ステージにはシルバーミレニアムをイメージしたセットを設置。スクリーンに過去のアニメ映像や原作のイラスト、そして新アニメの映像が映し出されるたび、会場を埋め尽くした女性客から悲鳴にも似た歓声が起こる。そして三石琴乃演じる月野うさぎが「今日は私の誕生日!これまでいろんな敵と戦ってきたけど、今日くらいはみんなと楽しく過ごしたいな」とアナウンスし、イベントの幕が開いた。
女性ファッション誌ViVi(講談社)とコラボレートしたこのイベントでは、ViViモデルがセーラー戦士をイメージした衣装で登場。トリンドル玲奈はセーラームーン、玉城ティナはマーキュリー、河北麻友子はマーズ、マギーはジュピター、八木アリサはヴィーナスをモチーフとした装いで、悪役と戦うアクションとランウェイを融合させたショーを展開した。
またミュージカル「美少女戦士セーラームーン ~Petite Etrangere~」のキャストによるミニライブでは、「白月五人娘」と「We are Pretty Gurdians」を披露。「白月五人娘」では、昨年上演されたミュージカル「美少女戦士セーラームーン -La Reconquista-」ではなかったセーラーマーキュリーのパートも初披露された。「セーラームーン」ミュージカルの世界にずっと憧れていたというマーキュリー役の小山百代は、感極まって涙する場面も。
新アニメ「美少女戦士セーラームーン Crystal」でオープニング主題歌とエンディング主題歌を歌唱するももいろクローバーZは、セーラー戦士をイメージした新衣装で登場。「ムーンライト伝説」「タキシード・ミラージュ」を披露した後、三石琴乃によるカウントダウンが流れ、「Crystal」の第1話が初上映された。イベント終盤では、ViViモデル5人がセーラームーンTシャツを着て再登場。また影ナレを務めていたタキシード仮面役の野島健児もステージに現れ、会場を盛り上げた。
イベント前に行われた囲み取材には、ももいろクローバーZとアニメを手がけた境宗久監督、ViVIモデル5人、ミュージカルのキャスト5人が登場。17年ぶりの新作となるアニメについて境監督は、「スタッフ、キャスト一丸となって、魂込めて作っています。ももクロさんの歌うオープニングと僕らの映像が一緒になっているのを楽しんでいただけたら」と意気込みを見せる。また百田夏菜子から「なんで(主題歌に)ももクロを選んだんですか?」と問われると、監督は「元気で、女の子の憧れの世界観(が共通するから)」と返答。玉井が「私たちの曲、歌えますか?」と促すと、ももクロに乗せられて監督が主題歌を口ずさむ場面も。
そして8月21日から東京、9月5日から大阪で上演される新作ミュージカル「美少女戦士セーラームーン ~Petite Etrangere~」について、キャスト陣が意気込みをコメント。セーラームーン役の大久保聡美は「ブラックムーン編ということでちびうさやプルートなどをはじめ、新たなキャラクターも登場します。チーム一丸となってがんばっていきますので、みなさんよろしくお願いします」、マーキュリー役の小山百代は「小さい頃からセーラームーンミュージカルを見て育ってきました。ずっと憧れてきた舞台に出演できるということで、稽古に一生懸命励んでいきたいと思います」、マーズ役の七木奏音は「今日のステージをきっかけに劇場に足を運んでもらえるよう頑張りたい」、ジュピター役の高橋ユウは「今年は大阪でも公演をさせていただくので、関西のお客さまにも魅力と感動を届けられたら」、ヴィーナス役の坂田しおりは「タキシード仮面役の大和悠河さんをはじめ、素敵なキャストのみなさんがどのように演じられるのか、私自身も楽しみです」と締めくくった。
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