「SMTOWN」OPアクトを経て…デビュー半年、GPPが8人8色のFlavorで魅せる最新作「ATE!」

2025年12月のデビューから半年。SM ENTERTAINMENT JAPAN発のガールズグループ・GPPは、グループ結成当初から「限界突破」をコンセプトに掲げ、プロ意識を共有し合う強固なチームへとレベルアップを遂げた。オープニングアクトを務めた「SMTOWN LIVE 2025-26 in FUKUOKA」をはじめとした数々のステージを経験し、彼女たちはアーティストとしての実感を着実に積み重ねている。

そんな8人が、5月20日に2ndシングル「ATE!」を配信リリースした。強い意志を示したデビュー曲「Bring it Back」から一転、今作は中毒性の高いキャッチーなフレーズと、かわいらしさと激しさが共存するダンスが印象的なナンバーだ。本特集では、メンバー全員へのインタビューを通じて、デビューからおよそ半年を経たメンバーの内面的な変化を振り返るとともに、最新作「ATE!」の魅力や、そこに込められたメッセージ、そして8人それぞれの思いに迫る。

取材・文 / 岸野恵加撮影 / 堅田ひとみ

デビュー半年。変化したこと、しなかったこと

──昨年12月のデビューから5カ月が経ちました(取材は5月中旬に実施)。デビュー前と比べて、どんな心境の変化がありましたか?

HONOKA デビューショーケースのときもデビューした実感は持てたのですが、リリースイベントでファンの方にお会いしたときに、「ああ、私は今アーティストとして活動できているんだな」という実感がすごく湧いてきました。

SARA トレーニング期間は「自分たちにファンがいるって、どういう感じだろう?」と想像しかできなかったので、ファンの方々と直接お会いして「いつもパワーをもらってるよ!」と直接声をかけてもらえることが本当に力になっていますし、とても感謝しています。

SARA

SARA

──GPPのファンの皆さんはどんな雰囲気ですか? 勝手なイメージでは、メンバーの皆さんに似て明るい方が多いのかなと……。

MIKA 確かに、元気な方が多い!

RINKA 元気だけど、少しシャイかも(笑)。

MOMOKA 女性のほうが少し多い気がしますが、男女比は半々かな。

ANAMI 皆さん、本当に優しいんです。

HONOKA 想像以上に、すべてを肯定的に受け止めてくれて……。例えばMIKAがふと「この自販機で買える、桃のドリンクが好きです」とラジオで話したことを覚えていて、同じものを飲んでくれたり。些細なことで喜んでくださるので、「こんなに私たちのことを好きでいてくれるんだ」と感じてうれしくなります。

──SNSやYouTubeにはさまざまな言語のコメントが躍っていますが、海外からのリアクションで印象的だったものはありますか?

RINKA どうやらインドネシアから私たちのことを見てくれている方も多いみたいなんです。インドネシアに「大丈夫」「問題ない」という意味の「ガパパ」という言葉があるそうなんですけど、「GPP」が「ガパパ」と読めるので、コメント欄に必ず「ガパパ」と書いてあって……。それがなんだか面白くもあり(笑)、うれしいです。

MIKA 海外からもたくさんの方が応援してくださっているので、いつか海外でもライブをしたいです。

MIKA

MIKA

──皆さんは練習生期間から長い時間をともに過ごして、固い絆を築いてきましたよね。デビュー前に取材した際も仲のよさが印象的でしたが、メンバー間の関係性やチームワークに関して、デビュー前から変わった部分はありますか?

ANAMI 相変わらず、ケンカをしたことは一度もないです! さらに一致団結して活動できている実感がありますね。これまでも信頼関係を大事に、お互いにリスペクトを持っていましたが、最近はさらにチームとしての仲間意識やプロ意識も強まっていて。ファンの方々に何を届けられるかを1人ひとりが考えて、8人で真剣に向き合う。メンバーとそうした関係性になれたことは、デビューしてから大きく変わったポイントだと思います。

RINKA デビュー前は、8人で集まると楽しくおしゃべりをするような雰囲気で盛り上がることが多かったんです。でも最近は、プライベートで集まるときと、お仕事について話し合うミーティングをきっちり分けていて、お仕事に関するミーティングでは「今日はこれについて話し合おう」と決めてから集まる。ただ仲がいいだけではなく、一段階レベルアップできた感覚がありますね。

──皆さんがデビュー前から実施している「ハイ&ロー」(うれしかったことや悲しかったことを週1で共有し合う行動)は今も継続していますか?

