「渋谷だョ全員抱擁」開幕、岡本昌也「私たちの軽薄さを愛することから始めなければ」

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LILY MEETS VALLETTA 演劇作品「渋谷だョ全員抱擁」が、本日6月3日に東京・Gallery Conceal Shibuyaで開幕する。

LILY MEETS VALLETTA 演劇作品「渋谷だョ全員抱擁」より。(撮影:金本大樹)

LILY MEETS VALLETTA 演劇作品「渋谷だョ全員抱擁」より。(撮影:金本大樹)

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LILY MEETS VALLETTAは、岡本昌也の演劇作品と映像作品を発表する、今年始動したプロジェクト。岡本が脚本・演出を手がける旗揚げ公演の演劇作品「渋谷だョ全員抱擁」では、ヒップホップの要素を用いて、“DJ / MC / ダンス / グラフィティを軽薄にサンプリング”した短編が4作品上演される。劇中では、現代日本に生きる若者たちの“切実な問題の見出せなさ”が、ストリートカルチャーの集う街・渋谷を通して描かれる。

LILY MEETS VALLETTA 演劇作品「渋谷だョ全員抱擁」より。(撮影:金本大樹) LILY MEETS VALLETTA 演劇作品「渋谷だョ全員抱擁」より。(撮影:金本大樹)

LILY MEETS VALLETTA 演劇作品「渋谷だョ全員抱擁」より。(撮影:金本大樹) [高画質で見る]

開幕に際して、岡本は「『この街にはなんにもないから笑』渋谷センター街でヘラヘラ笑う若者たちのそんな会話が聞こえた。渋谷にはなんだってあるのに、彼らは街の空虚さを本能的に察している。その隙間を埋めるように刻まれた路地裏のグラフィティを見て、僕はHIPHOPの本場アメリカへ飛んだ。そこで目にしたグラフィティに宿る、格差の中で『俺はここにいる』と叫ぶ切実な覚悟に圧倒される。ひるがえって渋谷のそれは、思想も覚悟もない『バレたらヤバい』というヒヨりと焦燥感の混ざった、幼稚な落書きに過ぎなかった。だが、行政にどれだけ漂白されても『消されたらまた書けばいいじゃん』というテンションで、しぶとく増え続ける。それは悲痛な叫びではなく、何者にもなれない私たちが、空虚な街へ放つ軽薄なアクションなのだ。そしてこれこそが、日本のHIPHOPなのだと確信した。渋谷を描くには、この『軽薄さ』が必要だ。なんでもあって、なんにもない街で暮らす、何者にもなれない者たち。私たち。そんな私たちの軽薄さを愛することから始めなければ生きていけない。ぐらぐらな線で描かれ、いずれ迷惑がられて消されていく、頼りない芯のない私たちの軽薄なHIPHOPもどきを、私はみんなで抱きしめたい」とコメントした。

出演者には岡本のほか、大野明香音、武澤ほなみ、タナカ・G・ツヨシ、河原楓、志藤ゆずなが名を連ねた。上演時間は約1時間10分。なお、予定されていた本日6月3日14:00開演回が台風6号の影響で中止となったため、公演は同日19:00開演回に開幕予定。その後12日まで行われる。

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LILY MEETS VALLETTA 演劇作品「渋谷だョ全員抱擁」

開催日程・会場

2026年6月3日(水)〜12日(金)
東京都 Gallery Conceal Shibuya

スタッフ

脚本・演出:岡本昌也

出演

大野明香音 / 武澤ほなみ / タナカ・G・ツヨシ / 河原楓 / 志藤ゆずな / 岡本昌也

※台風6号の影響で6月3日14:00開演回は中止になりました。

公演・舞台情報

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