ミュージックレイン3期生の橘美來、相川奏多、宮沢小春、夏目ここな、日向もかの5人によるグループDayRe:が、5月5日にデビュー1周年を迎えた。
DayRe:は昨年11月に1st EP「ReFraction」、今年4月に2nd EP「刹那的ロマンティック」をリリース。「リスアニ!LIVE 2026」などさまざまなイベントに出演し、濃密な1年を過ごしてきた。そしてデビュー1周年記念日の今年5月5日に東京・板橋区立文化会館 大ホールでデビュー1周年記念ワンマンライブ「LAWSON presents DayRe: 1st Anniversary Live - Page:366 -」を昼夜2公演で開催。その成長とグループの大きな可能性をオーディエンスに提示した。
音楽ナタリーでは夜公演直後のメンバーにインタビューを行った。ライブの興奮冷めやらぬ中、メンバーは充実した表情を浮かべながらこの1年間の歩みを回想。夢と希望に満ちた未来についても語ってくれた。
取材・文 / 西廣智一撮影 / 星野耕作
どんどんDayRe:の輪が広がっていったらいいな
──デビュー1周年ライブ、皆さんおつかれさまでした。先ほど公演を終えたばかりですが、率直な手応えはいかがですか?(参照:DayRe:、デビュー1周年記念ライブで見据えた夢いっぱいの未来)
日向もか 「あとはもう寝るだけ!」っていうくらいやりきりました(笑)。この1年の集大成を見せられたんじゃないかなと思ってます。
宮沢小春 今からお風呂に入って寝るのが楽しみだなって思うくらい(笑)、達成感にあふれています。反省もありますけど、今日はもう「楽しかった!」でいいのかなというくらい、本当に素敵な“366ページ目”になりましたし、デビュー日をこうやってファンの皆さんと過ごせるのは素直にうれしいです。
夏目ここな 私もとにかく楽しくて、達成感しかないです。本番のためにたくさんレッスンを重ねましたし。私がちょっと体調を崩したときには、あとでみんなも参加する追加レッスンを組んでもらったこともあったんです。そうやって、私たちの中に「絶対に成功させなきゃ」という強い思いがあったのと同時に、ライブ中はファンの皆さんもコールをたくさん練習してくれたんだろうなという空気を感じました。会場にいたみんなの「いいライブを作るんだぞ」という意気込みが伝わってきて、すごく楽しかったです。
相川奏多 ここまで、本当にあっという間でしたね。リハーサルの期間と比べたら本番が短く感じられるのはもちろんですけど、今回はリハから本番までが一瞬で。それくらい集中して向き合えた濃い時間でした。それと、MCのときに「1年前のお披露目会に来た人?」「この1年でDayRe:を知ってくれた人?」「今日はじめましての人?」と聞いたんですけど、どの質問でもたくさん手が上がっていたのを見て、改めてこの1年の自分たちのがんばりを実感することもできました。
橘美來 もちろんお客さんの顔や表情は見ていたんですけど、特に昼公演は何も考えられないくらい一瞬で終わってしまいました。その分、夜公演はちょっと冷静でいようと思って、歌詞の意味を噛み締めながら歌うよう意識したら、それが目の前のお客さんや、今まで積み重ねてきた思い出ともリンクしてきて。昼公演には今の感情を思いきりぶつけられたし、夜は自分も楽しみながら皆さんと一体になれた感覚が強かったです。「DeaRy Days!」という曲の中に「きっとこれから先も 繰り返してく」という歌詞がありますけど、「この景色を繰り返して、どんどん大きくなっていけるのかな」って思いながら、夜公演は特に歌えて。もっともっとライブを繰り返していきたいという気持ちにもなりましたし、そうやって日々積み重ねていく中で、また新たな出会いも増えたりして、どんどんDayRe:の輪が広がっていったらいいなと思いました。
──今「DeaRy Days!」のお話が出ましたけど、ちょうど1年前のお披露目のときに、このデビュー曲を初披露しましたよね。そこから1年の積み重ねによって、この曲を歌っているときやパフォーマンスしている瞬間に感じることに変化はありますか?(参照:ミュージックレイン3期生のグループDayRe:がデビュー「いろんな景色を見に行きたい」)
相川 今日はダンスの構成的にフリーの部分が多くて、メンバー同士で交流したりする場面が多かったんです。でも、Dメロの「Give me a five! 重ねるほど」でみんなが真ん中に手をかざして、「ファンの人も一緒に行こう」って気持ちを込めて手を上げるところはオリジナルのままで。あの瞬間は初披露した1年前のことを思い出してグッときました。
夏目 私は「夢中ってことは(Now!)」という、ファンの皆さんにコールしてもらうところのフレーズを歌っているんですけど、最初の頃は自分たちのパフォーマンスを見せることに必死で、お客さんのコールをしっかりと聞けていないところがあったんです。でも、今は歌いながら皆さんのコールが楽しみになるくらいに余裕も生まれて、一緒にライブの空間を楽しみながらパフォーマンスできるようになったなと思います。
まだまだ伸びしろがある
──今回のワンマンライブ以前には、いろいろなイベントやフェスにも出演してきました。この1年間を通して、ライブでの見せ方に関してはどのように考えてきましたか?
