“今を生きる”アイドル・Tohkei新体制スタート、信じ合う6人で目指す絶景

「今を生きる」をコンセプトに掲げ、日常に寄り添う楽曲を発表しているアイドルグループ・Tohkei。彼女たちは4月に新メンバーの夏希茉恋と日下部美愛を迎え、6人の新体制で活動を開始した。東京・WWW Xで行われた新体制お披露目ワンマンライブでは、新生Tohkeiを目撃しようと詰めかけたファンで会場が満員に。ライブを大切にするTohkeiらしく、言葉よりもパフォーマンスで気持ちを伝えるような全身全霊のステージが展開された(参照:“今を生きる”アイドル・Tohkeiが踏み出した新たな1歩、新体制お披露目ライブ「花明」大盛況)。

音楽ナタリーでは新体制で歩み始めたばかりのメンバー6人にインタビュー。メンバーそれぞれの個性や、グループの結束力を高めた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025」のエピソード、そして新体制お披露目ライブの裏話などを通じて、Tohkeiの歩みと魅力を紐解く。

取材・文 / 小野田衛撮影 / はぎひさこ

Tohkeiプロフィール

松田えな

松田えな

誕生日:7月9日
出身地:埼玉県
最近ハマっていること:激辛ラーメン店めぐりです。下手したら1日3軒くらいハシゴしちゃうことも。なぜかわからないけど、胃腸だけは昔から丈夫なんですよ。

花沢りみ

花沢りみ

誕生日:11月13日
出身地:岩手県
最近ハマっていること:ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)というヤモリがいるんです。略してレオパ。その子たちが餌のコオロギを食べている動画をよく眺めています。

八神ミク

八神ミク

誕生日:1月2日
出身地:静岡県
最近ハマっていること:Nintendo Switch 2のゲーム「ぽこポケ(ぽこ あ ポケモン)」にどっぷりです。ほのぼの系の内容だから、プレイしていると癒される~。

白瀬はる

白瀬はる

誕生日:2月4日
出身地:神奈川県
最近ハマっていること:YouTubeで大食い動画を観ること! 推しの大食いファイターはぞうさんパクパクさん。早食いもいけるし、食べ方がすごくきれいなんです。

夏希茉恋

夏希茉恋

誕生日:6月20日
出身地:長野県
最近ハマっていること:趣味と特技はラーメンを食べること。家系、豚骨、背脂チャッチャ系が好きです。豚骨だと「ばんから」、油そばだと「春日亭」あたりが特に好き!

日下部美愛

日下部美愛

誕生日:3月9日
出身地:東京都
最近ハマっていること:怪談。私自身は霊感がないんですけど、お母さんが経験してきたことを自分の持ちネタみたいに話しています。MCで披露したらドン引きされちゃう?

Tohkeiインタビュー

音楽で誰かの心に寄り添えるように

──Tohkeiは音楽ナタリー初登場です。まずはグループの概要を簡単に教えていただけますか?

松田えな 2023年7月に4人組として結成され、現在のメンバーは6人。リーダーはいません。グループ名のTohkeiは「倒景」という言葉から来ています。

八神ミク 倒景ってあまり聞かない言葉だと思うんですけど、水溜まりとか池の水面に景色が映ることがあるじゃないですか。あれのことを言うらしいんですよ。

白瀬はる 水溜まりってどこにでもある身近な存在ですよね。でも小さい水溜まりが集まって湖になり、やがてそれが海になっていく。このグループ名にも「小さいところから始まって、どんどん大きくしていくぞ」という意味が込められています。

花沢りみ グループのコンセプトは「今を生きる」です。歌詞には身近な日常を描いたものが多くて、音楽で誰かの心に寄り添えるようになりたいと考えています。

白瀬 個人的に思うのは、グループの成長とともに歌詞の意味合いも変わってきているんじゃないかなということ。私は2024年2月に加入したんですけど、その頃はまだグループとして未熟なところがたくさんあって、「がむしゃらにがんばっていくぞ! 私たちについてきてください!」という感じだったんです。最近の曲は「私たちが皆さんに寄り添っていきます。支え合っていきましょう」といったメッセージの歌詞が増えているので、そこも含めて等身大なのかなと思っています。

Tohkei

Tohkei

──日下部さんと夏希さんは今年の4月7日に加入したばかりですよね。Tohkeiに対してどんな印象を持っていましたか?

