NSC大阪校43期生の北川、ゆのきが2022年8月に結成したシカノシンプ。2025年7月に芸歴5年目以内の若手芸人を対象とした賞レース「UNDER5 AWARD 2025」で準優勝し、同年9月には「第15回ytv漫才新人賞」の決勝にも進出。関西の若手注目株としてすでにお笑いファンの支持を集めている。
ライブは、果たし状を受け取った流浪の剣豪を描くオープニングコントで幕開け。北川のぬめっとした人間臭い演技に序盤からクスクスと笑いが起こり、ゆのきの勢いあるリアクションやツッコミで笑い声が増幅していく。
2人は幕間VTRやコーナーを挟まず、ラーメン屋、テレビ番組、家のリビング、居酒屋とシチュエーションを変えながらコントを次々と披露。演じるキャラのバリエーションの豊かさを見せつつ、どの人物も通底して人間の情けなさ、弱さ、愛らしさが滲み出る。一方で、ふと顔を覗かせる狂気や凶暴性もシカノシンプの魅力。バラバラな要素が1つのコント内で表現され、新たな展開が生まれるたび、会場には弾けるような笑いが響いた。
情報整備室やバーを舞台にした終盤のネタでは、馬鹿ばかしさが加速。バイオレンスな方向に進むこともあるが、2人のどこかかわいらしい雰囲気で観客を置いてけぼりにさせない。盛り上がりを持続させたままスタッフロールを迎え、最後にもう一捻りの展開も。不思議な爽快感を残した状態で、ライブはエンディングトークなしでスパッと終了。ネタだけを時間いっぱい詰め込んだ東京初単独ライブとなり、終演後も観客はコントの余韻に浸っていた。
ライブの模様はアーカイブ配信中。5月15日(金)正午までFANY Online Ticketで販売され、同日23時59分まで視聴できる。
シカノシンプのほかの記事
タグ
お笑いナタリー @owarai_natalie
【ライブレポート】シカノシンプ東京初単独ライブ盛況
最初から最後までコントだけ、愛らしいキャラクターたちが縦横無尽に暴れ回る
https://t.co/EwgpVZupOU https://t.co/LvpTSdEz6O