GAGが4年連続でKOC決勝進出、宮戸がきれいになっている

9月26日（土）に生放送される「キングオブコント2020」（TBS系）のファイナリスト10組の中から、GAGが囲み取材で語ったコメントの詳細を紹介する。

GAGにとって決勝の舞台は今年で2017年から4年連続。決勝の順位は10位、8位、4位と年々上向いている。囲み取材では今年への意気込みはもちろん、コントのために宮戸がより美しさに磨きをかけていることなどが語られた。

GAG コメント

──決勝への意気込みをお聞かせください。

福井：初めて決勝に進出した2017年以降、優勝しか意味がないというくらいの感情が湧いたので、これまで決勝に進出した知識と経験を生かして今年こそは絶対に優勝したいです。

坂本：3人の全身のチャクラを解き放ち！ 運をわしづかみ！ 「キングオブコント2020」を全クリしたいと思います！

宮戸：ゲームの攻略本でも読んだんかな？ 毎年「今年こそは優勝」と言ってきましたが、4回目の決勝進出にして「今年こそ」という思いが一番強い、というのが3人の総意です。今年こそ優勝したいです！

──コロナ禍で大変な状況ですが。

宮戸：こういう状況でいろいろなお笑いのイベントが中止になりましたが、吉本興業には自社劇場がある。今回、僕らもいつもよりは期間は短かったですけど劇場にお願いして調整用に舞台に立たせてもらいました。さっき（同じくファイナリストの）ザ・ギース高佐さんから「吉本さんはいいな」と言われて、僕ら以上に他事務所の方はそう感じられたんじゃないか。本当に助かったなあと。

福井：それは、ザ・ギースさんは「ちょっと今年弱いかも」という意味？（笑）

宮戸：ザ・ギースさんは本当にすごいと思います！

坂本：そんな中で勝ち上がっているんだから。

宮戸：「1回もネタをかけられなかった」というほかの芸人さんの話も聞きました。ネタの評判が今年は聞こえてこなかったので、蓋を開けるまでどうなるかわからないです。

──舞台に立たないと感覚は鈍ってしまうものですか？

宮戸：久しぶりに劇場が再開したときにはありました。ただ、災い転じて福となすというか、僕らは女性の演出家の方にリモートで稽古をつけてもらって。オンラインなので3人の顔しか映らず、表情について演技指導を受けたのは今までにないアプローチでプラスになったのかなと。微々たる差かもしれませんが、意識するようになった。

福井：自粛期間、宮戸くんが歯の矯正をしているのを見て「この人、本気で売れる気なんだ！」と思いました。

宮戸：35年、歯が出た状態だったんですけど「あ、コントの邪魔やな」と思って、意を決して治したので今年は去年よりも口が閉まった状態で演技できると思います。

──過去3回の決勝を経験して学んだことはありますか？

坂本：福井くんのネタのチョイスは3年の経験からかなと。

福井：決勝の舞台の広さやセットの様子などがわかった状態でネタを選べるようになったのでよかったです。

宮戸：劇場でコントをやるときは、僕が女性役をやるのを認知してもらっていることが多かったんですけど、「キングオブコント」は日本中が観ていて「コントが入ってこない」と言われることも。なので、歯を治し、メイクを勉強し、レディースの服を買いに行き、ファスティング（断食）をして体のラインを作るということもしてきました。“中から”きれいになっているので、それがコントに出ればいいなと思います。