音楽ナタリー PowerPush - 瀧川ありさ

「七つの大罪」新EDでデビュー! 期待の新人を作りし“バンド”と“沼”と“誰か”

今月10日、現在放送中のアニメ「七つの大罪」の2015年1~3月期のエンディングテーマが発表された。

そのタイトルは「Season」。そして自ら作詞・作曲したこの曲を歌うのは新人・瀧川ありさ。「七つの大罪」の10~12月期のオープニングテーマはいきものがかりが、エンディングテーマはFLOW×GRANRODEOが担当している。これら超ビッグネームが居並ぶ「七つの大罪」楽曲制作陣に名前を連ねる瀧川とはいったい何者なのか? 今回ナタリーでは、この期待の新人の素顔を追うインタビューを実施した。また特集後半では瀧川が撮りだめているという写真の数々と、彼女が影響を受けた「音楽」と「本」を紹介。瀧川の表現の一端とその源泉にも触れてみてほしい。

取材・文 / 成松哲

 
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歌う人からドラマーになり、ボーカル&ギター担当に

──これまでインタビューを受けたご経験は……。

ないです。これが人生初インタビューです(笑)。

──であればなおのことなんですけど、まずはバイオグラフィを追わせてください。音楽を始めたきっかけは?

小さい頃からテレビで音楽が流れるたびに一緒に歌いながら踊ってるっていう感じの子供で、小学生の頃は本気でモーニング娘。になりたかったんですけど、ある日、なぜか「あっ、私にはムリだ」って気付いちゃって(笑)。で、6年生のときにバンドっていうものの存在を知って「あれっ? こっちのほうが面白いんじゃないの」って感じで中1のときにエレキギターを買ったのがきっかけですね。

──そのとき聴いたバンドって?

THE BLUE HEARTSですね。

──世代じゃないですよね?

香取慎吾さんが主演なさってた「人にやさしく」っていうドラマがあったじゃないですか。あのドラマの主題歌がTHE BLUE HEARTSの曲(「夢」)で、それを聴いたとき「すごいじゃん、バンド」「歌ってるだけじゃなくて、自分で演奏するほうがもっと楽しいのかな」って興味がシフトして。で、中2のときに学校の軽音楽部に入ってバンドを結成したんですけど、実は最初はドラムをやっていて……。

──へっ!? ギターを買ったんですよね?(笑)

瀧川ありさ

そうなんですけど、その頃は「ギターは1人でやるもの」って思っていたみたいで。ステージの真ん中で歌うことに勝手に挫折しちゃっていたこともあって(笑)、ボーカリストのうしろで音楽をやってみたかったからドラマーになりたかったんです。あと学校がちょっとした山のほうにあった上に、1~2年生は防音設備のあるスタジオじゃなくて、ヘンな廃墟みたいな部屋で練習しなきゃいけないルールがあって。その防音も何もない部屋でドラムをガッシャンガッシャン轟かせられるのが、逆にすごく楽しかったんです(笑)。

──でも今はボーカリストであると同時にギタリストでもあり、そのギターでソングライティングもしている。

軽音楽部にドラマー志望の子がいっぱいいたので(笑)。先輩から「ドラマーはいっぱいいるけど、ボーカルが足りてないんだ」って言われて、まあ一度挫折しているとはいえ歌うことは好きだったし、ギターは1年前からやってるしってことで、ボーカル&ギターになりました。

このバンドで本気でやっていこう

──当時はどんな曲をカバーしてました?

ガールズバンドだったのでGO!GO!7188が中心で、あとはスピッツとか銀杏BOYZとかをやっていたんですけど、すぐにオリジナルを作り始めてました。芸能活動禁止の学校だったので、部の中にも「オリジナル曲を作ってライブハウスでやりたい」「プロになりたい」っていう子はあんまりいなかった中、私は「本格的に活動してみたいな」と思っていて。ある日、ドラムの子にそんな話をしたら「あっ、ウマが合っちゃった」って感じになっちゃって(笑)。それから曲作りを始めたんですけど、当時のほかのメンバーとは温度差があったので、中3のときに「ベースをやりたい」って言っていた別の部にいた子を引っ張り込んで「高校生になったらこのバンドで本気でやっていこう」って感じで3ピースバンドとして活動してました。

──ただ中3となると、その後、進学先がバラバラになったりもしますよね。

中高一貫校だったので、その心配がなかったんですよ。しかも中学生のときに「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」を初めて観に行って以来、ギターロックバンドに対する憧れがすごく強くなっていたので、高校に上がるときに外部から進学してきた子をギタリストとしてスカウトしたんです。「私たち、ちょっと本気なんだけど大丈夫?」って感じで(笑)。そこからはボーカル&ギターとギターとベースとドラムっていう編成のガールズバンドとして、プロになるための道筋を見つけるためにとにかくいろんなオーディションとか大会に応募していました。

メジャーデビューシングル「Season」 / 2015年3月4日発売 / SME Records
通常盤 [CD] / 1300円 / SECL-1646
アニメ盤 [CD+DVD] / 1500円 / SECL-1647~8
CD収録曲
  1. Season
  2. ロストラブレター
  3. ふたりよがり
アニメ盤DVD収録内容
  • 「七つの大罪」ノンクレジットエンディング
瀧川ありさ(タキガワアリサ)
瀧川ありさ

5月8日、東京都生まれのシンガーソングライター。幼少期より音楽に親しみ、小学2年生の頃から本格的な歌手を目指す。中学2年生のときからバンド活動を開始し、高校時代には彼女の手がける楽曲群が数多くのコンテストで評価を集める。高校卒業と前後してバンドが解散すると1年のブランクののち、ソロアーティストとして活動を再開。2015年3月4日、アニメ「七つの大罪」1~3月期のエンディングテーマにして、デビューシングル「Season」をリリースする。