相川 「リスアニ!LIVE 2026」(2026年2月1日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで開催)に出演したときに「プロトノイズ」「鏡面上、今、レーゾンデートル」「Overself」という、1st EP収録曲の中から今のDayRe:を感じてもらえる見せる曲を用意したんですが、スタッフさんからも初期から「ダンスもしっかりできるグループ」という話があったので、そこは今も強く意識しているポイントですね。
宮沢 これは私だけの話かもしれませんが、この1年を通してDayRe:の一員としてのあり方が変わりました。それこそ初期の頃は、DayRe:以前にこの5人で出演していた「IDOLY PRIDE」(アイドルをテーマとしたメディアミックス作品)のようなアイドルっぽい見せ方を重視していたんですけど、最近はちょっとカッコをつけた見せ方をするようになった気がしていて。
日向 小春は歌い方も変わってきたもんね。今日のライブも、がなりまではいかないけど、かなりオラオラ系の声を出してたから「いいね!」と思ったし(笑)。
橘 「リスアニ!LIVE 2026」に出させていただいたときに、「DayRe:を応援したい人は、ペンライトを白にして振ってください!」と呼びかけたら、客席が一瞬にして白に切り替わって。それ自体はすごくうれしかったけど、ただメンバー個々のことはまだ深く知られていないし、あの日初めて私たちを見たという方もたくさんいらっしゃったと思うんです。そういう意味では、まだまだ伸びしろがあるのかなと感じています。
宮沢 確かに。DayRe:のことを好きな方、DayRe:のことを知っている方を前にしたワンマンライブ後の感想だから、今は達成感でいっぱいだけど、今の話を聞いて「そうだよ、まだまだいけるよね。やれるよね」って、改めて「がんばらなくちゃ」と思いました。
相川 今日、すごく人が多かったよね。DayRe:初のワンマンライブで、1日2公演もあったのに、どちらにもたくさんの人が来てくれたし、まだデビューして1年なのにこんなにもファンの皆さんがいるんだと認識できたのはすごくうれしい。この1年間いろんなイベントでがんばり続けた結果なのかなとも感じました。
──先ほど「ダンスをしっかり見せよう」というお話がありましたが、特に1st EP以降の楽曲ではフォーメーションで見せるダンスが取り入れられて、動きもより複雑になっています。今回のワンマンライブを拝見したら、そこもより磨きがかかったなと感じました。
橘 ありがとうございます。私、1st EPの頃は「私、なんでこんなにダンスが下手なんだろう?」と思いながらやっていたんです。もちろん今も、技術的に「もっとこうしたい」というところはありますけど、以前はバシッと決められなかったところも今回のワンマンの練習をしているときに、「あれ? 前よりバシッと決められるようになった気がする」と感じて。少しずつではありますが、一歩一歩前に進めているのかなと思いましたし、それは私だけじゃなくてDayRe:メンバー全員に言えることなんじゃないかな。
夏目 最近はダンスの先生に「振り入れが早くなったね」と言ってもらえる機会も増えたし、いろんな積み重ねの成果が少しずつ出てきているのかと思うとうれしいよね。
宮沢 「プロトノイズ」の振り入れ用映像を初めて観たときなんて、「えっ、私たちがこれをやるんですか?」って震えていたのに(笑)。それが、今はもっといろいろできるようになりました。
日向 でも私たち、まだ1年だからね。1年でこれだけ成長できるってことは、来年はさらにすごいことになってるかも。
──そうなると、スタッフさんもさらに高いハードルを設定しそうですが(笑)。
一同 えー!(笑)
相川 そこはちょっと相談させていただきます(笑)。
「ヒトリ狼」にすごく助けられた
──今年4月には2nd EP「刹那的ロマンティック」がリリースされました。前作は黒を基調にしたクールめのビジュアルでしたが、今作は青が基調。歌詞のメッセージを含めて、前作とはまた違った届け方をしている印象もあります。ここからは今回のワンマンライブやリリースイベントを通じて感じたことも含め、EP収録曲について皆さんに1曲ずつ解説をお願いします。
相川 まず1曲目のEPタイトル曲「刹那的ロマンティック」から。ライブでは、冒頭の「WO WO WO~」からファンの皆さんも大きな声を出してくださって、すごく一体感のある曲になったなと思います。
宮沢 アンセム感があるよね。
相川 そうそう。振付も拳を突き出したり、「踏みだせ世界へ 自らの足で」というフレーズでは実際に私たちが一歩踏み出していたり、歌詞との親和性が高い。タイトルトラックということもあり、今のDayRe:が表現したいことがギュッと詰まっている代表曲として受け取ってほしいです。
橘 私はこのライブの準備期間中、2曲目の「ヒトリ狼」にすごく助けられました。自分で覚えなくちゃいけないことって、結局は自分ががんばるしかないじゃないですか。その中で、この「ヒトリ狼」の歌詞がいつも弱気になってしまいがちな私を「やってやるぞ」と鼓舞してくれた。それで自分の中の炎が消えることなく、最後まで走り抜けられた気がしていて。よりこの曲が私の中で、今回のワンマンライブのテーマ曲になっていた気がします。
──特に今回のライブでは、この曲は終盤に配置されていたので、最後のひと盛り上がりに欠かせない1曲になりましたものね。
橘 そうなんです。ギアをさらに一段階上げて「やるぞ!」という気持ちにもなれるし、曲全体を通して力をもらえるんですよね。
次のページ »
無事、2回フラれました




