竹宮は1950年徳島県生まれ。1968年にマンガ家デビューし、「風と木の詩」「地球へ…」で小学館漫画賞を受賞した。2000年からは京都精華大学の教員となり、2008年から4年間、マンガ学部長を務めた。
竹宮惠子による就任のあいさつ
思いがけないことになり、自分で役に立つのか心配しながらの就任となりました。京都精華大学は他大学と違うところがたくさんあり、今回の自由選挙についても「珍しい」と思われた方も多いと思います。職員も教員も平等に選挙権を持ち、従って、学長も一般の教員も大きな差がないのがこの大学の特徴です。ご多分に漏れずこの大学も改革を求められておりますが、私がマンガ家であり、実務をこなす業界にいたことが役に立つとすれば、良きにつけ悪しきにつけ結果を出し、その結果を持って次に踏み出すという極めてわかりやすい方法論と、高い理想を掲げて、その理想からのトップダウンを目指す体質であるということでしょうか。
マンガ学部のことだけではなく大学全体のことを目配りする立場になり、他分野についてはまだよく知らないことも多いのですが、知らないということは「素直に学べる」ということでもありますから、各分野の方々にしっかり相談して前進して行きたいと考えております。皆様のご指導、ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。
2013年12月12日 竹宮惠子
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