SOMOSOMO史上最大キャパEX THEATER ROPPONGIへの挑戦、デビュー7周年ワンマンに抱く焦燥と決意

SOMOSOMOが7月8日に東京・EX THEATER ROPPONGIでデビュー7周年を記念したワンマンライブ「7th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE『ROPPONGI PARTY NIGHT』」を開催する。

「全身全霊で、はしゃぎ倒す」をコンセプトに2019年にデビューしたアイドルグループSOMOSOMO。元芸人という経歴を持つ酒井によるプロデュースのもと、ロックサウンドを軸にした熱量の高い楽曲と、それを体現するライブパフォーマンスでシーンを盛り上げてきた。ライブの動員も着実に伸ばし、2025年には「SUMMER SONIC」に初出演。今年2月には2度目となるZepp Shinjuku(TOKYO)でのワンマンライブを成功させた。そんな中、4月にはメンバーの卒業があり、現在は3年ぶりとなる新メンバーオーディションを実施中。グループは今まさに変革の時期を迎えようとしている。

音楽ナタリーでは「ROPPONGI PARTY NIGHT」の開催を記念して、SOMOSOMOに初インタビュー。これまでの歩みを振り返ってもらいつつ、7周年ワンマンへの思いや今後の展望について語ってもらう中で、今の彼女たちが抱く率直な焦りと、揺るぎない決意が見えてきた。

取材・文 / 左藤豊撮影 / 佐々木康太

公演情報

7th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE「ROPPONGI PARTY NIGHT」

7th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE「ROPPONGI PARTY NIGHT」

2026年7月8日(水)東京都 EX THEATER ROPPONGI

チケットはこちら|TicketDive

そもそもSOMOSOMOとは

──SOMOSOMOは音楽ナタリー初登場となります。まずグループの特徴や活動のコンセプトを教えてください。

アルティメット ミキ 私たちのコンセプトは「全身全霊で、はしゃぎ倒す」です。ライブの空間をお客さんと一緒に作ることを大切にしていて、ファンの皆さんにも一緒に踊ってもらったり、声をたくさん出してもらったりします。また、すべての楽曲の作詞をメンバー自身が行っているという点も特徴です。自分たちが今抱いているリアルな心情をダイレクトに曲に反映できるところがSOMOSOMOの強みだと思っています。

ツクヨミ ケイコ YouTubeには私たちのドキュメンタリー映像がたくさんアップされています。ライブや歌詞はもちろん、メンバーの人間性や葛藤といった内面的な部分も知っていただき、それも全部含めて好きになってもらえたらうれしいです。

──ではさっそくですが、メンバー6人それぞれのキャラクターに迫っていきたいと思います。お1人ずつ、好きなことや趣味、特技、グループ内での担当などを教えてもらえますか?

左上から時計回りにトマラナイ チヒロ、ツクヨミ ケイコ、ゴゴノ コトコ、コモレビ ヒヨリ、シャンシャン マイ、アルティメット ミキ。

左上から時計回りにトマラナイ チヒロ、ツクヨミ ケイコ、ゴゴノ コトコ、コモレビ ヒヨリ、シャンシャン マイ、アルティメット ミキ。

ミキ アルティメット ミキです。好きなことはリコーダーを吹くことです。あと、街中で「呼び込み君」を見つけるたびに写真を撮ってSNSにアップしています(笑)。ライブパフォーマンスでは煽りを担当することが多く、「みんな一緒に盛り上がろう!」と会場を盛り上げるのが好きです。落ちサビを歌うときは毎回ドキドキしています。

ゴゴノ コトコ ゴゴノ コトコです。SOMOSOMO唯一の関西出身で、お笑いが大好きです。自分で寄席を主催したり、芸人さんと一緒にイベントをやらせていただいたり、ラジオ番組でお話させていただいたりしています。最近はジムに通い始めて、体を鍛えることにもハマっています。グループ内では「パワー担当」ですね。煽りや歌の中でもパワーが必要なポイントを担当することが多いです。あと、グループの衣装デザインやスタイリングも担当しています。今着ているこの衣装も、メンバー1人ひとりの個性に合わせた衣装を作ろうと思ってデザインを描きました。