日下部美愛 加入前にワンマンライブを観させてもらったことがあるんですけど、とにかくライブの熱量がすごいなと圧倒されました。それは自分が実際に入ってからも感じることです。

夏希茉恋 「パフォーマンスがすごいグループ」という印象は私も同じく持っていました。入ってみてわかったのですが、スタッフさんが明確にいろんなアドバイスをくれるんですよ。それも毎回すごく具体的に。結局、パフォーマンスがいいというのは、こういうことの積み重ねなんだろうなと気付きました。

本当に“いいやつ”しかいないグループ

──新メンバーの2人は、どういった経緯で加入したんですか?

夏希 私は前世(以前所属していたグループ)があるんですけど、そこが“現体制終了”となりまして。でも、アイドルはまだ続けたかったのでオーディションを探していたんです。とはいえ、もちろん「受かればどこでもいい」ということでもなくて、入るんだったらパフォーマンスのクオリティが高くて、なおかつ志も高いところがよかった。これは私自身のコンプレックスでもあるんですけど、どうしてもパフォーマンスがこぢんまりとしがちなので、そういった自分の殻を破りたかったんです。

夏希茉恋

夏希茉恋

──なるほど。「ここなら成長できそうだ」と思ったんですね。

日下部 私の場合はちょっと特殊で、もともとメンバーの松田と知り合いだったんです。前のグループを離れて「これからどうしよう」というタイミングで相談していたら、「だったら、うちにおいでよ。オーディションやるみたいだからさ」と言われて。最初はノリで言っているのかなと思ったんですけど、けっこうガチで誘ってくれたから、私も真剣に考えるようになりまして。だって中にいるメンバーが自分のところに誘うって、グループのことを本気でいいと思っていないと無理ですよね。

──そうでしょうね。友達とはいえ、人の人生を左右するわけですから。

日下部 前からライブも曲もすごくいいと思っていたから、ここでオーディションを受けないと後悔すると思って応募しました。

日下部美愛

日下部美愛

──松田さんが日下部さんを誘った理由は?

松田 即戦力が欲しかったことに加えて、長い付き合いだから性格もお互いにわかっているわけじゃないですか。これはTohkeiの胸を張れるポイントなんですけど、うちのメンバーって本当に“いいやつ”しかいないんです! 人格とか人柄では絶対どこにも負けない(笑)。

八神 うん、そこは本当に自信あるよね。

松田 美愛はパフォーマンスやビジュアルも申し分ないんですけど、人柄のよさが金メダル級なんですよ。一緒に活動できたらTohkeiも絶対パワーアップすると思って、「ぜひ受けてみなよ」って誘いました。

いい意味でバラバラな6人の個性

──しかし、性格のよさがグループの長所というのもユニークですね。もちろん素晴らしいことではあるのですが。

八神 あと自慢できることとしては、“ライブが平和”というのもあります! フロアにお客さんがパンパンに入っているときとか、思わず足を踏んじゃったりすることもあると思うんです。でもTohkeiファンって周りに配慮できる人が多いし、「新規でも入りやすくて楽しめる雰囲気」と言われることが多いんですね。

白瀬 ひょっとしたらメンバーの性格がいいから、それに感化されてファンの方の性格もいいのかも! 「類は友を呼ぶ」的な(笑)。

松田 それだ! その意見、即採用です(笑)。

花沢 さっきパフォーマンスの話も出ましたけど、とにかくグループとしてはライブに力を入れているんですよ。前のめりで勢いがあるパフォーマンスを褒めていただくことが多いし、お客さんと一緒に作り上げるライブを心掛けています。

夏希 あとはメンバー6人の個性が、いい意味でバラバラなのも強みかもしれません。

──では、せっかくですからメンバーそれぞれの個性やチャームポイントを教えてください。まず花沢りみさんは?

松田 りみちゃんの魅力は、なんと言っても顔です! これは私が加入を決めた理由もあるんですけど、最初にメンバーの顔写真を見たときに「なんじゃ、この美しさは!」って度肝を抜かれたんですね。マジマジと見てください、このかわいさを! 姫っぽくないですか?

日下部 お嬢様っぽいし、マイナスイオンが出ているような癒し系の美少女ですよね。全力で守りたくなるタイプ!

白瀬 しかもこんなふわふわした雰囲気なのに、バリバリの理系なんですよ。そんな意外な一面もギャップ萌えにつながるんじゃないかと!

