GLAY×プレモル配信ライブで全国に届けた願い「世の中が明るい方向に向かってほしい」

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GLAYが本日7月31日の“GLAYの日”に、配信ライブ「GLAY×THE PREMIUM MALT'S The Premium Live」を開催した。

「GLAY×THE PREMIUM MALT'S The Premium Live」の様子。(撮影:岡田裕介)

「GLAY×THE PREMIUM MALT'S The Premium Live」の様子。(撮影:岡田裕介)

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7月31日はGLAYが1999年に20万人を動員した単独ライブ「GLAY EXPO ’99 SURVIVAL」を開催した記念日。今回のライブは「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」とのコラボレーションによる企画で、「ザ・プレミアム・モルツ」を購入した全国のファンに最新のGLAYのサウンドを届けた。また会場の東京・Zepp DiverCity(TOKYO)には貴重なチケットを手に入れた450名のファンが集い、4人のパフォーマンスを楽しんだ。この記事では会場の様子をレポートする。

開演時刻を迎え、ステージにメンバー4人とサポートのTOSHI(Dr)、ハジメタル(Key)が大きな拍手を浴びながら登場する。1曲目はTAKURO(G)の流麗なギターイントロから始まった「LAYLA」。穏やかながらも力強いサウンドに、ハジメタルが奏でる優しい鍵盤ハーモニカが色を添えた。そして「歌えないかもしれないけど、心の中で歌ってください!」というTERU(Vo)の言葉から「グロリアス」へ。TAKURO、HISASHI(G)、JIRO(B)もステージ前方へ飛び出し、フロアのファンや配信のカメラに向けて笑顔を送った。

TERUは会場に集まったファンに対し「最後まで声を出すのは我慢しながら、自分なりの楽しみ方で楽しんでください」と呼びかけ、3月から行ってきた配信ライブ「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK」で演奏した曲、そして10月6日リリースのニューアルバム「FREEDOM ONLY」の収録曲も披露することを明かして期待を高めた。「東京に来たばかりの頃に演奏していた曲です」という言葉に続いて披露されたのは、今から30年前に発表したインディーズ時代の楽曲「Angelus」。エモーショナルなパフォーマンスで場内の熱気を上昇させたあと、TERUは続く楽曲について「TAKUROのデモを聴いて『これはすごい曲だ』と思って、トオミヨウさんにアレンジをお願いして……」と語り始めるが、ほかのメンバーの微妙な空気を感じ取って「あれ?」と苦笑い。TERUがセットリストから1曲見落としてしまっていたことが明かされると観客は必死に笑いをこらえ、JIROはTERUの肩に手を置いて励ましていた。

会場内が和んだところで、メンバーは本来の曲順通りの楽曲「BLAST」をパフォーマンス。「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK」でも披露されたジャジーなテイストを強めたアレンジで、楽曲の新たな魅力を届けた。そして先程TERUが紹介した新曲「BAD APPLE」を披露。独特な浮遊感と温かみを兼ね備えたサウンドでGLAYの新境地を表現する。大ヒット曲「HOWEVER」でフロアを圧倒し、「空が青空であるために」のさわやかなアンサンブルを響かせたのち、TERUは11月からスタートするアリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2021 "FREEDOM ONLY"」へ向けた思いを「少しでも前向きに生活できるように、このツアーを目標に歩んでいきましょう」と語った。

TERU(Vo)(撮影:岡田裕介)

TERU(Vo)(撮影:岡田裕介)[拡大]

そしてアルバム「FREEDOM ONLY」の1曲目を飾る新曲「BETTY BLUE」をライブで初披露する。PORIN(Awesome City Club)をゲストボーカルに迎えたこの曲だが、TERUはこの日のボーカルについて「今日のPORINちゃんです!」とTAKUROを紹介。TAKUROは「ひどい……」と無茶振りに苦笑しつつ、「その日が来たらみんなで歌ってほしいという願いを込めて、今日は俺が歌う!」と宣言。その言葉通り、TERUとともに涼しげなハーモニーを響かせた。

TOSHIのパワフルなドラムソロに続いては「the other end of the globe」の壮大なサウンドが届けられる。ここでTERUは「今日初めてご覧になる方もいるかもしれないので」とハジメタル、TOSHIを含めたメンバー全員を紹介。JIROはこの日のライブ会場のお台場が「東京2020オリンピック」の会場でもあることに触れ「オリンピックに負けないくらい盛り上がっていきましょう!」と呼びかけ、HISASHIは今回のライブを記念して発売された「ザ・プレミアム・モルツ」の“GLAYデザイン缶”を手に「ビールの缶になることが夢でした!(笑)マジでプライベートで箱買いしてます」と明かす。TAKUROは「GLAY EXPO ’99 SURVIVAL」を振り返り「あのときキーボードを弾いてくれた佐久間(正英)さんも、どこからかあの日を懐かしんでくれてるんじゃないかと思います」と、空を仰ぎながら語った。

続く「誘惑」ではドローンカメラがステージ上に現れてメンバーの熱いパフォーマンスを映し出す。さらに「彼女の“Modern…“」が観客のテンションを上げたあと、アルバム収録曲の先行配信第1弾「FRIED GREEN TOMATOES」がリラックスした雰囲気の中で披露された。ラストを飾ったのは「ROCK ACADEMIA」。TERUとHISASHIのツインボーカルで華々しくライブが締めくくられた。

配信は「ROCK ACADEMIA」で終了したが、会場では熱烈な手拍子に応えてのアンコールが披露された。ステージに再び登場したTERUは「(配信は)モルツでベロベロになりながら観ててほしいよね……『誘惑』のサビの歌詞間違えたよね?」と申し訳なさそうに観客に問いかける。うなずく観客に、JIROも「みんな、なんだったらあなたより歌詞覚えてるよ?」と同意していた。アンコール1曲目で披露されたのは「GIANT STRONG FAUST SUPER STAR」のパンキッシュなサウンド。さらに「DOPE」「KISSIN’ NOISE」と新旧の楽曲を奏でたのち、最後は「Chelsea」で会場の一体感をピークまで高めた。TERUは「次こそは一緒に歌いましょう。少しずつ世の中が明るい方向に向かってほしいし、今よりもっと心が通じ合うライブにしましょう」とオーディエンスに語りかけ、ステージをあとにした。

GLAYはこの日披露した新曲「BAD APPLE」を8月18日にシングルリリースし、10月6日にニューアルバム「FREEDOM ONLY」をリリース。アリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2021 "FREEDOM ONLY"」は11月5日の大阪・大阪城ホール公演よりスタートする。

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「GLAY×THE PREMIUM MALT'S The Premium Live」2021年7月31日 Zepp DiverCity(TOKYO)セットリスト

01. LAYLA
02. グロリアス
03. SOUL LOVE
04. Angelus
05. BLAST
06. BAD APPLE
07. HOWEVER
08. 空が青空であるために
09. BETTY BLUE
10. the other end of the globe
11. 誘惑
12. 彼女の“Modern…”
13. FRIED GREEN TOMATOES
14. ROCK ACADEMIA
<アンコール>
15. GIANT STRONG FAUST SUPER STAR
16. DOPE
17. KISSIN’ NOISE
18. Chelsea

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あき @3rdXaki

【ライブレポート】GLAY×プレモル配信ライブで全国に届けた願い「世の中が明るい方向に向かってほしい」 https://t.co/LONelsVefl

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