1981年の日本初演より上演が重ねられているホリプロ制作の「ピーター・パン」。今年は、2023年から主演を務めてきた11代目ピーター・パンの
会見の冒頭で行われた歌唱披露では、6曲のメドレーが展開。まずは山﨑が、ピーター・パンの大ナンバー「アイム・フライング」をパフォーマンス。そのエネルギッシュな歌声と豊かな表情で観客の心をつかむと、続く「心優しい羊飼い」で山口と皆本が美しいハーモニーを披露。さらに山﨑と山口が息ぴったりの掛け合いを見せる「ネバーランド」、七瀬の身体能力の高さが光る「モリビトダンス」、内海がすごみを利かせる「フックのワルツ」と、作品を彩るナンバーが次々と歌われ、最後は、登壇キャスト全員が「雄たけびリプライズ」で会場を盛り上げた。
山﨑は「憧れだったピーター・パンを4年間も演じることができて本当に光栄です。『今回が“ラストフライング”です』と告げられたときは寂しさでいっぱいでしたが、いざ稽古が始まると、皆様と作品を作り上げる感覚がやはり楽しくて、今は“ワクワク! ドキドキ! 楽しい!”気持ちでいっぱいです。『これが山﨑玲奈のピーター・パンです!』と胸を張れるよう、すべてを出し切れるように、稽古をしっかりやっていきたい」と自身最後のピーター役に挑む決意を語った。
本作で悪役に初挑戦する内海は「このお話をいただいたときは『まさか自分が!?』と思いましたが、演出の長谷川寧さんから、今回は『(歴代フックの中で)最も速い、“最速のフック”を目指してほしい』と言われたので、持ち前の運動神経を生かして、殺陣やアクションなどをがんばっていきたい。フック船長の少しナルシシズムな部分を出していきながら、カッコいい悪役を目指しますので楽しみにしていてください」と言い、左手に付けられた義手のフックをきらめかせながら不敵な笑みを浮かべた。
山口は「昨年、本当に夢だったウェンディを演じさせていただき、ものすごくうれしかったので、今年も出演できるのがとってもうれしい。今年は、もっと感情の振り幅を広げて、ウェンディがピーターにどんどん惹かれていくところを、より繊細に、丁寧に演じられたら良いなと思っています」と目標を掲げた。
七瀬は、自身が演じるタイガー・リリーがネバーランドで森を守る部族・モリビトのリーダーであることにちなみ、「注目してほしいところはたくさんありますが、やっぱりアクロバティックなモリビトダンス。今年も身体能力の高いメンバーが集まっているので、内海さん演じる“最速のフック”に負けないように、モリビトたちと一緒に全力でがんばりたい」と見どころをアピールした。
皆本は、母親役を演じるのが今作が初めてとなるが、「稽古が始まってみると、子役の4人が本当に無邪気でかわいい。と思っていたら、私よりも内海さんのほうがデレデレになっていて(笑)。子役たちが何をやっても『そうだね、そうだね』『すごいね!』ってすっごく甘いパパになっているので、私は、一歩引いて家族をまとめて、旦那様をうまく転がしていけるような(笑)、しっかりした母親になれたら」と笑顔を見せた。
長谷川は「4年間、毎年新しいテーマを設けてきましたが、今年のテーマは“鏡”。人間誰もがどこかにピーター・パンの要素を持っていると思うので、いろいろなキャラクターが、お客様にとっても我々にとっても、合わせ鏡のように存在していたら面白いのではと。『ピーター・パン』自体が何十年もの歴史を積み重ねた集合知のようなものですが、今年は自分なりの“ベスト盤”を出したい。標語としては『ザ・ベリー・ベスト・オブ・ニュー・ピーター・パン ザ・ファイナル』(笑)。とにかくぜいたくに盛りつつ、新しさも取り入れるスタンスで、お目にかけられればと思っています」と期待をあおった。
一般オーディエンスの子供たちからの直接質問コーナーでは、その愛らしさにキャスト陣がメロメロになるひと幕も。「去年(「ピーター・パン」観劇時に)劇場のお仕事体験で劇場アナウンスをしました。本番の準備をしていたピーター・パンたちにも聞こえていましたか?」という子供のピュアな質問に対し、山﨑は「もちろん! 可愛らしいアナウンスが楽屋での癒やしになっていました」と目を細め、山口も「本番前は私たちもとっても緊張しているので、みんなががんばっている声に元気をもらっていた」と舞台裏での温かいエピソードを明かした。さらに、将来ピーター・パンになりたいという子供から「玲奈ちゃんはいつからピーター・パンに憧れていましたか?」と尋ねられると、山﨑は小学校3年生の頃に本作を観劇したことがきっかけだと話し、「待ってます!」と笑顔でエールを送った。
最後に山﨑は「今回は東京・大阪・愛知・山梨と4都市で『ピーター・パン』を上演させていただきます。老若男女、幅広い皆様に楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひ今年の夏は、ネバーランドで一緒に空を飛びましょう!」とメッセージを送り、会見を締めくくった。
本作は7月27日から8月7日まで東京・東京国際フォーラム ホールC、16日に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、22・23日に愛知・御園座、29・30日に山梨・YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール) 小ホールで上演される。なお東京公演では、有料イベントとして劇場のお仕事体験、ステージセット見学ツアー、ピーター・パンとの写真撮影会が実施される。
青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル「ピーター・パン」
開催日程・会場
2026年7月27日(月)〜8月7日(金)
東京都 東京国際フォーラム ホールC
2026年8月16日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2026年8月22日(土)・23日(日)
愛知県 御園座
2026年8月29日(土)・30日(日)
山梨県 YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール) 小ホール
スタッフ
原作:サー・J・M・バリによる作品を元にしたミュージカル
作詞:キャロリン・リー
作曲:モリス(ムース)・チャーラップ
翻訳・訳詞:福田響志
演出・振付:
出演
ピーター・パン:
フック船長:
ウェンディ:
タイガー・リリー:七瀬恋彩
ダーリング夫人:
ロストボーイズ:梶みなみ / 栗原沙也加 / 角田萌夏 / 西田杏奈 / 松尾音音
パイレーツ:池田遼 / 鈴木真之介 / 高木裕和 / 武井雷俊 / 松本涼真 / 横山祥子
モリビト:ASUKA / 小原睦希 / 庄田あかる / 杉本栞太郎 / 住玲衣奈 / 高中梨生 / 堤絆兎 / 中川友里江
スウィング
三井夕萌 / 木村光
※子供料金あり。
※各種鑑賞サポートあり。
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