「テニスの王子様」で知られる
「ネルフェス2014 in 武道館」は、演劇の企画や制作を手がけるネルケプランニングの設立20周年を記念したイベント。司会はアニメ「テニスの王子様」で河村隆役を演じた川本成が務め、許斐のほかミュージカル「テニスの王子様」「學蘭歌劇『帝一の國』」、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」のキャストなど、これまでネルケプランニングがプロデュースしてきた作品のキャストや、関係者が一堂に集った。
「テニスの王子様」の演目では、テニミュのキャスト陣が「Jumping up!High touch!」「WE ARE ALWAYS TOGETHER」を、アニメで越前リョーマ役を担当する皆川純子が「風に乗っかって」をそれぞれ披露する。そして皆川が「『テニスの王子様』は、この方がいなければ生まれませんでした。次は許斐剛先生です」と紹介すると、許斐が自身で作詞と作曲を手がけたデビュー曲「テニプリっていいな」を歌いながら客席から登場した。
割れんばかりの大歓声の中、許斐はステージへと移動しパフォーマンス。歌唱後に川本が「ステージの下から登場したりゴンドラで出てきたこともありましたが、今回は客席からですよ。次はどうします?」と問いかけると、「(演出は)どんどん進化していくんだよ。次は水上バイクで(笑)」と茶目っ気を見せつつコメントした。
また許斐は神戸と埼玉で今月開催される「ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2014」と「新テニスの王子様」を原作とした新作OVA「vs Genius10」のプロモーション映像を観客とともに鑑賞。「(キャラクターが出てきた時の声援で)誰が人気かわかっちゃうよね」との映像を観ての許斐の感想に、川本は「それ言われると悲しくなっちゃうな(笑)」とうなだれていた。その後許斐は同じく作詞と作曲を手がけた「フェスティバルは突然に」を皆川とデュエット。最後に皆川、テニミュのメンバーとともに「Love Festival」を歌い上げる。
ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」のステージには、セーラームーン役の大久保聡美、セーラーマーキュリー役の小山百代、セーラーマーズ役の七木奏音、セーラージュピター役の高橋ユウ、セーラーヴィーナス役の坂田しおりが出演し、ミュージカルナンバー「We are the Pretty Guardian」「愛のStarshine」の2曲を披露する。その後5人の「タキシード仮面様ー!」の掛け声とともにタキシード仮面役の大和悠河が登場。大和は「最後にこの曲を全員で歌いたいと思います。みなさんきっとご存知だと思うので一緒に歌ってください」と語り、8000人の観客とともに6人はテーマソングの「ムーンライト伝説」を熱唱した。
「學蘭歌劇『帝一の國』」からは、赤場帝一役の木村了、父親の譲介役・大堀こういちらが参加。木村は相棒の榊原光明役を務める三津谷亮ら、海帝高校のメンバーが参加していないことをぼやきつつも、大堀とともに息の合った寸劇を繰り広げ会場を笑いの渦に包んだ。
フィナーレでは全出演者とともにネルケプランニング代表取締役の松田誠氏が登場。10年後にネルフェスを再度開催することを宣言し、大盛況の中イベントは幕を閉じた。
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許斐剛、ネルケのフェスに客席から登場し自作曲熱唱。皆川純子とデュエットも - コミックナタリー http://t.co/MAkLjRuwWh