大阪を拠点に活動するアイドルグループ・Kolokolの年始恒例イベント「超Eden」が、今年は「超Eden SUMMER」として7月18日に大阪・大阪城音楽堂で開催される。
2018年にデビューし、叙情的な歌詞を繊細に歌い上げる楽曲を武器に活動してきたKolokol。9年目に突入した今年、新たに挑戦するのが、自身主催の夏フェスだ。ライブアイドルによる夏フェスという、大阪ではあまり前例のない試みとなる本イベントには、メジャーデビューを果たし勢いを増すyosugalaをはじめ、自身もサーキットフェスを主催するUtaGe!、オルタナティブロックを基調とした力強いサウンドで支持を集めるジエメイ、“ピアノコア”を掲げ、初のZeppワンマンを成功させたばかりのMirror,Mirrorなど多彩な顔ぶれが名を連ねる。
音楽ナタリーでは「超Eden SUMMER」の開催を記念して、Kolokolの4人に初インタビュー。これまでの活動を振り返ってもらいつつ、自分たちの武器と語る楽曲の魅力や、イベントの見どころについて聞いた。
取材・文 / 左藤豊撮影 / 堅田ひとみ
公演情報
Kolokol PRESENTS「超Eden SUMMER」
2026年7月18日(土)大阪府 大阪城音楽堂
<出演者>
Kolokol / Axelight / Ringwanderung / AZ-ON / SITUASION / feelNEO / .LiNIXLiNE. / HIBANA / UtaGe! / THE ORCHESTRA TOKYO / いつかの夜に僕たちが、 / Quubi / yosugala / ジエメイ / カラフルスクリーム / Mirror,Mirror
同じ4人で走り続けた8年間
──Kolokolは今年5月でデビュー8周年を迎え、9年目に突入しました。これまでを振り返ってみてどのような心境ですか?
真嶋このみ 気付いたら8年が経っていた、というのが正直な感想です。本当にあっという間で、早かったなと感じています。
佳凪きの この8年間、Kolokolはメンバーが変わらないまま活動を続けてきました。アイドル業界は卒業や加入が頻繁にありますが、私たちはこのオリジナルメンバーで続けてこられたことを誇りに思っています。8年で培った4人の絆はKolokolの大きな強みです。
──ここまで4人でずっと活動を続けてこられたのは、何か理由や秘訣があるのでしょうか?
佳凪 4人のバランスがいいからこそ、ここまで続けてこられたんだと思います。メンバーの中に「自分が、自分が」と強く主張するような我の強い子がいなくて。何事も譲り合える優しいメンバーだから成り立っているのかなと感じます。
藤本さき 確かにバランスはめちゃくちゃいいと思います。あと、お互いにあまり深く干渉し合わないところも大きいかな。
佳凪 もちろん仲はとてもいいですよ(笑)。それでいて居心地のいい距離感が保てているのも、ずっと続けていられる秘訣かもしれません。また、ライブ中に何かトラブルが起きたとき、メンバー間でパパッと状況を伝達して対応できるのも8年間の積み重ねがあるからだと感じています。
──とはいえ、同じメンバーで8年間もアイドル活動を続けるのは並大抵のことではありません。特にコロナ禍という大きな壁を乗り越えて今があるというのは、ライブアイドルにとって非常に大きな意味を持つと思います。
佳凪 Kolokolは激しく盛り上がるというより、しっとりと聴かせる楽曲が多いグループなので、コロナ禍でライブに制限がかかった影響もそこまで大きくなかったんです。そういう楽曲の強さがあったからこそ、コロナ禍でもファンの皆さんはKolokolを応援してくれたんじゃないかなという気がします。
楽曲こそが私たちの強み
──では、Kolokolの大きな武器である楽曲について、詳しく聞かせてください。Kolokolの楽曲の特徴や魅力はどういった部分でしょう?
藤本 昔は絵本の中に入り込んだような世界観の曲が多かったけど、最近は初めて聴く人でもなじみやすく、もっと幅広い人に親しまれるような曲が増えたと感じています。そしてKolokolの大きなアピールポイントは、歌が上手なところ。しかも私は元気な声、あきほちゃんはきれいで透き通った声、きのちゃんはアニメ系のかわいい声、このみちゃんはカッコいい声という感じで、4人それぞれに違った特徴があるんです。いろいろな歌声が絶妙なバランスで重なって、1つの楽曲として成り立っているところがKolokolの一番の魅力だと思っています。
高橋あきほ 曲調の振り幅はとても広いですね。例えば、新曲の音源をいただいたときに「これをKolokolが歌うの?」と戸惑うこともあって。でも実際にレコーディングをして完成した音源を聴いてみると、しっかりとKolokolの色に染まっているんです。どんな楽曲でも自分たちの色に変えられるのは、私たちの強みだと思います。
──それもやはり皆さんが培ってきた表現力があるからこそ、できることなのでしょうね。
藤本 ほかのアイドルさんが私たちの曲をカバーしてくださることがあるけど、その際に「Kolokolの曲は歌うのが難しい」と言われたことがあります。
高橋 Kolokolの楽曲って、単純じゃないんですよ。
藤本 サウンドプロデューサーの西羅和貴さんのこだわりがヤバいんです(笑)。特にレコーディングのときは本当に大変で、「ここにしゃくりを入れて」「ここはこういうニュアンスで」といった細かい部分の指導が徹底されています。そうした一音一音へのこだわりがあるからこそ難易度が高いんですけど、結果的にそれがKolokolの魅力にもつながっているんだろうなと思います。
──細かいディレクションを受けながらレコーディングをするのは、メンバーの皆さんにとっては大変な作業だと思いますが。
佳凪 はい、本当に大変です(笑)。その分、完成したときの喜びも大きいですね。いつも「早くデータください!」って催促しています。
──それだけこだわりが詰まったKolokolの楽曲に対して、ファンの方はどのような受け止め方をしてくれていますか?