花沢りみ

花沢りみ

──素晴らしい! この調子で、あとの5人も“他己紹介”をお願いできますか?

白瀬 松田えなちゃんはステージだとドーンと構えていて、まるで“覇者”みたいなオーラを放っています。歌もめっちゃ上手ですし。

松田 覇者ってどういうこと!? バカにされているのかな(笑)。

白瀬 いやいや、もちろん褒めていますよ!(笑) 人前に立つときは堂々としているけど、普段はおちゃらけたり、ふざけたりしていることが多くて、そのギャップが私的にはツボです。ライブのMCでも、ボソッとしゃべったことがウケることも多いですし。

松田えな

松田えな

八神 あと初期の頃って完全に未経験のメンバーもいたし、けっこう厳しい部分が多かったんですよ。そんなときに一番頼りになったのがえなちゃん。たぶん、えなちゃんがいなかったらTohkeiは2カ月くらいでなくなっていた。それくらいの大黒柱ですね。

白瀬 うん、お母さんみたいな存在。ムードメーカーだし、普段からみんなを引っ張ってくれています。

──八神ミクさんは?

白瀬 ミクちゃんは、がむしゃらながんばり屋さんというイメージかな。今のTohkeiメンバーの中だと、唯一“アイドル未経験”の状態から活動を始めたんです。だから最初のほうは苦労していましたが、とにかく真面目なんですよ。今でもよく言うのが「私は歌もまだまだだし、ダンスも全然ダメだから、もっといっぱいレッスンしなきゃ」ってこと。同じグループのメンバーとしては、そう思ってくれていること自体がうれしいんですよ。

八神 ……(下を向いて静かに泣き始める)。

松田 ああ、泣かないで~(笑)。

花沢 本当にミクちゃんってピュアなんですよ。優しいし、自分が感じたことを大事にするし……。そういった面はファンの方にも、特典会とかで話していて伝わっていると思います。いつだって一生懸命だから。

八神ミク

八神ミク

──以上の3人がいわゆる初期メンで、白瀬はるさんが2期メンバーということですね。

日下部 はるちゃんで注目していただきたいのは、音域の広さ! 私、マジで尊敬しています。もっと具体的に言うと、「searchlight」という曲の転調サビ! 「届け!僕らのサーチライト君へ」という歌詞の、すごくキーが高いパートなんですけど、絶対にブレないんです。超安定して気持ちよく歌ってくれる!

八神 あと白瀬は根性がすごいですね。Tohkeiの中で誰よりもSNSで告知をがんばっているし、自撮りも毎日載せている。それって当たり前のように見えて、意外に毎日やるのは大変なことなんですよ。一度やると決めたらずっと続ける意志、有言実行でやりきる力が一番すごいメンバーだと思います。

松田 ファンの方たちの間で広まっている言葉で「さすしら」というものがあるんですよ。これは「さすがの白瀬」の略で、「困ったら白瀬に聞けば、すべて解決する」みたいな意味なんです。それくらい、みんなが頼りにしています。

白瀬はる

白瀬はる

──新メンバー2人についてはいかがですか?

白瀬 日下部美愛ちゃんの第一印象は“きれいなお姉さん”でした。身長がすごく高くて、スタイルもスラっとしていて。だから最初は「仲よくなれるかな?」って緊張していたんですけど、実際はめちゃくちゃ面白い子だった(笑)。クールビューティー系に見えて、親近感がハンパじゃない!

松田 楽屋とかでもよくしゃべるんですよ。脳みそより先に口が動いているタイプ。自分でも何をしゃべっているのか整理できていないんじゃないかと思う(笑)。でも、その場にいるだけで全員が楽しくなるから、早くもTohkeiに欠かせないメンバーとなっています!

花沢 夏希茉恋ちゃんは人見知りなところがあるかもね。ひょうきんな部分が出るまでにけっこう時間がかかるタイプというか。

夏希 それは否定できない(笑)。まだメンバーの前でも猫を被っている状態かもしれません。本当の自分はもっとワガママで自己中なんですよ。

日下部 え~、信じられない!

松田 あと茉恋ちゃんの特徴といえば、とにかく顔が小さいですよね。“ドール体型”ですし。スタイルがよすぎて、いかにも“令和の女子”って感じがします。……あれ? なんかおばちゃんの発言みたいになっちゃったかな(笑)。