出演者がリップシンクでパフォーマンス、FUKAIPRODUCE羽衣の新作が開幕

FUKAIPRODUCE羽衣「スモール アニマル キッス キッス」が、昨日8月28日に東京都 吉祥寺シアターで開幕した。

作・演出・音楽を糸井幸之介が手がける本作では、音源に合わせて出演者たちがリップシンク（口パク）でパフォーマンスを展開。公式サイトには内容について「人間のおぞましい業を、小動物を愛でる心で鎮める新作“妙ージカル”」と記されている。

上演に際し糸井は「スモール アニマル キッス キッスは、ロックバンドのデビューアルバムみたいにしたいと思っていました。しかし実際には若作りは難しく、個人的にもカンパニー的にも、技術や経験を総動員した公演になっています。年相応に、渋味や味わいすら漂ってます。でも作品を作る楽しさや興奮は、若い頃のように、瑞々しく感じながらできた気がします。なので大人たちのデビューアルバムみたいな感じです。羽衣デビューです」とコメントしている。

上演時間は約1時間50分。東京公演は9月7日まで行われ、12・13日には三重・三重県文化会館 小ホールでも上演される。8月30日15:00開演回、19:30開演回では、ライブ映像配信を実施。なお糸井のYouTubeチャンネル「糸井幸之介の妙ージカル」では、本作のデモ音源を公開中だ。