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Nakajin See U Soon
グラミー受賞クリエイターとのタッグで研ぎ澄ましたEDM、世界基準のサウンドでNakajinソロは未知数へ
文 / 照沼健太
SEKAI NO OWARIのメンバーとして、ギター、作詞作曲、プロデュースを担うマルチプレイヤー・Nakajin。ソロ4作目となるシングル「See U Soon」は、新たなフェーズを予感させる内容だ。ポストEDM時代らしいエッジィなサウンドメイクと、ポップなメロディをダンスミュージックに昇華させるソングライティング力。そんな基本的な方向性はキープしながらも、あらゆる点でシフトチェンジが行われている。
何よりもまず耳に飛び込んでくるのは、あまりにも強烈なベースラインだ。前作「Satellite」にも垣間見えたインパクトある音作りへの探究はここに見事に結実している。荒々しい輪郭を持った歪んだシンセサウンドは、楽曲の印象を一発で作ることに成功。そして、そこに乗るキャッチーなメロディもまた覚えやすく、クセになる。正真正銘“楽曲の顔”を作り上げている。
サウンドメイクとソングライティングの本質を見つめ直して深く研ぎ澄ました、結晶のようなサウンド。それを作り上げたのが2組のミュージシャンとのコラボレーションだというのもまた興味深い。
リアーナの作品やデュア・リパ「Future Nostalgia」への参加でグラミーを受賞し、近年はRed VelvetやMONSTA Xなどの仕事でも知られる作曲とプロダクションの専門家スカイラー・モネス。そしてメロディと歌詞のエキスパートであるトップライナーとして、SlanderやエクシジョンなどEDM寄りのプロデューサー陣とのタッグで累計8億回超のストリームを稼いできたエル・ヴィー。この世界基準の2人との共作によって、Nakajinソロはさらに未知数になった。SEKAI NO OWARIという名前はまったく必要ないほどに。
また、手に触れられそうなくらいハッキリとした輪郭を持つサウンドに対し、夢や幻のようなビジュアライザーが用意されている点も面白い。レトロゲーム的なCGでバイクが疾走する映像に重ねられるのは、VHS画質を再現したような現実感がさらに薄れていくエフェクト。「See U Soon」=「また近いうちに」だが、本当にまた会えるのか?
Nakajin, Elle Vee - See U Soon (OFFICIAL AUDIO VISUALIZER)
- Nakajin「See U Soon」
- 2026年5月15日(金)配信開始 / Capitol
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作詞・作曲:Nakajin、スカイラー・モネス、エル・ヴィー
プロデュース:Nakajin、スカイラー・モネス
Nakajin(ナカジン)
SEKAI NO OWARIのメンバーとして、2011年8月にトイズファクトリーよりメジャーデビュー。これまでに7枚のオリジナルアルバムをリリース。スタジアムやドームでライブを開催し、さらに数々の権威ある賞を受賞するなど、名実ともに日本を代表するグループとなる。SEKAI NO OWARIのサウンドプロデュースを担当する傍ら、2024年にソロプロジェクトを開始。これまでに「TOKYO」「Same Routine(feat. Marcin, Margot Liotta)」「Satellite」、そして2026年5月にスカイラー・モネス、エル・ヴィーとのタッグによる新曲「See U Soon」を配信リリースした。また2025年にはPdoggと共作した楽曲「Almond Chocolate」をILLITに提供した。SEKAI NO OWARIとしては、2026年にデビュー15周年を迎え、その第1弾リリースとして、7月にニューシングル「Stella」を発表する。

