バツイチ女性と路上ミュージシャン描く、田村孝裕新作に高橋由美子・鈴木拡樹ら

舞台「時子さんのトキ」が9月11日から21日まで東京・よみうり大手町ホール、26・27日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。

舞台「時子さんのトキ」は、ONEOR8の田村孝裕が作・演出を手がける新作舞台。離婚後、1人で暮らしている時子は、路上ミュージシャンの翔真に心の隙間を埋めてもらいながら、彼に多額の金を貸していた。ある日、NPO団体のメンバーであるという男・柏木が時子のもとを訪れ、「翔真という男に騙されているんじゃありませんか？」と尋ねる。そこから次第に時子の人生は大きく狂っていき……。

主人公・時子を演じるのは高橋由美子。翔真役と時子の息子・登喜役を鈴木拡樹が務め、時子たちを取り巻く人々を矢部太郎、伊藤修子、山口森広、豊原江理佳が演じ分ける。上演に際し、作・演出を担当する田村は「今、積極的に『劇場にお越しください』とは申し上げられません。ですが、こんなトキだからこそ、私を演劇に導いてくださった故・金杉忠男先生の言葉を引用させていただきます。『淋しかったらふらりとおいで。決して只では帰さない』」とコメントした。チケットの発売日は追って発表される。

高橋由美子コメント

また舞台に立てる事を嬉しく思っています。いい作品になる様にカンパニー一丸となってお稽古に励みます。
是非ご覧ください。

鈴木拡樹コメント

今回、翔真 / 登喜役で出演させていただくことになりました、鈴木拡樹です。
今作は人から中々受け入れてもらえない愛の形を描くと思うので、いろいろな人に何か響くように描いていきたいと思います。
劇場で皆様のご来場をお待ちしております。

田村孝裕コメント

今、積極的に「劇場にお越しください」とは申し上げられません。

ですが、こんなトキだからこそ、私を演劇に導いてくださった故・金杉忠男先生の言葉を引用させていただきます。

「淋しかったらふらりとおいで。決して只では帰さない」