矢部ソロデビュー曲歌う！岡村神輿で結婚祝い！「超気持ちいい」ナイナイANN歌謡祭

「ナインティナインのオールナイトニッポン」（ニッポン放送）の番組イベント「ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭」が神奈川・横浜アリーナで昨日10月31日に開催され、矢部のソロデビュー曲「スタンドバイミー」の客前初歌唱や、結婚を祝して岡村を乗せた神輿が会場内を練り歩くコーナーなど数々の企画や歌が多くのリスナーを楽しませた。

2015年より年に一度のペースで「岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭」が横浜アリーナで行われてきた。昨年2020年に矢部がANNパーソナリティに復帰したことから、今回ナイナイのコンビとしては初の「歌謡祭」が実現。このナイナイ歌謡祭は今年1月に実施されるはずだったがコロナ禍で延期となり、予定の内容をリニューアルしたものだ。オープニングでステージに立ったナイナイは、その場でアルコール除菌したうえでがっちりと握手を交わすと、これまでの歌謡祭で岡村が1人で歌ってきた「POISON～言いたい事も言えないこんな世の中は～」（反町隆史）を2人で歌い上げ、矢部は「超気持ちいい！」と大きな会場でのパフォーマンスにさっそく手応えをつかんだ様子だった。

矢部の「スタンドバイミー」初歌唱はこの歌謡祭の目玉企画の1つ。イベント終盤、矢部は「ここだけはおふざけなし。いろんなことを思い出しながら聴いてください」と曲振りしたあと、相方・岡村との関係性を思わせるミディアムバラードを真摯に歌い上げた。会場には「スタンドバイミー」を作詞作曲した石崎ひゅーいも登場し、「最高でした。（舞台裏で）全員泣いていました」と矢部に伝える。すでに配信リリースされている「スタンドバイミー」が12月22日にCDとして発売されることも決定。矢部はこの演目を前に「桑田ヤベスケ」名義でも登場し、サザンオールスターズのメドレーを軽快に歌ってみせた。

一方、2020年に結婚した岡村を祝うべく、アンコールに登場したのが“岡村神輿”だ。これまで番組内で本人が希望していた通り、スタッフが支える神輿に担がれた岡村は会場内を1周練り歩き、大きな団扇を持った矢部が「ワッショイ！ ワッショイ！」と先導した。その直後、岡村が矢部とリスナーに向けた手紙を読み上げ、「これからのナインティナインの飛躍は“矢部氏”のアーティスト活動にかかっている」といったメッセージが笑いを誘う。また岡村ソロのライブコーナーでは、番組内で矢部が「ヘロー」と曲紹介した「HELLO（ハロー）」（福山雅治）や、憧れのハーレーダビッドソンにまたがって歌った「イージュー☆ライダー」（奥田民生）、「うっせぇわ」（Ado）の替え歌でハガキ職人から歌詞が寄せられた「ちっせぇわ」などが披露された。

ゲストも続々と出演し、ナイナイバンドの生演奏による歌やナイナイとのトークで歌謡祭を盛り上げる。May J.は岡村の歌唱をその場で指導してみせ、矢部がラジオ番組にゲスト出演した縁のある徳光和夫は岡村神輿の実況も担当した。「DO-DO FOR ME」が番組初期より欠かせない楽曲となっている知念里奈と、なぜか岡村にだけ「ヒデちゃん」と呼ばせない中山秀征は「THE夜もヒッパレ」（日本テレビ系）の名ゼリフを客席と共に再現。番組スポンサーでもある高須克弥の出演コーナーでは、映画「スター・ウォーズ」シリーズのチューバッカと化した矢部が何を言っているのか当てるコーナー「全国一斉！矢部浩之のチューバッカクイズ」が。ネクライトーキーは番組のエンディングテーマ「明日にだって」を演奏した。

芸人勢で登場したのはメッセンジャー黒田だが、ナイナイとの間には10月28日深夜のANN生放送で因縁が生まれていた。黒田はこの回に電話で生出演するはずだったが、寝過ごしてしまったため結局出演できず、ナイナイやリスナーたち一同は騒然。黒田は「寝過ごしたら起こさんかい！」と矢部に対して開き直ったり言い訳したりしながらも最終的には土下座で謝罪した。

アンコールにはナイナイと縁の深い田原俊彦がサプライズゲストとして登場。岡村の結婚祝いとして「抱きしめてTONIGHT」を歌い踊り、途中から岡村がステージに現れて共にダンスを披露した。ラストには出演者が集合して番組おなじみの「HOWEVER」（GLAY）を矢部が中心となって歌っていく。予定時間を超える3時間半にわたって行われた歌謡祭は、2人の「ワーワー言うとります」「お時間です」「さようなら」で大団円となった。生配信されたこのイベントは11月7日（日）23時59分まで見逃し配信されている。