RGGスタジオが送るドラマチックアドベンチャーゲームシリーズ「龍が如く」の舞台化が決定。“大人向けのエンタテインメント作品”というコンセプトのもと、2005年に誕生した「龍が如く」では、巨大歓楽街を舞台に、策謀渦巻く裏社会へと足を踏み入れた男たちの人間模様が描かれる。
脚本を米山和仁、演出を西田大輔が手がける「舞台『龍が如く』-神室町八犬伝-」では、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」の要素を取り入れた舞台オリジナルストーリーが、アクションを交えた演出で紡がれる。また本作には、原作のシリーズ20周年を記念して実施されたキャラクター総選挙で選ばれた上位10人のキャラクターが登場。総選挙で第2位にランクインした桐生一馬役を宇野結也、第1位を獲得した真島吾朗役を菊池修司が演じる。このたびステージナタリーでは、原作ファンから高い人気を誇る桐生と真島を演じる2人に、公演にかける思いを聞いた。
取材・文 / 興野汐里撮影 / ヨシダヤスシ
ヘアメイク / 平野仁美[宇野結也]、車谷結(zhoosh)[菊池修司]スタイリスト / 吉田ナオキ
宇野は“良い兄貴”、菊池は“可愛い後輩”
──宇野さんと菊池さんは今回、背中に入った龍の刺青から“堂島の龍”の異名を持つ伝説の極道・桐生一馬、“嶋野の狂犬”と呼ばれ恐れられている隻眼の極道・真島吾朗をそれぞれ演じます。桐生と真島は、「龍が如く」シリーズに登場する極道組織・東城会を支えてきた“因縁”の間柄。宇野さんと菊池さんも、これまでに多数共演経験があるほか、2026年6月現在も同じ舞台作品に出演されていますね。
宇野結也 今回の「舞台『龍が如く』-神室町八犬伝-」で9本目になるかな?
菊池修司 そのくらいになりますね。だからもうお互いの人となりはよく知っているつもりです(笑)。
宇野 まだまだあると思うよ! 俺の知らない部分(笑)。
菊池 えー!(笑) 自分から見た結也くんは、まさに“良い兄貴”という感じですね。頼りたいときは思い切り頼らせてくれるし、自分の力だけでがんばろうと思ったときは、優しく見守ってくれる“良い兄貴”。年下の自分からも気軽にご飯に誘えるような、フラットな関係でいさせてくれるところが結也くんの素敵なところだと思います。
宇野 自分自身、先輩先輩したくないというのもあるし、どんな人にも1人の人間として接したいという思いがあって。修司と初めて一緒に仕事をしたのは、彼が主演を務めるシリーズものの舞台だったと思うんですが、修司は自分より年下ということもあって、最初はみんなから可愛がられている後輩というイメージがありました。でもどんどん逞しくなっていって、その過程を見ることができたのが個人的にすごく感慨深かったです。プライベートだと、一緒にキャンプに行ったよね?
菊池 あー! 行きましたね! 懐かしいなー!
宇野 たしか修司は途中から参加したんだったよね。めっちゃ楽しかったなー。
男が憧れるカッコいい男たちが登場する「龍が如く」
──若い頃から舞台で活躍されているお二人ですが、共に三十代になり、俳優としてさらに円熟味が増してきたこの時期に、桐生と真島という大人の魅力あふれるキャラクターを演じます。今回「舞台『龍が如く』-神室町八犬伝-」に出演するにあたって、どのようなところを意識したいと考えていますか?
宇野 まずは見た目に説得力を持たせることが大事だと思っていて、本番に向けて増量しつつ、筋トレと格闘技をやっています。筋トレと格闘技は仕事がきっかけでやり始めて、趣味程度で続けていたのですが、今ガッツリ取り組んでいます!
菊池 三十代になったタイミングで舞台「龍が如く」という作品に出演させていただけるのは、二十代では出せなかったものを表現できる、すごくありがたい機会だなと。皆さんも同じだと思うんですが、真島って上裸にジャケットを羽織っているイメージがあるじゃないですか。ジャケットから覗く腹筋もある意味で“真島の顔”だと思うんです。なので、自分も結也くんと同じく、身体作りをしてビジュアル撮影に臨みました。ほかの作品でもそうですが、原作もののキャラクターを演じる際には、外見的にも少しでもそのキャラクターに近づけたらと思って臨んでいます。
宇野 一馬ってビジュアルがカッコいいだけでなく、内面的にも“男が憧れる男”だと思うんです。人生のこういう局面でこういう選択ができて、こういう言葉が言えて、実際に行動に移せる人って素敵だなという、理想の集合体が“桐生一馬”という存在なんじゃないかな。でも、少し抜けている部分もあって、決して完璧な人間ではない。そういうところを含めて僕は一馬という人間が好きですね。今まで出会ってきた素敵な方々に心を動かされた体験を一馬のセリフに乗せて、舞台で届けられたらと思っています。
菊池 「龍が如く」にはさまざまな葛藤を抱えた人物が多く登場しますが、真島はほかのキャラクターとは少し違った描かれ方をしているんじゃないかと思っていて。普段は飄々としている真島の本心が垣間見えた瞬間、特に彼の魅力を強く感じるので、自分が演じるうえでも、そういったところを上手く表現できたら良いなと思います。
2人が気になるキャラクターは…
──「舞台『龍が如く』-神室町八犬伝-」には、「龍が如く」シリーズ20周年記念キャラクター総選挙で上位にランクインした10人のキャラクターが登場します。同ランキングでは、真島が第1位、桐生が第2位に輝きました。そのほかにも、春日一番、錦山彰、冴島大河、堂島大吾、エリック・トミザワ、東徹、峯義孝、杉浦文也といった人物が登場しますが、ご自身が演じる桐生、真島以外で魅力的だと感じるキャラクターはいますか?
菊池 僕は冴島ですね! 自分が小さい頃、いとこが「龍が如く」をプレイしているのを見ていたんですけど、冴島が主軸を担う場面がとても印象に残っていて。冴島は良い意味で主人公らしくないキャラクターじゃないですか。かつて兄弟分だった真島と冴島の関係を追っていくうちに、強い絆で結ばれていることがわかって、この2人の関係性もすごく素敵だなと思いました。
宇野 自分は杉浦かなあ。「龍が如く」の登場人物はイカつい見た目のキャラクターが多いですが(笑)、ほかの登場人物とは一線を画す、杉浦のシュッとしたビジュアルに惹き込まれました。あとは、一馬と同じ孤児院で育った錦もすごく魅力的なキャラクターだと思います。
菊池 わかります! 錦、良いですよね。
宇野 錦と距離が近い一馬を演じるからなのかもしれないけど、錦に感情移入してしまうんだよなあ。
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演出家・西田大輔をギャフンと言わせたい!



