berry meet初のビルボードライブ公演「berry meet Diner ~MAJOR 1ST ANNIVERSARY SHOW~」が7月8日に神奈川・ビルボードライブ横浜で2回にわたって開催される。
2022年7月8日に結成し、2025年7月8日にフルアルバム「白昼夢、結んだ言葉は花束に」でメジャーデビューを果たしたberry meet。デビューから1周年を迎える記念すべき日にベリミはビルボードライブ横浜のステージに立つ。
音楽ナタリーは、アニバーサリーライブの舞台となるビルボードライブ横浜でベリミにインタビュー。公演への意気込みだけでなく、これまでの活動の振り返りや最新曲「君の中に入っちゃいたい」のこだわりなど、話題は多岐にわたった。
取材・文 / 天野史彬撮影 / はぎひさこ
公演情報
berry meet Diner ~MAJOR 1ST ANNIVERSARY SHOW~
2026年7月8日(水)神奈川県 ビルボードライブ横浜
[1st]OPEN 16:00 / START 17:00
[2nd]OPEN 19:00 / START 20:00
記念日が重なる7月8日
──取材前にビルボードライブ横浜の会場内を見学されていましたが、いかがでしたか?
たく(G, Vo) 実際にライブするのが楽しみになりましたね。ホールに近い感じなのかなと思いつつ、お客さんがお食事をされながらライブを観るのは特別感がありますよね。そうなると、曲の届き方もかなり変わってくるんだろうなと思いました。
──berry meetはメジャーデビュー1周年の記念日である7月8日にビルボードライブ横浜で公演を開催されます。
いこたん(Dr, Cho) そうですね。私たちが3人でいるありがたみを感じられる日だし、ファンの方々が集まってくれることにも感謝できる、特別な日です。
たなかり(B) 私たちだけじゃなくて、ファンの方々も同じように大事にしてくれる日って素敵だよね。
たく あと一応、7月8日は僕の妹の誕生日でもあります(笑)。
爆速で過ぎた1年
──昨年のメジャーデビューからの1年を振り返ると、どんなことを感じますか?
たく 時間の経過が爆速でしたね。リリースもコンスタントにしてきたし、ツアーもあったし、なんなら今もツアー中ですし。ライブも楽曲制作も、やれることはやりまくって走り抜けた……そんな1年間でした。目の前のやりたいこと、自分たちが思いつくこと、ファンの方に届けたいことを1個ずつ形にしてきた1年だったなと思います。
──1stフルアルバム「白昼夢、結んだ言葉は花束に」のリリース以降も(参照:berry meet特集|過去も未来も詰め込んだメジャーデビューアルバムを語る、ゆかりの若手バンド11組のコメントも)、本当にコンスタントに曲をリリースされていますよね。毎月のように新曲が出るので、実はけっこうびっくりしていて。
たく 本当に、「いつ作ったんだ?」と自分でも思うくらいです(笑)。
──(笑)。曲はどんどんできますか?
たく いや、「できたから出そう」というよりは、「作らねば」という気持ちで取り組んでます。アイデアを絞って絞って出している感覚ですね。「この季節にこういう曲を出したい」みたいなイメージがあって、そこに向かって自分を追い込んで作っています。でも、別につらいわけではなくて。振り返ってみても全曲、出すべくして出した曲だと思いますし。「もしも」では初めてタイアップで書き下ろしをさせていただいたり、「Life goes on」では恋愛以外のところにフォーカスを当てて書いてみたり。今のberry meetに必要な要素を形にしていったら、いつの間にか曲がたくさんできていたんです。
──音楽的にやりたいことも増えていますか?
たく はい。音のバリエーションは広げていきたいと思っていて、ホーンを入れてみたり、いわゆるバンドサウンドからは外れた要素を入れてみたり、挑戦を重ねていい1年になったなと思います。
「なんで音楽をしているんだろう?」その答えは
──いこたんさんは、この1年を振り返るとどう感じますか?
