尾上右近「芸の道に終わりない」、自主公演「研の會」第十回FINALへの思い語る

2

130

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 42 88
  • 0 シェア

尾上右近自主公演 第十回「研の會」FINALの記者発表会が、本日6月6日に東京都内で行われた。

「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」記者発表会より、尾上右近。(撮影:株式会社エリア51)

「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」記者発表会より、尾上右近。(撮影:株式会社エリア51)

高画質で見る

「研の會」は、尾上右近による自主公演。自らのプロデュースで2015年より上演を重ねてきたシリーズが、10回の節目を迎える今回、“FINAL”を銘打ち開催される。演目には三代目竹本大隅太夫と、その三味線を弾いた名人・二代目豊澤團平の物語「藝阿呆」、映画「国宝」をきっかけに改めて注目されている「鷺娘」、1人で小姓弥生と獅子の精を踊る歌舞伎舞踊の大曲「春興鏡獅子」が並んだ。「春興鏡獅子」は「研の會」第一回でも上演された演目で、右近は昨年4月に東京・歌舞伎座でも勤めた。

「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」ビジュアル

「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」ビジュアル [高画質で見る]

記者発表会では、右近が「研の會」第一回で自身に向けてつづった手紙を読み上げる場面を交えながら、作品への思いを語った。右近は「研の會」について、「歌舞伎が本当に好きな僕が、歌舞伎が好きってことを形にして、楽しく続けてきた公演です」「(FINALを迎えることに)何から伝えたらいいのだろうと迷うほど、いろいろな気持ちがあります」と話しつつ、「研の會」は「皆さんと一緒に走ってきた感覚が非常に強いのです」「逆に『皆さんは今どんなお気持ちですか?』とお聞きしたいです」と述べた。

「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」記者発表会より、尾上右近。(撮影:株式会社エリア51)

「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」記者発表会より、尾上右近。(撮影:株式会社エリア51) [高画質で見る]

さらに、第十回を迎える自身に向けて、「芸の道に終わりはありません。満足することなく、これからも『もっともっと』の気持ちで続けることが大事です。でも、楽しむ気持ちも大事。ここまで振り返る時間もなかったけれど、一旦区切りをつけて見えてくることもあるでしょう。しっかりと振り返り、今の自分があることを認識し、楽しんでFINALを迎えましょう!」と明るくメッセージを送った。

公演は9月5・6日に大阪・国立文楽劇場、10月2・3日に東京・明治座にて行われる。チケットの一般販売は7月19日10:00にスタート。また、本公演では右近が自身で解説を担当したイヤホンガイドの貸出サービスが全公演で導入される。右近のコメントは以下の通り。

「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」より「藝阿呆」のビジュアル。 「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」より「鷺娘」のビジュアル。 「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」より「春興鏡獅子」のビジュアル。 「尾上右近自主公演 第十回『研の會』FINAL」より「春興鏡獅子」のビジュアル。

尾上右近コメント

初めて「研の會」に興味を持たれた方へ

歌舞伎が本当に好きな僕が、歌舞伎が好きってことを形にして、楽しく続けてきた公演です。

歌舞伎は、舞台上にいる人間、いない人間、作品にかかわるすべての人間のマンパワーの複合体です。アナログの力強さ、そのエネルギーを感じてもらえると思います。その真ん中で僕は、本気の姿をお見せします。大人の本気を見られるところが、歌舞伎の最高のバイブスだと思うのです。少しでも気になったら、ぜひおこしください。

これまで「研の會」を応援してきてくださった方へ

何から伝えたらいいのだろうと迷うほど、いろいろな気持ちがあります。公演中の物販では、自分も表に出てお客様と関わらせていただき、「研の會」は皆さんと一緒に走ってきた感覚が非常に強いのです。「ありがとうございます」と「おかげさまで」と……。逆に「皆さんは今どんなお気持ちですか?」とお聞きしたいです。

「藝阿呆」をご存じの方は、そう多くないと思いますが、「吃又」や「忠臣蔵」など色々な名作のワンシーンを織太夫さんの語りで聞いていただくこともできる、贅沢な演目です。芸人が芸にひたすら打ち込む姿を存分に感じていただけるよう、僕なりの精一杯の芸でお届けします。

この記事の画像(全10件)

尾上右近自主公演 第十回「研の會」FINAL

開催日程・会場

2026年9月5日(土)・6日(日)
大阪府 国立文楽劇場

2026年10月2日(金)・3日(土)
東京都 明治座

出演

一、藝阿呆

立方:尾上右近
文楽座特別出演:竹本織太夫
竹澤團七

二、鷺娘

鷺の精:尾上右近

三、春興鏡獅子

小姓弥生 / 獅子の精:尾上右近
胡蝶の精:尾上琴也 / 丸山紗奈

※鑑賞サポート実施公演あり。

公演・舞台情報

リンク

Google検索でナタリーの記事を見つけやすく!

ナタリーを優先ソースとして登録すると、Google検索でナタリーの記事が表示されやすくなります。

登録はこちら

関連記事

尾上右近のほかの記事

読者の反応

  • 2

マリイ @marie08310901

尾上右近「芸の道に終わりない」、自主公演「研の會」第十回FINALへの思い語る(会見レポート) - ステージナタリー https://t.co/i9Cxj7Uehw

コメントを読む(2件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 尾上右近自主公演 第十回「研の會」FINAL / 尾上右近 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします