「アーネスト・シャクルトンに愛されて」(原題「Ernest Shackleton Loves Me」)は、トニー賞のオフブロードウェイ版とも言えるオフブロードウェイアライアンス最優秀ミュージカル賞を2017年に受賞したミュージカル。脚本をジョー・ディピエトロ、音楽をブレンダン・ミルバーン、歌詞をバレリー・ビゴーダが手がける本作では、仕事と子育ての両立に奮闘する睡眠不足のシングルマザーであるキャットが、20世紀を代表する伝説の冒険家アーネスト・シャクルトンと出会い系サイトを通じて知り合い、時空を超えて恋に落ちる様子が描かれる。
開幕に際し、キャット役を演じる紫吹は、「人生の大切なヒントをアーネストから教えていただきながら、シングルマザーのキャットが成長していく物語で、とても楽しく素敵な作品になっています。たくさんの方にこの作品を知っていただき、劇場に足を運んでいただいて、『なんか良かったね』『いいもの見たね』と思っていただけたらうれしいです。観終わったあとに元気になっていただけるよう、千穐楽まで頑張りたいと思います」と意気込んだ。
また、アーネスト役の伊原は「今、稽古を振り返って懐かしく思うのは、『あの時は涼しかったんだなあ』ということです(笑)。今は衣裳が(南極探検家の仕様のため)暑くて暑くて……。稽古場の涼しさが懐かしいなと思っています(笑)」とユニークに振り返った。さらに紫吹は劇中でのキスシーンについて「『こんなキスシーンはしたことない!』という感じになっていますので、ぜひ注目していただきたいです(笑)」と言及した。ぜひ劇場で確認しよう。
今回の公演では、日本語訳を
紫吹淳コメント
いよいよ初日を迎えますが、まだ実感が湧かないというか、認めたくない気持ちもあります(笑)。今日に至るまで、長いようで短いような日々を過ごしてきました。お稽古は大変でしたが、本当に楽しかったです。
私はこれまでいくつかミュージカルを経験させていただいていますが、この作品の楽曲の大変さは今まで出会ったことがなくて……ついに宝塚のトップ時代より大変な作品に出会ってしまったという感じです(笑)。「本当に2人だけでミュージカルをするの!?」と思うくらいでしたが、そこに映像が加わることで、さらにダイナミックな作品になっていると思います。
冒険劇というあまりないテーマの中で、本当にたくさんの方のお力をお借りして、素敵な作品になりました。お稽古場で一つひとつ積み重ねてきたものが、ようやく今日という日にたどり着いたんだなと感じています。
人生の大切なヒントをアーネストから教えていただきながら、シングルマザーのキャットが成長していく物語で、とても楽しく素敵な作品になっています。たくさんの方にこの作品を知っていただき、劇場に足を運んでいただいて、「なんか良かったね」「いいもの見たね」と思っていただけたらうれしいです。観終わったあとに元気になっていただけるよう、千穐楽まで頑張りたいと思います。
個人的には、キスシーンも何回か出てくるんですけど、「こんなキスシーンはしたことない!」という感じになっていますので、ぜひ注目していただきたいです(笑)。
伊原剛志コメント
お客様にどんな反応をいただけるのか、ワクワクドキドキしながら初日を迎えようとしています。非常にテンポがよく、素敵なナンバーも多いので、きっと皆様に喜んでいただける作品に仕上がっていると思います。とても楽しみです。
稽古が始まる前は、このスケジュールについていけるかなと思っていたんですが、そこは紫吹さんも私ももう何十年もやっていますので(笑)、初日にいいものを皆様にお届けできるよう、稽古に励んでまいりました。
今、稽古を振り返って懐かしく思うのは、「あの時は涼しかったんだなあ」ということです(笑)。今は衣裳が(南極探検家の仕様のため)暑くて暑くて……。稽古場の涼しさが懐かしいなと思っています(笑)。
日本初演となるオフ・ブロードウェイミュージカル「アーネスト・シャクルトンに愛されて」を、皆様にしっかりとお届けできるよう、今日から千穐楽まで精一杯務めてまいります。
岡﨑育之介コメント
私自身、演劇の演出を務めるのが初めてなので、実際に初日を迎えてどんな気持ちになるのか、この後自分自身も楽しみにしているところです。
本作は史実のアーネスト・シャクルトンという人物に基づいています。彼の伝記には、南極探検の過酷な状況の中で重要だったのは食料や資材ではなく音楽だったと記されていて、その部分がこのミュージカルにつながっています。
現代で自信を失っている作曲家が、タイムスリップした先でアーネストから「君の音楽によって僕たちは救われている」と言われ、自信を取り戻していく物語です。「自分の存在価値や仕事に意味があるのか」と思うことがあっても、「絶対にそれには価値がある」と伝えてくれる、とても素敵な作品になっていると思っています。
今回は、ほぼ全編にわたってスクリーンに映像が流れ、演劇と映像がリンクする作品になっています。その映像は自分が制作させていただいたのですが、稽古場にはスクリーンがなかったので誰も褒めてくれなくて、すごく寂しかったです(笑)。これからお客様にもご覧いただいて、いっぱい褒めてもらえたらうれしいなと思っています。
自分自身、未知なことばかりでしたが、まさにアーネストの「わからないことでもやってみるんだ」という気持ちで稽古に臨みました。お二人とも本当に真摯に作品に向き合っていらっしゃって、その姿に引っ張っていただきながら、自分も負けじとできることをやろうと思って取り組んできました。
中村匡宏コメント
とにかく難しく、高レベルな作品なんですが、歌唱も演奏も大変な中、紫吹さんと伊原さんが音楽的に表情豊かに表現してくださっていて、私自身も初日をとても楽しみにしています。
今回、紫吹さん演じるキャットは音楽家の役で、伊原さん演じるアーネスト・シャクルトンはバンジョーを演奏されるなど、音楽と深いつながりのある作品になっています。
舞台稽古では、演奏しながら思わず泣きそうになったりもしていました(笑)。音楽家の持つ苦悩と探検家の持つ苦悩が重なり合い、それが二人の音楽アドベンチャーのようなファンタジーにつながっていく。演奏をしながら、とにかく楽しい、笑える、そして泣ける作品だと強く感じています。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
オフ・ブロードウェイ ミュージカル「アーネスト・シャクルトンに愛されて」(日本初演)
開催日程・会場
2026年6月11日(木)〜24日(水) ※公演終了
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
スタッフ
原題:「Ernest Shackleton Loves Me」Book by Joe DiPietro Music by Brendan Milburn Lyrics by Valerie Vigoda Orchestrations and Additional Music by Ryan O'Connell
訳:
演出:
音楽監督・キーボードコンダクター:中村匡宏
出演
※U-25チケットあり。
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紫吹淳・伊原剛志の「アーネスト・シャクルトンに愛されて」本日開幕、紫吹はキスシーンに言及(舞台写真 / コメントあり) https://t.co/B2jlFlhl7V