コミックナタリーが毎週土曜日に掲載している週間アクセスランキング。ここではその拡大版として、年間アクセスランキングトップ50とともに、2022年のマンガ・アニメを振り返る企画「今年のコミックナタリー」をお届けします。集計期間は1月1日から12月28日まで。同期間に公開したニュース記事は1万1539本ありました。
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年間アクセスランキング 1位~10位
1. 映画「ドラゴンボール超」ピッコロが“潜在能力解放”で新たな姿に!予告でお披露目
2. 山田金鉄「あせとせっけん」TVドラマ化!佐藤寛太&大原優乃W主演で2月より
3. 宮本侑芽が一時休養、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」ニカ・ナナウラ役など
4. 「HUNTER×HUNTER」王位継承編にあたる340話から370話まで無料公開
5. 末次由紀「ちはやふる」が49巻で完結、2日間限定で47巻分を無料公開
6. 市川春子「宝石の国」連載再開を記念しコミックDAYSで全話無料公開、1万分限定で
7. 「ハイキュー!!」の新作読切「特別番外編 祭り再び」が、本日発売のジャンプで
8. 「月曜日のたわわ」全面広告が日本経済新聞に「不安を吹き飛ばし、元気になってもらうため」
9. 「ゴールデンカムイ」4月28日発売のYJで完結!最終話も含む全話無料公開も実施
10. 35歳にして魔法少女になったOLの奮闘を描くコメディがYKブルで
年間アクセスランキングで1位になったのは、4月22日に公開された映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」関連の記事。ピッコロが眠っていた力を発現させた姿、その名も“ピッコロ(潜在能力解放)”がこのときのニュースで初披露となった。
そのほか「ちはやふる」「ゴールデンカムイ」と人気作の完結間近に行われた全話無料公開、長期休載していた「HUNTER×HUNTER」「宝石の国」が連載再開記念で実施した無料公開が上位に集まっている。
「ハイキュー!!」は今年10周年企画を多数展開。7位にランクインした記事をはじめ、その多くが話題を呼んだ。
10位のニュースは三倉ゆめの新連載「魔法少女♡三十路」がスタートしたときのもの。雑誌の新連載を伝えた記事としては、今年最も注目を集めたものとなった。
年間アクセスランキング 11位~20位
11. 「呪術廻戦 0」入場者プレゼント第2弾は乙骨憂太の“純愛”ビジュアルボード
12. ドラマ「大奥」徳川綱吉×右衛門佐編キービジュアル、2人の情熱と恋心の駆け引き
13. 謎の少女はシャンクスの娘、「ONE PIECE FILM RED」特報&設定画公開
14. 嶺内ともみが今年で声優業の廃業を発表「メイドラゴンS」「ウマ娘」などに出演
15. 「パプリカ」を日テレで放送、2006年に公開された今敏監督最後の映画作品
16. 結婚生活の限界と断罪と描く短編シリーズ「極限夫婦」月刊アクションでスタート
17. 「プリキュア」新作タイトルは「ひろがるスカイ!プリキュア」、シリーズ第20弾
18. 舞台「呪術廻戦」虎杖悠仁役は佐藤流司!全キャスト、ビジュアル公開
19. アニメ「ONE PIECE」映画連動回を放送、ルフィ・ウタ・シャンクスの出会い描く前日譚
20. 映画「鋼の錬金術師」撮影現場のエドやアルを荒川弘が描く、入場特典イラスト公開
8月6日に封切られた「ONE PIECE FILM RED」は動員1350万人超、興行収入は187億円を突破。2022年に日本で最もヒットした映画となった。現在もその記録を伸ばし続けており、年末の歌番組にウタが多数出演したこともあって、年が明けてもしばらくこの勢いは続きそうだ。なおウタは今夜放送となる「NHK紅白歌合戦」にも紅組歌手として出演する。