MIKA はい、続けています! この間は「MV撮影が終わったらチートデーを作ろう!」とみんなで決めて、爆食しました(笑)。プライベートで集まるときはそんなふうにおつかれさま会をしたり、「この日にみんなで映画を観よう」と約束したり、ラフに楽しんでいます。

──とてもいい関係性ですね。先ほどの撮影中も、ソロショット撮影中のメンバーを皆さんで盛り上げている姿が印象的でした。

一同 うれしいです!

GPP

GPP

──デビューを経て、特に変化を感じたメンバーは?

MIKA 私はMOMOKAだと思います。前はMBTIのJかPかで言ったらP(知覚型)で、特に計画を立てずに、その時々でやりたいことを臨機応変にやるタイプだったんですよね。でもデビューしてからはJ(判断型)に変化したなって。グループLINEでも「こうしようよ」と計画的な発言をするようになったよね。

MOMOKA 確かに! 以前は本当に何も考えてなかったかも(笑)。デビューしていろいろなことに取り組むうえで効率よく進められるように、変わろうと意識しました。カレンダーやリマインダーなど、いろいろなツールを活用して……でも完璧にやろうとしすぎて、一度大崩壊したんです(笑)。今は少しずつ、Pっぽさが戻ってきているのかな。

MIKA でも、出会った頃から考えると、すごく変化を感じるよ。

HONOKA そうだね。ほかのメンバーも全体的に変わったと思います。みんな自分が思っていることをちゃんと言うようになったなって。

SARA 一歩踏み出す勇気が、前より強くなりました。

MOMOKA 自分の感情を優先するのではなく、それを一度ぐっとしまってから、「こうしよう」と提案できるようになったよね。

MOMOKA

MOMOKA

「SMTOWN」はみんな震えてた

──デビュー後は、テーマソングを担当した「SoftBank ウインターカップ2025」でハーフタイムパフォーマンスを披露したほか、「SMTOWN LIVE 2025-26 in FUKUOKA」「Rakuten GirlsAward 2026 SPRING/SUMMER」「JJ50th Anniversary Fest 2026」など、さまざまなイベントに出演しました。特に印象に残っているステージはありますか?

LUNA 「JJ50th Anniversary Fest 2026」で、GPPのことを初めて観るお客さんにファンサをしたんです。そしたらその方が、手に持っていたボードにその場で直接「ファンサしてくれてありがとう!」と書いてくださって。「自分の思いが伝わったんだ!」と思えて、すごくうれしかったです。

MIKA お客さんがすごく温かかったよね。

MIA 私はオープニングアクトとして出演した「SMTOWN LIVE 2025-26 in FUKUOKA」が印象深いです。イギリスに住んでいた頃から毎年必ず「SMTOWN」を配信で観ていて、いつか立ちたいと思っていたステージだったので……出演できたことに本当に感謝しています。初めてのドーム公演で、2日間で7万人もの方がいらっしゃる大舞台だったので、本番前の緊張感をまだ鮮明に覚えていますね。

MIA

MIA

HONOKA みんな手が震えてたよね。お互いに「ちょっと背中叩いてくれる?」とお願いしたり(笑)。

MIKA しゃべる余裕もなかった(笑)。でもGPPと書かれたスローガン(応援グッズ)を手にしてくれている人もいて。想像していたより温かく迎えてもらえたし、少しは会場を盛り上げられたと思います。

MOMOKA 1℃くらいは会場の温度を上げられたんじゃないかな?

HONOKA 「SMTOWN」で私たちのことを知って、リリースイベントに来てくださった方もいたから、きっと1℃は上げられたはず!(笑) リリースイベントでは、GPPと書かれた手作りパーカーを着てくださったり、私たちのグループ名の由来(「限界突破(Genkai toppa)」と「紙飛行機(Paper Plane)」)である紙飛行機型のバッジやネックレスを付けてくださったりしている方もいて、感動しましたね。

MIA 手紙を飛行機の形に折って渡してくれた方もいたね。

ANAMI まだ公式グッズがない中でも、皆さんが時間とお金をかけていろいろなアイテムを作ってくださることが、本当にうれしいです。