川崎をメインロケ地として撮影が行われた映画「1/11 じゅういちぶんのいち」。この縁により同映画館で試写会が行なわれる運びとなった。イベント前に実施された舞台挨拶には、主演の安藤ソラ役を務めた池岡亮介、若宮四季役の竹富聖花、片岡翔監督が登壇。半袖半ズボンのユニフォーム姿で登場した池岡は開口一番「暖かくなってきたとはいえ、この格好はやっぱり寒い!」と語り、観客の笑いを誘った。
片岡監督は「幼い頃に住んでいた川崎で舞台挨拶ができてほんとうに嬉しい」と感無量の様子。池岡は印象に残った撮影地として登戸の河川敷を挙げ、「河川敷にいた猫を竹富さんと2人でよく観察していました」「実は僕が見ていたのは、猫を見る竹富さんの横顔なんですが」と告白し、竹富を驚かせる一幕も。
ここでサッカー部のコーチ役を演じた、元サッカー日本代表で現横浜FC監督の山口素弘氏がゲストとして登場。「緊張の連続で、片岡監督の指示通りに喋るという感じでした」と山口氏が述懐すると、サッカー少年だったという片岡監督が「山口さんはスター選手でしたし、僕のほうが緊張しましたよ」と苦笑いを浮かべた。
また本作が長編初監督作となる片岡監督は、映画について「いろいろな人に支えられて出来上がった作品です。映画を観終わったあとに少しでも持ち帰ってもらえるものがあれば」とコメント。最後に竹富が「新生活が始まる春にぴったりな、観た人の背中を押してくれる映画です」、池岡が「若いキャストが多い作品なので、その熱さを感じてください」とそれぞれアピールし舞台挨拶は幕を閉じた。
「1/11 じゅういちぶんのいち」は、ジャンプスクエア(集英社)にて連載されているサッカーを通じてさまざまな人間模様を描き出す連作シリーズ。映画は4月5日よりシネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎ほかで公開される。なおコミックナタリーでは公開に先がけて特集ページを展開。原作者の中村、片岡監督、担当編集の小菅隼太郎氏による座談会を掲載中だ。
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