いこたん berry meetとしてどんなものをお客さんに届けていくのか、やるべきことを3人でよく話した1年だったし、メジャーデビューしたことで一緒に歩いてくれるスタッフさんも増えて、その人たちともよく話し合った1年でした。自分自身とも、berry meetとも、向き合う時間が増えたように思います。
──ご自身と向き合ったとき、いこたんさんはどんなことを感じましたか?
いこたん 私とたなかりは4月に大学を卒業して、同世代の周りの子たちも同じように環境が変わって。周りが就職していく中で「自分はなんで音楽をしているんだろう?」とか、「これからどうなりたいんだろう?」と考えるようになりました。
──その問いには答えが出ていますか?
いこたん 今の私がバンド活動をしているのは、“私じゃなきゃいけないこと”があるからだと思います。私のドラムやコーラスを聴きたいと思ってくれる人がいるから、berry meetで音楽を届けている。そんな答えが出ています。
──「私じゃなきゃいけない」と信じられる場所があるのは素敵だなと感じます。「berry meetは何をすべきか」という部分は、この1年でどのように話し合われてきたんですか?
いこたん 私たちが実現したいライブのイメージがあって、それは、大きなホールでオーケストラを入れて……みたいな、壮大なものなんです。でも「その夢に行き着くのは難しいよね」と3人で話していて。急に叶えられることではないからこそ、今後やりたいこととそのために今やるべきことを考えて、「一見遠回りに見えても、やるべきことをクリアしていった先に実現できることがあるよね」と、3人で話し合いました。
深みが増すberry meet
──たなかりさんは、この1年を振り返っていかがですか?
たなかり 今思うとあっという間でした。憧れのフェスに出演させてもらったり、ツアーがあったり、レコーディングがあったり、すごく濃い1年を過ごせました。目の前のことに必死になったからこそ視野も広くなったし、話し合いによって「berry meetは今、何をすべきか」ということも明確になったなと思うんです。なので、自分自身も成長できた。
──話し合うことで、3人の関係性もより深まっていきましたか?
たなかり そうですね。根本的な関係は変わらないけど、お互いにどんなことを考えているかを共有することで、よりberry meetの深みが増している気もします。
たく berry meetの始まりはぬるっとしているんですよね。「こういうバンドをやりたい」「こういう活動をしていこう」という前提があって組んだバンドじゃないから、この1年でちゃんと話し合って足並みをそろえることができたのは大きかったと思います。それは僕ら3人だけじゃなくて、チーム全体を含めても。スタッフの皆さんとも同じ方向を向いて進んでいるので、いろんなことの良し悪しを決める基準も決まって、活動はやりやすくなっていますね。
──オーケストラを入れて壮大なライブをするという目標は、どのように芽生えたものなんですか?
たく 3人とも、なんだかんだポップスが好きなんですよ。もちろん、活動していく中でいろんな文化を知って、さまざまな音楽に魅了されていますけど、自分たちがやりたいことや向いていることを考えるとポップスだなと、3人の中で答えが出ていて。そもそも僕は、映像や演出を含めたエンタテインメントそのものに興味があったんです。
──たくさんにとっては、根本的な資質でもあるんですね。
たく 僕、Nissy(西島隆弘)さんが大好きなんですよ。人生で初めて行ったライブもNissyさんで。そのときに「ライブって、こんなにいろんなことができるんだ!」と感動しました。演出が多彩で視覚的にも楽しめるし、音源と違うアレンジが聴ける。総合芸術としての音楽ライブが、僕だけじゃなくて3人とも好きだし、berry meetとしても楽しんでやれると思う。目指すのはそういうライブですね。
たなかり・いこたん うん。
──berry meetは本当に音楽の幅が広いバンドだと思うので、エンタメ性の高い音楽を目指すことや、Nissyさんがルーツにあることはとても納得します。ちなみに、たくさんがNissyさんにハマったきっかけはなんですか?
たく 僕は不登校でYouTubeばかりずーっと観ていた時期があって、Nissyさんが歌っている姿を見て感動したんですよね。
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「ここにいていいんだな」と安心してライブができている



