俺らが嵐だ!
1999年11月にシングル「A・RA・SHI」でデビューし、多方面で活躍してきた嵐。彼らは2020年末より活動を休止し、2025年5月の再集結後はファンクラブコンテンツを通じて、感謝のメッセージやパフォーマンスを届けてきた。「We are ARASHI」は嵐にとって最後の5大ドームツアーで、3月から6月にかけて北海道、東京、愛知、福岡、大阪を回り、全15公演で約49万人を動員した。
2020年末の活動休止のタイミングはコロナ禍だったため、ファンと直接会う場を持つことのできなかった嵐は「We are ARASHI」で長年待ち続けてくれたファンのもとへ。2020年末の生配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31.」の最後に大きな声で宣言した「We are ARASHI!(俺らが嵐だ!)」という思いを表現したセットリストや演出で全33曲を披露し、26年半のグループの歴史に幕を下ろした。
嵐が帰ってきたぞ!
ステージのスクリーンに映し出されたのは「2020.12.31」。活動休止の日付から進み、現在まで時を刻むと、ステージ上空に巨大なボックス型の装置が出現。その上に大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人が登場し、青空と虹をバックに「Løve Rainbow」を披露した。松本が「Hey! Tokyo! 嵐が帰ってきたぞ! We are ARASHI LIVE in TOKYO! 楽しんでいこうぜ!!」と呼びかけると、メンバーの目の前にはペンライトの海が広がっていく。「Lucky Man」「Troublemaker」では嵐がドーナツ型のムービングステージの上から、ファンとコール&レスポンスを楽しんで会場がひとつになった。
観客と配信でライブを見守るファンに向け、松本は「今日はお前らが俺ら幸せにしてくれよ! 準備はいいか! OK、代わりに俺らが、今から俺らが全員幸せにしてやるよ!」、 二宮は「いらっしゃいませー! 今日は俺たちと最後まで向き合ってくれ!」と挨拶。相葉は「ねぇ! 盛り上がってんの~? 配信のみんなも盛り上がってんの~? まだまだ行けんだろ! もっとちょうだい! もっと! 最っっ高だぜ!」と気分を高め、大野は「は~い! は~い! は~い!」「東京ドーム! 『We are ARASHI』祭り!」と声を張り上げる。櫻井は「男性陣、調子はどうだ! 女性陣、調子はどうだ! 日本列島、調子はどうだ! 配信を見てる世界中のみんな、調子はどうだ! 俺たちはもう準備できてるぞ」と気合い十分な様子を見せた。
“焚き火”を囲みながら
「Whenever You Call」をライブで初披露したあとは、究極のラブソング「One Love」やライブの定番曲「Yes? No?」をジュニアをバックに披露。大野が振付を手がけた「つなぐ」では“松明”が並ぶ花道を進んでクールに歌い踊り、「P・A・R・A・D・O・X」では炎が噴き出す中、床に薄く引かれた水を蹴り上げながらパフォーマンスした。
「CARNIVAL NIGHT part2」「エナジーソング~絶好調超!!!!~」というアッパーチューンで盛り上がったあとは、櫻井の「ちょっと懐かしい曲をやりたいと思います」という紹介から「スケッチ」へ。5人は“焚き火”を囲みながらしっとりと歌い上げ、観客もペンライトを揺らしながら「ラララ」と合唱した。
王冠型のバルーン
後半戦に突入すると、5人は王冠型のバルーンの上から「Oh Yeah!」「ハダシの未来」「果てない空」を届け、3階席のファンともコミュニケーションを取る。パフォーマンス中には、バルーンに過去のライブ映像が映し出された。このバルーンから降りてトロッコに乗った嵐は、「GUTS!」を通じてファンにエールを送る。そして「Monster」では噴水や火柱、火球が上がり、サウンドが一部アレンジされた「truth」では上空から花火が降り注ぐド派手な演出の中、ステージを躍動した嵐。その後、外周ムービングステージに乗り込んだ5人は「迷宮ラブソング」「ワイルド アット ハート」「Step and Go」という人気曲をファンのより近くで歌唱した。松本の「俺らからのありったけの愛と感謝を届けます。受け取ってください」という言葉からスタートしたのは嵐の代表曲の1つ「Love so sweet」。5人の幼少期の写真がスクリーンに映し出される中、たっぷりの愛情を歌声を通じて届けていった。
