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今回で7年目を迎える「豊岡演劇祭」は、観光や“まちづくり”と連動した回遊型の演劇祭。「豊岡演劇祭2026」は、9月18日から27日まで兵庫県豊岡市、養父市、香美町、朝来市、新温泉町の但馬地域全域で開催される。本日の記者会見には、「豊岡演劇祭」実行委員会の高宮浩之会長、フェスティバルディレクターの
「豊岡演劇祭2026」には、「豊岡演劇祭」がセレクトしプロデュースする“公式プログラム”、公募によって決定される“フリンジプログラム”をはじめ、公式プログラムに関連したトーク企画やワークショップが行われる“関連プログラム”、「豊岡演劇祭」の来訪者に地域の“人・食・サービス”などを体験してもらう“寄りんせぇプログラム”などがラインナップされている。
高宮会長は「豊岡演劇祭2025」のテーマが「演、縁、宴。」であったことを振り返り、「『豊岡演劇祭2025』の“フリンジプログラム”のエントリー数は232件でした。ご縁がつながって、『豊岡演劇祭2026』の“フリンジプログラム”には485件の応募があり、特に海外からの応募が増え、51の地域から239件のエントリーがありました」と手応えを明かす。また高宮会長は、“公式プログラム”および“国際交流プログラム”にラインナップされている
エグゼクティブプロデューサーの河村からは「豊岡演劇祭2026」のテーマが「ゆっくり、どっぷり、ちゃっかり。」に決定したことが発表された。河村は「今年は開催期間中に5連休があります。皆様に少しでも長く豊岡に滞在していただいて、“ゆっくり、どっぷり、ちゃっかり。”地域のさまざまなものと出会っていただきたいという思いで、この言葉を選びました」と説明した。
続いて、フェスティバルディレクターの平田は「高宮会長もおっしゃっていたように、“フリンジプログラム”への海外からの応募が“爆発”しました。『豊岡演劇祭』を立ち上げた際、5年でアジア最大級、10年で世界的な演劇祭になることを目指していましたが、実際に目標達成が見えてきて少しあっけにとられているところもあります。『豊岡演劇祭』が名実共に世界的な演劇祭になるよう、これからも大事に育てていきます」とコメント。また、平田は「世界の多くの演劇祭、あるいは日本における都市型の演劇祭は、ここ十数年、ボーダーレス、ソーシャルインクルージョン、ポストコロニアリズムなどをテーマにしたコンセプチュアルな演劇祭が主流でした。それはそれで社会的な意義があるのですが、『豊岡演劇祭』はそういった性質の演劇祭ではないことを公言してきました。『豊岡演劇祭』は、観光との結び付きを大切にし、人々が先鋭的なものから少し離れて、しかし世界と触れ合うことができるような演劇祭を目指しています。残念ながら選考からは漏れてしまったのですが、アフリカのある劇団から“フリンジプログラム”に応募があり、同劇団の映像を観たところ、日本の新劇のような作品を上演していて。そこに僕はとても感動し、『豊岡演劇祭』が独自の方法で世界とつながったことを実感しました」と喜びを語った。
その後、プロデューサー陣から各プログラムの説明がなされた。「豊岡演劇祭2026」のメインとなる“公式プログラム”には、「官邸の100時間」のほか、
そして、“公式プログラム”の参加アーティストを代表して、「官邸の100時間」の演出を担うオ・セヒョクが動画を通じて意気込みを語ったほか、スヌーヌー「海まで100年」の作・演出を手がける笠木、西田悠哉 / 劇団不労社「暗黒の喜劇」の作・演出を担う西田があいさつした。笠木は、オ演出の「官邸の100時間」が災害を通じて浮き彫りになった社会の亀裂を描いた作品であることに触れつつ、「私の実家は、東日本大震災の被害を受けた福島県いわき市にあるのですが、『海まで100年』という作品は、今自分がいる場所と世界とのつながりを意識して執筆した戯曲です。その戯曲を今回豊岡で上演することにより、誰かと誰かをつなぐきっかけになれば」と抱負を述べた。なお、「海まで100年」が昨年第69回岸田國士戯曲賞を受賞してから再演されるのは今回が初となる。