ケイコ ツクヨミ ケイコです。私は音楽と文章が好きで、現在はオンラインメディアで音楽に関する連載を担当しています。美容も好きで、昨年、化粧品検定2級を取得し、今は1級に向けて勉強中です。あと最近は自炊にもハマっていて、自炊のVlogをSNSにアップしています。グループ内で私はバランサーのような立ち位置だと思っています。歌でもダンスでもみんなの真ん中で、全体のバランスを考えながらパフォーマンスしてます。

コモレビ ヒヨリ コモレビ ヒヨリです。私は絵を描くことが好きで、メンバーの似顔絵をよく描いています。特に、ミキの変な似顔絵を描くのが特技です(笑)。パフォーマンス面では、歌うことが好きですね。しっとりとした雰囲気のバラードを歌うことが得意です。

シャンシャン マイ シャンシャン マイです。私はサッカーが大好きで、愛知県出身ですが千葉の柏レイソルのサポーターをしています。アクティブな性格なので、仕事が休みの日にサッカーの試合があれば遠征をしたり、カメラを持って旅行に出かけたりもします。グループ内では「元気担当」かな。背が低いので、どうやったらステージで大きく見えるのかという部分を意識してがんばっているので、私のダイナミックなダンスにぜひ注目してもらいたいです。サッカー関連のお仕事も募集中です!

トマラナイ チヒロ トマラナイ チヒロです。好きなことは音楽を聴くことと、ライブを観ることです。栄養士の免許を持っていて料理も好きですし、お酒を飲むことも大好きです。性格面で言うと、つい感情的に動いてしまう癖があって、行く先々で問題児扱いされています(笑)。ダンス経験は10年以上あり、ヒップホップやジャズファンクといったジャンルが得意なので、ほかのアイドルとはまた違った見せ方ができるのが自分の強みだと思っています。

ライブはファンと一緒に作る場所

──SOMOSOMOの魅力は、先ほどおっしゃっていただいた「全身全霊で、はしゃぎ倒す」というコンセプトを体現するライブだと思います。具体的に、ステージ上で皆さんが意識していることはなんでしょう?

マイ 私は「元気のよさ」こそがSOMOSOMO最大の長所だと思っているので、観てくださる皆さんに元気を与えられる表現や、体を大きく見せるパフォーマンスを意識しています。私は3年前にグループに加入したのですが、加入前にSOMOSOMOのライブを観たとき、メンバーの汗が客席まで飛んできそうなほど「圧」を感じました。そして実際にSOMOSOMOのメンバーになり、ステージ上で私たちが横一列に並んだときの「圧」は、ほかのどのグループにも負けないんじゃないかなと思っています。

ミキ ステージの世界観を作り込んで、楽曲の主人公を演じるスタイルのアイドルさんも多いんですが、私たちはそういうタイプではありません。ステージを一方的に見せるのではなくて、私たちにとってライブは「お客さんと一緒に踊る、一緒に声を出す、一緒に飛ぶ」場です。私たちの曲はみんなで一緒に踊れるものが多く、常にステージとフロアが一体感に包まれている感覚があって、お客さんと目を合わせて心を通わせるということを大事にしています。

コトコ SOMOSOMOのプロデューサーの酒井さんは元芸人なので、ほかのアイドルがあまりやっていないようなバラエティ的な要素もライブに取り入れていて。主催ライブでお笑いイベントのようなエンディングコーナーを設けたり、定期的にトークイベントを開催したりもしています。

──今年2月にZepp Shinjuku(TOKYO)で開催されたワンマンライブ「SOMOSOMO ONE MAN LIVE『総決算』」はメンバーと芸人さんによる寸劇で始まりましたよね。

ケイコ そうなんです。その寸劇も酒井さんのお知り合いで、作家をされている方に台本を書いていただいて実現しました。ファンの方には、ダンスや歌以外の部分も楽しんでいただきたくて、そういった寸劇にも本格的に取り組んでいます。

コトコ 最近は新たな試みとしてショートドラマも始めました。セリフを覚えることなど難しい部分もありますけど、新しいことに挑戦できるのはすごく楽しいですね。

なぜSOMOSOMOは自分たちで作詞をするのか

──すべての楽曲をメンバーが作詞をしているのが強みというお話もありましたが、これはどういった経緯で始まったのでしょうか?