最後のMCで口にしたことは
最終ブロックでは、松本が「俺らはまだまだ届けたい曲あるけど、みんなはどうなんだ! まだ行けんのか! じゃあ、ここで聞くぞ! 俺らの名前は何だ?」と投げかけ、5人はデビュー曲「A・RA・SHI」を披露。さらに「感謝カンゲキ雨嵐」「Happiness」というライブの定番曲も続けると、会場にシンガロングが響き渡った。
ここで5人は嵐の活動終了への気持ちや、ファンへの感謝の思いを改めて口に。松本は「1999年から休止期間も含めて26年半。短くはないよね。成人するし。1人の生まれた子供が。それだけの時間を、この4人とスタッフと、そして皆さんと一緒に過ごしてくることができて本当に幸せな時間だったなと思います」と伝える。1996年6月のジャニーズ事務所入所から現在までを振り返った二宮は「色々ある中で、最後の1つ、最終公演でしかできなかった事ということで言うと、この約30年間のジャニーズ人生を終えようと思います。終われてなかったなと。勝手に終わって、勝手になくなっていったなという気持ちが強かったので。勝手ではあるんですけども、今日僕は、ジャニーズ人生を終えます」と力強く語った。相葉は「1999年、世界中に嵐を巻き起こしたいですって言って始まった嵐なんですけど。そのときはそう言いなさいって言われて言ってたんですけど。でも、26年半経ってつくづく思います。世界中に嵐を巻き起こしてくれたのは、みんな一人一人の応援のおかげなんだって。みんな一人一人が支えてくれたから、色んなところで色んな景色を見せてもらいました。本当に幸せ者だなって思います」と客席を見回す。大野は「メンバー4人が、あなたたちだったから僕は今日まで、ここに立ててます。本当にありがとうございました。僕ら5人、誰一人欠けることなく、みんなで作った嵐を26年間、守り切れて本当によかった」と感情をあらわに。櫻井も「松本潤、二宮和也、相葉雅紀、大野智、櫻井翔。僕たちが、嵐でした。いや、僕たちは…嵐です。99年、ハワイで生まれ落ちたその姿のまま、5人そろってこのようにゴールテープを切れたこと。万感の思いです。皆さんと一緒に見られた、夢のような数え切れないほどの景色を、これからも忘れないでいようと思います」と涙をこらえながら言葉を紡いだ。
ラストソングは、嵐の最新曲「Five」。嵐が活動してきた26年半やファンへの惜しみない感謝の思いを重ねるように歌い上げる。「心からありがとう言えたこと 忘れないでいよう」というラストのサビではキャノン砲が放たれた。曲が終わり、互いにハグし合い円陣を組んだ嵐は「どうもありがとう!」「みんな、バイバ~イ!」「楽しかったよ」と何度も何度も感謝の言葉を口にし、約3時間半のライブをフィナーレに導いた。嵐がステージから去ったあと、スクリーンには「We are ARASHI LIVE TOUR 2026」というラストツアーのタイトルと5人のクレジットが浮かび上がると、場内には大きな拍手が沸き起こった。
なお嵐のデビュー記念日となる11月3日には、ファミクラストア オンライン限定でツアーファイナルの模様を収録したライブBlu-ray / DVD「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」とライブフォトブックがリリースされる。
嵐の挨拶、セットリスト
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嵐、東京ドームで歴史に幕「みんなで作った嵐を26年間、守り切れて本当によかった」(ライブレポート / 写真10枚 / コメントあり) - 音楽ナタリー
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