永久輝せあ&星空美咲が“春の訪れ”届ける、宝塚歌劇団花組の博多座公演「今からドキドキ」
2024年11月29日 12:40
13 ステージナタリー編集部
永久輝せあと星空美咲が主演を務める宝塚歌劇花組「ミュージカル『マジシャンの憂鬱』」「レヴュー グロリア『Jubilee』」の合同取材会が、昨日11月28日に福岡県内で開催された。
正塚晴彦作・演出による「マジシャンの憂鬱」は、2007年に瀬奈じゅんを中心とした月組で初演されたミュージカル。劇中では、20世紀半ばのヨーロッパを舞台に、透視能力を持つとうわさされるマジシャンの青年が、皇太子妃の事故死の真相解明にあたるうち、皇太子妃の侍女と心を通わせていく姿が描かれる。マジシャンの青年・シャンドールを演じる永久輝は、「すごく大人っぽく、シックでお洒落な作品という印象があります。シャンドール役はマジシャンという職業柄か、一枚ベールをかぶっているような魅力を感じるので、この役に取り組むのがとても楽しみです」と話す。マジックのシーンについては、「兄が学生時代、手品部に所属していたのでマジックに親近感があり、私もキットを買って練習していたのでマジックは好きです!」と明かすも、「緊張すると手が震えるので、今からドキドキします」と述べる。シャンドールと恋に落ちる皇太子妃の侍女・ヴェロニカを演じる星空は、「とても宝塚らしい、華やかなナンバーがたくさんある作品です。ヴェロニカのように、“自分の命をかけても守りたい、守らなければ”という方がいる女性はどんな人なのだろうと、演じるのがとても楽しみです」と思いを巡らせた。
「Jubilee」は、宝塚歌劇の110周年と“新生花組”の誕生を祝う、稲葉太地作・演出によるショー作品。永久輝と星空の宝塚大劇場お披露目公演で初登場した同作が、博多座バージョンとして一部リニューアルのうえ上演される。永久輝は「まずプロローグがとても華やかで素敵なシーンです。私たちは白いお衣裳ですが、ほかの出演者はピンクの衣裳を着ていて花組にぴったり」と見どころを紹介。星空も「クラシックの曲がどの場面でも使われ、現代風なアレンジも加えられています。中詰では博多座公演でも客席降りをさせていただけるようなので、博多の皆さまと交流を深められるのが楽しみです」と声をはずませる。
今年花組トップコンビに就任したことについて、永久輝は「一度しか公演を観られないお客様もいる中で、絶対に忘れられない日になるよう、1回1回を積み重ねていく大切さを特に意識するようになりました」と述べ、星空も「自分の役だけではなく、作品をお客様にお届けするという意識が一番大きく変化しました」と実感を口にした。
花組の約7年ぶりとなる博多座公演に向け、永久輝は「この機会に今の花組の魅力をたくさんお届けしたいと思っているので、ぜひ何度でも足を運んでいただければと思います。3月の博多座、少し暖かくなり緑が戻ってくる素敵な季節に、花組公演をお届けできるのがうれしいです。1日1日その日の博多の空気を感じながら、楽しい気持ちで過ごしたいです」と期待を込めた。
なお永久輝が博多座公演に出演するのは、2012年の雪組公演ミュージカル「フットルース」以来となる。永久輝は「以前の博多座公演では楽しい思い出がたくさんあり、もう一度出演したいと思っていたので本当にうれしいです。今日も福岡の観光本を読んでいたのですが、美味しいものがたくさんあるので、ぜひ出演者の皆さんと満喫したいなと思います」と明るい声で話す。また、星空が公演期間中に誕生日を迎えることに触れ、「お祝いしなきゃね!」と永久輝が声をかけると、星空は「今までで一番の誕生日にできるよう、楽しみながら精一杯務めたいです」と笑顔を見せた。
公演は来年3月8日から30日まで福岡・博多座にて行われる。チケットの一般販売は1月18日10:00にスタート。
宝塚歌劇花組「ミュージカル『マジシャンの憂鬱』」「レヴュー グロリア『Jubilee』」
2025年3月8日(土)~2025年3月30日(日)
福岡県 博多座
スタッフ
ミュージカル「マジシャンの憂鬱」
作・演出:正塚晴彦
レヴュー グロリア「Jubilee」
作・演出:稲葉太地
出演
永久輝せあ / 星空美咲
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