本作は、昨年12月に行われた「ノー・ライト」公演と共に、「地点によるイェリネク戯曲連続上演」のプロジェクトの一環として実施されるもの。劇作家エルフリーデ・イェリネクの最新戯曲「騒音。見ているのに見えない。見えなくても見ている!」では、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行がテーマに据えられ、人類が普遍的に抱えてきた“病”について迫る。
演出を手がける
また、音楽監督・三輪眞弘が提唱する“4ビットガムラン”の形式を用いた新曲が使用され、出演者には
三浦基コメント
なんだか久しぶりに追い込まれて初日を迎えます。あと一週間あればどんなに良かっただろうとはそれでも思えないのは、やはりこの苦しみをあと一週間も味わいたくないからというしかありません。いずれ、この緊張感は久しぶりでいい出来になると思います。今回の見どころは、なんと言ってもテーマがコロナなので現実感のある台詞ばかりだということです。そしてその現実を滑稽にも美しく昇華させるために、舞台美術、衣装、音楽がばっちりとハマりました。なんだか暗い世の中ではあるけれど、この舞台には光明があります。みなさんと一緒にそれを見たい気持ちでいっぱいです。期待してください!
地点「騒音。見ているのに見えない。見えなくても見ている!」
2023年2月16日(木)~23日(木・祝)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
作:エルフリーデ・イェリネク
翻訳:津崎正行
演出:
音楽監督:三輪眞弘
出演:
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飯田 豊 @yutakaiida
神奈川芸術劇場にて、地点「騒音。見ているのに見えない。見えなくても見ている!」を初日に観劇。音楽監督の三輪眞弘さんの存在感が大きく、三輪さんが考案したアルゴリズムにもとづく俳優の演技と演算が見どころ。 https://t.co/8EVOY2cA1y