佳凪 ファンの皆さんも、楽曲をたくさん褒めてくださいます。あと、「サブスクでたまたま曲が流れてきて、めちゃくちゃよかったのでライブに来ました」と言ってくださる方が本当に多くて! そのたびに、やはり楽曲こそが私たちの強みだなと実感しています。
私たち、本気です!
──さて、Kolokolが主催するアイドルイベント「超Eden SUMMER」が、7月18日に大阪城野外音楽堂で開催されます。もともと年始恒例のイベントだった「超Eden」が、このたび初めて夏に開催されることになった経緯を教えてください。
藤本 私たちはこれまでイベントやワンマンライブを冬に開催することが多かったので、自分たちの中でも、ファンの皆さんの中でも「冬に精力的に活動するグループ」というイメージがあったと思います。そんな中、今年は夏にも大きな挑戦をしてみたいという話が上がって。大阪には夏の大きなアイドルイベントがそれほどないので、「それなら私たちが大阪のアイドルとして、大阪の夏を盛り上げるためにひと役買おう!」と思って開催を決めました。やったりますよ! 私たち、本気です!
佳凪 冒頭でもお話しした通り、Kolokolはどちらかと言えばしっとり聴かせるタイプのグループなので、夏フェスのような雰囲気には向いていないのではないかという不安が個人的に少しありました。ですが今回、「Enchant」「Neverland Overwrite」という夏フェスで思いきり盛り上がれそうな新曲をいただいたので、この2曲を武器にして今まで以上に熱い夏を届けたいと思っています。
──「超Eden SUMMER」には多くのアイドルグループが出演されます。出演者のラインナップに関してはメンバーの皆さんの意向も反映されているんですよね?
藤本 はい。「このグループに出てほしいよね」という意見を出し合って、プロデューサーに提案しました。日々いろんな対バンライブに出演する中で、心を動かされる素敵なアイドルさんと出会うことも多くて。「超Eden SUMMER」に出演していただくのはそんな心に響くアイドルさんばかりです。
佳凪 今回のラインナップを見て「ライブがものすごく盛り上がる熱いグループばかりだな」と感じたので、Kolokolとしては正直「背水の陣」というか、私は気が引き締まりました。「負けへんぞ!」という気持ちも強いですね。
藤本 多種多様な魅力を持ついろんなアイドルさんが出演してくださり、それをみんなで楽しめることが「超Eden SUMMER」の魅力。しっとりした曲に聴き入る時間もあり、全力で盛り上がる時間もあり、いろいろな楽しみ方ができるイベントになればいいなと思っています。
大好きなアイドルと競演、それでも負けたくない
──ラインナップの中で、特に交流が深かったり、競演が楽しみだったりするグループを挙げるとしたら?
佳凪 全グループの皆さんと競演するのが楽しみなのは大前提として、私が楽しみにしているのはyosugalaさんです。彼女たちはKolokolにとって同じ事務所の後輩にあたるんですけど、とにかくライブがカッコよくて、実力も人気も驚異的なスピードで伸びています。その姿を見て「すごい」と思う一方で、悔しい気持ちもずっと抱いていました。今回出演してくれるからには、私たちも先輩として負けたくないな、って。「楽しみ」というワクワク感と「絶対に負けない」というバチバチした気持ちの両方がありますね。
真嶋 私はジエメイさん、UtaGe!さん、AZ-ONさんです。この3組はとにかくファンの方々の熱量もパフォーマンスも圧倒的なパワー系のアイドルで、私自身も大好きですし、ステージを観ていてすごく勉強になります。Kolokolとはジャンルこそ違うけど、「こういう心に残るライブがしたい!」と毎回思わせてくれます。特にジエメイさんは、岐阜で行われるフェス(「SEKIGAHARA IDOL WARS 2026 - 関ケ原唄姫合戦-」)と回してこちらに駆けつけてくれるらしくて、そのバイタリティは本当に尊敬します。彼女たちに負けないように盛り上げていきたいです。
高橋 同じ事務所の後輩にあたるyosugalaちゃんやAxelightちゃんは、会うといつも礼儀正しく挨拶してくれて、私たちを先輩として扱ってくれるんですよ(笑)。どちらもKolokolとは系統が違いますが、パフォーマンスが本当にカッコよくて刺激をもらえる存在。だから今回は先輩らしく、カッコいい姿を見せられるようにがんばりたいです。
藤本 私はfeelNEOさんですね。アイドルとして、ステージに立つ人間として、本当に大好きです。feelNEOさんのステージを観ると、毎回その熱い思いに圧倒されて「すごい!」と感動します。私たちよりも活動歴が長い先輩という点でも尊敬していますし、少しでも追いつきたい。feelNEOさんを見てたくさんのことを学びたいです。本当に大好きでめちゃくちゃ憧れています!
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メンバーが選ぶ「Kolokolといえばこの曲」