コトコ 酒井さんの提案です。酒井さんはお笑い芸人として、自分でネタを書いて舞台で披露する、ということをずっとやってこられた方なんです。だから「アイドルも自分で書いた歌詞を歌うのが一番いいやろ」って。SOMOSOMO結成当初からずっとこのスタイルを続けています。最初はめっちゃ恥ずかしかったですけどね(笑)。でも実際にレコーディングをして、ライブで歌って、ファンの方から「すごくいい歌詞だね」「この曲好き」と言ってもらえたことでようやく「これでよかったのかもしれない」と思えるようになりました。

ゴゴノ コトコ

ゴゴノ コトコ

ヒヨリ 私も最初は自分が書いた歌詞をメンバーに見られるのがすごく恥ずかしくて。「今ならみんな寝ているだろうな」という午前3時くらいにマネージャーさん経由でメンバーに送ってもらったりしていました(笑)。でもそこから経験を重ねていくうちに、だんだんと「この曲の作詞、やってみたいな」と自然と思えるようになっていったんです。今では作詞の楽しさも感じられるようになりました。自分の言葉だからこそ本当の気持ちをライブで出せると日々実感しています。

これまでの活動を振り返って

──さて、SOMOSOMOは2019年のデビューから7年が経ちました。この7年間を振り返ってみて、率直にどのような感情が湧きますか?

ケイコ 今でもよく覚えているけど、デビュー前、酒井さんに「とりあえず2年はがんばろう」と言われたんです。当時の私たちは「アイドルを2年続けるってけっこう長い道のりだな」と思いました。だけど、デビューから1年も経たないうちにコロナ禍に入ってしまい、気付いたら2年なんてあっという間に過ぎていました。そこからグループの体制も何度も変わりましたし、ライブのスタイルを変えた時期もあって。本当にそのときそのときを必死で戦い続けていたら、いつの間にか7年が経っていたという感覚です。振り返ると短く感じられますね。そして同時に「私たちはまだまだ上を目指せる、上に行かなければいけない」と思っているので、7年が経った今でも「もっとがんばりたい」と気が引き締まっています。

ツクヨミ ケイコ

ツクヨミ ケイコ

コトコ 私もあっという間すぎて、7年も経っていたなんてちょっと信じられないです。一方で、マイとチヒロが加入してから丸3年が経ったけど、この2人とはもっと昔からずっと一緒にいるような気がしていて。時間の流れがすごく不思議ですね。

──7年の中で、グループにとってターニングポイントになった出来事はありますか?

コトコ それは間違いなく前事務所からの独立と、マイとチヒロの加入ですね。

ケイコ 私たちは2022年9月にグループ活動を休止して、12月に独立しました。そして翌年5月にマイとチヒロがオーディションで加入してくれました。当時は、必死に耐えてなんとか活動をつないでいくような日々でした。このメンバーじゃなかったら乗り越えられなかったと思います。

──2023年に加入したマイさんとチヒロさんにとって、この3年間はどのような時間でしたか?

チヒロ 私はずっと新鮮な気持ちで活動できています。もともと私はSOMOSOMOとはまったく異なる界隈でアイドル活動をしていたけど、その頃から「SOMOSOMOのライブってめちゃくちゃ熱いな」と思って注目していました。いざメンバーになってみると、見るものすべてが新しすぎて。それに、7年も続いているグループなのにみんな慣れがないんです。惰性ではなく、いつも新しい目標に向かって走っているので、ずっと新鮮な気持ちのままでいられるのかなと思っています。

マイ 私は、明確に自分が変われたと実感できたタイミングがあります。それまで私はずっと4人(ミキ、コトコ、ケイコ、ヒヨリ)が作り上げてきたSOMOSOMOについていくだけで必死でしたし、「自分はこれでいいのか」と葛藤を抱えていたんです。そんな中、「すべての不安から卒業しよう。殻を破る日にしよう」と覚悟を決めて臨んだのが2025年7月のワンマン(「6th ANNIVERSARY ONE MAN LIVE『If』」)でした。この日を境に、胸を張って「自分はSOMOSOMOの一員です」と言えるようになったと思っています。