過去に「豊岡演劇祭」の“フリンジプログラム”に参加したことがあり、また豊岡での滞在制作経験もある西田は「以前、『豊岡演劇祭』に参加させていただいた際、稽古場に子供たちが通ってくれたりと予期せぬ交流があり、“開かれた演劇祭”の面白さを体感しました。そういった環境の中で、自分たちの作品がどのように受け止められるのか非常に楽しみです」と笑顔を見せる。さらに、西田は「我々は劇団不労社という名前ではあるんですけど、バリバリ働きながら演劇をやっています(笑)。東京に進出して商業的な成功を得る方法もあると思うのですが、我々は京都を拠点に、自分たちなりの活動の仕方を模索しながら演劇を続けてきました。自分が劇団にこだわる理由、京都で活動する理由には、コミュニティに対する関心が大きく、演劇というものは一つのコミュニティのあり方になり得るのではないかと可能性を感じているからです」と地域と演劇の関連性について語った。
加えて、本日の記者会見では、豊岡市の門間雄司市長からのメッセージが司会により代読された。
豊岡演劇祭2026
開催日程・会場
2026年9月18日(金)〜27日(日)
兵庫県豊岡市、養父市、香美町、朝来市、新温泉町の但馬地域全域
ゆうめい 音楽劇「あわせて」
開催日程・会場
2026年7月24日(金)〜26日(日)
東京都 ユーロライブ
2026年8月28日(金)・29日(土)
岐阜県 こどものほんや ピースランド
2026年9月22日(火・祝)〜24日(木)
兵庫県 旧奈佐小学校 弁天社
スタッフ
作・演出・美術・アートディレクション:
音楽:
映像・アートディレクション:りょこ
出演
オ・セヒョク / Never Ending Play「官邸の100時間」
開催日程・会場
2026年9月25日(金)〜27日(日)
兵庫県 芸術文化観光専門職大学 静思堂シアター
スタッフ
原作:木村英昭
作:ファン・ナヨン
演出:オ・セヒョク
市原佐都子 / Q「キティ」
開催日程・会場
2026年9月19日(土)・20日(日)
兵庫県 城崎国際アートセンター
スタッフ
作・演出:
青年団+大阪大学ロボット演劇プロジェクト アンドロイド版「変身」
開催日程・会場
2026年9月25日(金)〜27日(日)
兵庫県 城崎国際アートセンター
スタッフ
原作:フランツ・カフカ
作・演出:
アンドロイド開発:石黒浩
ひょっこりシアター「ひょっこりシアター」
開催日程・会場
2026年9月26日(土)・27日(日)
兵庫県 江原河畔劇場
スタッフ
構成・演出:
んまつーポス「からだ・からだ・からだは毎日語りかけている」
開催日程・会場
2026年9月19日(土)
兵庫県 やぶ市民交流広場 ホール
スタッフ
作・演出:んまつーポス / 高橋るみ子
to R mansion「走れ☆星の王子メロス」
開催日程・会場
2026年9月23日(水・祝)
兵庫県 やぶ市民交流広場 ホール
スタッフ
原作:太宰治「走れメロス」 / サン=テグジュペリ「星の王子さま」
作・演出:スカンクスパンク(江戸川じゅん兵×上ノ空はなび)
西田悠哉 / 劇団不労社「暗黒の喜劇」
開催日程・会場
2026年9月18日(金)・19日(土)
兵庫県 芸術文化観光専門職大学 静思堂シアター
スタッフ
作・演出:
スヌーヌー「海まで100年」
開催日程・会場
2026年9月18日(金)〜23日(水・祝)
兵庫県 豊岡稽古堂 1階
スタッフ
作・演出:
烏丸ストロークロック×但東の人々「但東さいさい」
開催日程・会場
2026年9月19日(土)・20日(日)
兵庫県 久畑 一宮神社
スタッフ
作・演出:
大阪交響楽団×to R mansion 赤ちゃんも大歓迎!子ども大人も楽しめる「ミラクルサーカスハイパー!」
開催日程・会場
2026年9月19日(土)
兵庫県 香住区中央公民館
スタッフ
作・演出:スカンクスパンク(江戸川じゅん兵×上ノ空はなび)
私道かぴ / 安住の地「たぢまのくにの」
開催日程・会場
2026年9月22日(火・祝)
兵庫県 新温泉(浜坂先人記念館 以命亭)
2026年9月24日(木)
兵庫県 香美(帝釈寺)
2026年9月26日(土)
兵庫県 朝来(あさご芸術の森美術館)
スタッフ
作・演出:
JR西日本「うみやまむすび」×芸術文化観光専門職大学×穴迫信一 / ブルーエゴナク うみやまむすび版「愚かなるものたち 宮沢賢治短編集」
開催日程・会場
2026年9月23日(水・祝)〜25日(金)
兵庫県 JR山陰本線 城崎温泉駅、佐津駅、香住駅、餘部駅
スタッフ
原作:宮沢賢治
作・演出:
スタチューパフォーマンス協会×あさご芸術の森美術館「生きている彫刻」
開催日程・会場
2026年9月26日(土)
兵庫県 あさご芸術の森美術館
小菅紘史×中川裕貴「山月記」
開催日程・会場
2026年9月26日(土)
兵庫県 あさごの森図書館
スタッフ
原作:中島敦「山月記」
出演
※初出時より、本文を変更しています。
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