16位の「極限夫婦」の記事は昨年12月25日に公開されたものだが、電子書籍サイトの広告などで見かけ、気になって検索した人が多いのか、6月から9月にかけてよく読まれた。
2023年1月10日に放送が始まるドラマ「大奥」、「プリキュア」シリーズの第20弾となる「ひろがるスカイ!プリキュア」と、来年初頭の注目作もランクイン。2023年もマンガ・アニメファンを楽しませてくれる作品がたくさんありそうだ。
ちなみにコミックナタリーでは、1月から放送の始まるアニメを一気にチェックできる「2023年冬アニメ作品まとめ」も公開している。
年間アクセスランキング 21位~30位
21. 「ヒロアカ」世界累計発行部数6500万部突破、33巻記念に描き下ろしピンナップ配布
22. ドラマ「岸辺露伴」第3弾、ジャンケン小僧と露伴のシーンなど場面写真公開
23. 「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」が次にくるマンガ大賞のWebマンガ部門1位を獲得
24. 「その着せ替え人形は恋をする」顔を赤らめる海夢描いたポスターがヤンガン付録に
25. ちいかわ声優は10歳の青木遥!ハチワレ役は11歳の田中誠人、うさぎ役は小澤亜李
26. TVアニメ「宝石の国」全話を一挙無料公開、約2年4カ月ぶりの新刊発売記念
27. 「うる星やつら」完全新作でTVアニメ化!あたる役は神谷浩史、ラム役は上坂すみれ
28. ごはんは笑顔!菱川花菜、清水理沙、井口裕香が“デリシャスパーティ♡プリキュア”に
29. 次にくるマンガ大賞2022、コミックス部門1位はつるまいかだ「メダリスト」
30. ドラマ「大奥」徳川家光×万里小路有功編キービジュアル、“はじまり”をコンセプトに
8月に発表された次にくるマンガ大賞の結果を伝えた記事が、コミックス部門・Webマンガ部門ともにここでランクイン。コミックス部門1位は「メダリスト」、Webマンガ部門1位は「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」が受賞している。
ここでいくつかのマンガ賞を振り返ってみると、3月発表のマンガ大賞では「ダーウィン事変」、4月発表の手塚治虫文化賞では「チ。―地球の運動について―」がそれぞれ大賞に輝いた。12月発表「このマンガがすごい!2023」ではオトコ編1位に「光が死んだ夏」、オンナ編1位に「天幕のジャードゥーガル」が選ばれている。こうした受賞記事はこちらの「受賞」タグからまとめて読むことができる。
年間アクセスランキング 31位~50位
31. 「ハイキュー!!」劇場版総集編を10月に2本立てで上映、11月には「血界戦線」
32. 新作アニメ「るろうに剣心」弥彦&左之助のビジュアル公開、キャストは明日発表
33. よしながふみ「大奥」2023年1月にNHKでドラマ化、脚本は森下佳子が担当
34. アニメ「SHAMAN KING」続編制作が決定、スポット映像と“ありがとうビジュアル”公開
35. マンガ大賞2022、ノミネート10作品が決定
36. 映画「ゆるキャン△」特報、大人になったお馴染みのメンバーがキャンプ場を作るため再集結
37. SPY×FAMILY、マツキヨとココカラで夏の装いのフォージャー家グッズもらえる
38. 「るろうに剣心」新作アニメ来年ノイタミナで放送!剣心役を斉藤壮馬、薫役に高橋李依
39. 「惑星のさみだれ」TVアニメ化!今夏放送、構成・水上悟志「原作の最後までやります」
40. 異世界おじさん、グランバハマルではなく「便利屋斎藤さん」の世界へ
41. 「ルパン三世 カリオストロの城」2週間限定で全国上映、クラリスの結婚式を記念し
42. ちいかわ×パルコのコラボカフェ第2弾「ちいかわ飯店」中華要素を取り入れたメニュー
43. 「ゆるキャン△」TVアニメ3期が制作決定!あfろのお祝いイラスト到着
44. ドラマ「大奥」徳川吉宗×水野祐之進編キービジュアル公開、“自立”がコンセプト
