劇団民藝の俳優・
PLAYINは、印南と西本が「所属劇団の枠を超えた芝居を創ろう」という思いで立ち上げたもの。旗揚げ公演となる「十五番街のマリー」は
ヒッチハイクでとある街に逃げてきた男・蒼井と万引き衝動に悩む主婦・マリーの世界は共鳴し合い、つながっているようだが……。
上演に向けて印南は「今回『どうしても西本由香さんと芝居がしたい』という動機からラボ的なユニットを立ち上げました。山崎元晴さんの台本というキッチンで、西本由香さんの演出というシェフのもと、文学座、民藝、東京芸術座の役者という食材たちがどんな料理になるのか、ぜひ、劇場にて目劇(もくげき)、体感、召し上がっていただけましたら幸いです。新劇の老舗と言われる劇団出身者たちが織りなす『ナンセンス』ぜひお楽しみください」とコメント。
西本は「先日量子力学を扱った芝居を見たあと、三島由紀夫の『豊饒の海』を読んでいたら、なんだか両者はどうも近しいことを言っている気がする、と思えてきました。大乗仏教に由来するらしい観念的な世界認識と、この世のもっとももっとも小さい世界まで分け入って、その仕組みを解き明かそうとする物理学の世界がこうもつながって見えるとは。『存在』というものの危うさと確かさ、と言ってもいい、『ある』ことと『ない』ことが同居している、それは同居し得るということ。『ナンセンス』からスタートしてそんなところにいけるといいなぁ、と先日元晴さんには夢を語ってみました」と振り返る。
山崎は「印南さんと西本さんの声のもと、文学座と民藝と東京芸術座からとても頼もしい俳優さん達が集まりました。このしっかりとした座組で、突拍子もないナンセンスをやってみようというのが今回の企画です。しかし、『ナンセンス』とは何かと聞かれても、僕も正直あまりよくわかっていません。ひとまず、いまは下記のようなことを考えながら書き進めています。登場人物たちが、自分たちでも説明つかない状況に陥り、なんとかそこから脱却するために、またよく分からない方向に進んでいく。こうして見ると、大変リアリティのあることのようにも感じられてきます。今の時代そのままじゃないかという気もします。しかしやはりナンセンスなので、風刺にするつもりはありません。ただ、なんの意味もないシチュエーションに放り込まれて右往左往する人々を見て、彼らもどうやら我々と同じ人間のようだぞ、と笑って頂けたら幸いです」と語った。
PLAYIN「十五番街のマリー」
開催日程・会場
2026年8月26日(水)〜9月1日(火)
東京都 雑遊
スタッフ
作:山﨑元晴
演出:
出演
※学生・U-25チケットあり。
フォローして最新ニュースを受け取る
西本由香のほかの記事
タグ
ステージナタリー @stage_natalie
劇団民藝の印南唯と文学座の西本由香が新ユニット始動、旗揚げ公演は山崎元晴の書き下ろし(コメントあり)
https://t.co/GE9nOn0Cyx https://t.co/8GNEeyv8Lv