて演じた舞台オリジナルのキャラクター・寮長の役に思い入れがあると語る。西田も、植田が寮長の芝居をしながらほかのキャストの着替えなどのタイミングを計りつつセリフのタイミングを変えていたことを明かすと、荒北役の鈴木もスタンバイが間に合わなさそうなときに、寮長のセリフに助けられたと語る。常にキャストが走り回り、コンディションを整えなければならないシーンも多いペダステならではのエピソードだ。
そして金城真護の名シーンは、郷本の演技の振り幅を感じさせるセレクト。シリアスな金城から、泉田の筋肉・アンディを演じたシーン、会場を沸かせるコール&レスポンスなど、1人が何役も演じるペダステだからこそのシーンが選ばれていた。
西田は御堂筋について言及。2日目終了後には意気消沈し「弱虫ペダル」から絶対悪がいなくなってしまうも、3日目には悪魔のような御堂筋が帰ってくる。実はこのシーン、御堂筋役・村田の提案により取り入れられたという。BGMについても「逆再生した音楽のような気持ち悪い音」というリクエストをすると、次の日にはBGMが出来上がってきたことも明かした。
最後に3月から行われる舞台「弱虫ペダル インターハイ篇 The WINNER」への意気込みを、各校を代表して金城役の郷本、福富役の滝川、御堂筋役の村田が語る。郷本は「『3日目まで走り切る』と思ってたんですけど、3日目がゴール地点じゃない」「3日目はもちろんなんですけど、いつも通りいいものづくりをして挑みたい」と自らを奮い立たせていた。
舞台「弱虫ペダル インターハイ篇 The WINNER」は、3月6日より東京・日本青年館で上演され、その後、大阪・シアターBRAVA!、福岡・キャナルシティ劇場へと巡回する。
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