45. TVアニメ「呪術廻戦」第1期再放送に向け“呪胎戴天編”ビジュアル公開
46. 集英社、講談社、小学館、KADOKAWAがクラウドフレア社を提訴
47. ヒロアカ無料公開が来た!アニメ6期まで追いつける合計258話を本日より
48. 「バキ道外伝」猪狩完至の“その後”描いた読切、病床に伏せる猪狩が語ったこととは
49. セーラームーン30周年プロジェクト始動!大展覧会が開催決定、ANNA SUIやUTコラボも
50. 映画「キングダム2」羌瘣役は清野菜名、3カ月に及ぶトレーニングを積み重ねてシンクロ
31位から50位まで一気に見ると、複数ランクインしていたタイトルは、2023年に「ノイタミナ」枠で放送予定の新アニメ「るろうに剣心」と、今年アニメ映画が公開され、TVアニメ3期の製作決定も発表された「ゆるキャン△」。ドラマ「大奥」はここでも複数登場し、50位までに計4本のニュースがランクインする結果となった。
「ちいかわ」は42位にランクインしたカフェコラボをはじめ、GUなどのアパレルブランドやチャルメラといった食料品、「ちはやふる」「僕のヒーローアカデミア」「東京卍リベンジャーズ」などの人気マンガと、多数のコラボレーションを展開。25位にもTVアニメ「ちいかわ」の記事がランクインしていたが、アニメの放送がスタートしたこともあり、さまざまな方向で2022年のニュースを賑わせてくれた。
年間アクセスランキング(コラム) 1位~10位
1. 海賊版サイトの現在地 Vol.1(前編) 漫画村が消え、漫画BANKは閉鎖。海賊版対策は進んだ。だが、状況は悪化している
2. マンガ家の"うちの子"自慢 第2回 松本ひで吉の“うちの子”自慢
3. 「おもしれー女」について考える
4. マンガ家の"うちの子"自慢 第1回 盆ノ木至の“うちの子”自慢
5. 書店員と振り返る、マンガ大賞15年
6. Vがマンガを語る枠 第1回 月ノ美兎(にじさんじ)のマンガ遍歴
7. 「遊☆戯☆王」シリーズのデュエル構成・彦久保雅博に聞く、熱き決闘の舞台裏
8. 天上天下唯我独尊 鶴ぼ~ちゃんのアニメPへの道 第3回(前編) アフレコ現場に初めてやってきた俺、音響監督がこんなにファンキーなんて聞いてないんだが?
9. なぜ令和に「ボボボーボ・ボーボボ」を放送するのか? 「アニおび」プロデューサーに聞いてみた
10. 天上天下唯我独尊 鶴ぼ~ちゃんのアニメPへの道 第3回(後編) アフレコ現場に初めてやってきた俺、あの小林裕介さんに演技レッスンしてもらえるって現実ですか?
2022年は約90本のコラムを公開。1位になった「海賊版サイトの現在地 Vol.1(前編)」は昨年12月、3位の「『おもしれー女』について考える」は昨年10月に公開したものだが、長く読まれ2022年の上位となった。
2位、4位にランクインした「マンガ家の"うちの子"自慢」は、マンガ家に“ペット自慢エピソード”を寄せてもらうというもので、現在第20回まで公開中。そのほか連載コラムだと、JO1の鶴房汐恩がアニメ作りを学ぶ「天上天下唯我独尊 鶴ぼ~ちゃんのアニメPへの道」が2本ランクインしている。
バラエティに富んだコラムの数々はコラムページから読むことができる。この12月末に始動した新シリーズもあるので、こういったコラムが来年のランキングを賑わせるかもしれない。
本年もコミックナタリーをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。2023年もコミックナタリーをよろしくお願いいたします。
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【今年のコミックナタリー】2022年の注目ニュースを振り返る
2022年のマンガ・アニメ関連ニュースを、コミックナタリーの年間アクセスランキングトップ50とともに振り返る企画をお届けします。
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