「GLAYエンタテインメントの逆襲」とは? TERU&JIROが2020年を振り返りながら語る

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GLAYが今月初め、YouTube公式チャンネルにて「GLAYエンターテイメントの逆襲!?」と銘打った動画を公開し、その中で2021年の活動内容を一挙に発表した。

左からTERU、JIRO。(Photo by KOBA [Sketch])

左からTERU、JIRO。(Photo by KOBA [Sketch])

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2020年はコロナ禍の影響で、デビュー25周年を記念したドームツアーの中止など活動の制限を余儀なくされる中、自分たちにできることを模索しながら活動を続けていたGLAY。その“逆襲”は、明日3月27日から行われる4カ月連続配信ライブを皮切りに、新作やライブ映像作品のリリースなど年間を通して展開される。音楽ナタリーでは、これに際してTERU(Vo)とJIRO(B)に話を聞いた。

TERU(Photo by KOBA [Sketch])

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JIRO(Photo by KOBA [Sketch])

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2人に改めて2020年はどんな1年だったか尋ねると、TERUは「自分の生活をもう一度見直す1年でした。何が必要なのか、何をしているときが楽しいのか、何ができないとつらいのか。49歳にして自分のことを考える時間をたくさん作れたかな。結論としてはやっぱり音楽が好きなんだということを実感しました」と回答。自宅や函館にあるスタジオに音楽機材をそろえ、じっくり制作に集中したと述べる。JIROはレギュラーラジオの収録や動画の撮影を自宅でする中で参考にカメラの勉強を始めたという。「自分もスキルアップするし、楽しいだろうなと。小学生の頃みたいに一からプラモデルを作る感覚というか」と笑った。また、「2020年12月のさいたまスーパーアリーナ公演で、自分たちのいるべき場所はここだなと実感しました。ミュージシャンであっても普通の仕事をしててもそうですけど、人に求められているということがものすごく大事なんだなと。それを一番感じました」と語った。

TERU(Photo by KOBA [Sketch])

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TERU曰く、2021年のGLAYのテーマである「エンタテインメントの逆襲」はHISASHI(G)の発案だったという。その幕開けを飾る4カ月連続配信ライブは、メンバーそれぞれがプロデュースを手がけ、セットリストや演出も毎回異なる。TERUは自身のプロデュース回について「ライフワークにしたいと思っている『LIVE at HOME』がテーマです。昨年、JIROと一緒に配信した『LIVE at HOME Vol.4』の形を引き継ぐ形ですね。そのときの村山☆潤くんのアレンジがよくて、『こういうことができるんだったら、もっともっとGLAYの可能性が広がる』と思ったんです」と説明。JIROは自身のプロデュース回について「ストリングスが入る以外は、ほかのメンバーの回に比べるとシンプルだと思います」と述べつつ、「それだけでも2020年までにはなかったGLAYの表現力を出せると思うんです」と自信をのぞかせる。なおJIROは配信ライブ企画が決まった背景には、TAKURO(G)の「2021年はバンドやりたいんだよね」という発言があったと振り返る。「バンドなんだし、とりあえずライブをやろうと。何%かお客さんを入れられる状態になればチケットも売って、難しかったら無観客で開催する。2020年と大きく違うのは、とにかく臨機応変に動く方向でいきましょうということ」と有観客ライブ開催への期待も膨らませた。TERUは一連の配信ライブに向けて、「各メンバーが作った楽曲だけで4公演できるのは、全員が作詞作曲できるGLAYだからこそ。新たなアレンジをすることで発見することもありますし、どの公演も本当に見ごたえのあるライブになると思います」とアピールした。

JIRO(Photo by KOBA [Sketch])

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現在は年内にリリース予定という2年ぶりのアルバムを制作中のGLAY。その内容についてJIROは「まだ途中ですがメンバー全員から評判がいいです。なんか懐かしい感じで、90年代のGLAYが出してそうな作品だねというコメントもあるし。TAKUROも『自分のルーツにある音楽がやりたいんだ』と話していて、その通りになってます」と述べ、TERUは「コロナ禍でリモートでやり取りしながら作った楽曲もあるし、TAKUROが長い間温め続けてきた曲もあるし、僕らが10代に影響を受けた80年代の音楽にリスペクトを込めた曲もある……そういう意味でGLAYの歴史を感じられる作品ですね」と語る。さらにTERUは「僕らは今年で50歳を迎えるメンバーもいて、50代から60代に向かうときに、どういう音楽をやっていたいか考え始めたんです。できることならThe Rolling Stonesみたいに80歳になっても歌ってる、ギターを弾いていられるバンドでいたいと思っているんです。このアルバムはその始まりなんじゃないかな」とGLAYとして新たなスタートを示す作品になることを示唆した。

最後にTERUは「今回は配信ライブという形ですが、コロナ禍を乗り越えた際にはみんながライブ会場に足を運べるような状況にしていきたいと思ってます。まずは配信ライブ、(4月28日にリリースされるアルバム)『ONE LOVE Anthology』を聴いてGLAYの音楽を楽しんでいただけたらと思います」、JIROは「今年は2020年のストレスが随分和らぐのではないかなという予感がしてるんです。それとともにGLAYもルールを守りながら、みんなにストレスがない形で参加してもらえる企画を考えていきたいので、それなりに期待して、もう少しがんばりましょう」とファンにメッセージを送った。

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THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK魁☆照男達(シャイニングメン)(プレゼンツメンバー:TAKURO)

配信日時:2021年3月27日(土)19:00~21:00
<出演者>
GLAY / TOSHI NAGAI

THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3(プレゼンツメンバー:HISASHI)

配信日時:2021年4月29日(木・祝)19:00~21:00
<出演者>
GLAY / DJ Mass MAD Izm* / REO

THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK LIFETIME MUSIC(プレゼンツメンバー:JIRO)

配信日時:2021年5月29日(土)19:00~21:00
<出演者>
GLAY / TOSHI NAGAI / ハジメタル / ストリングス

THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK LIVE at HOME vol.6(プレゼンツメンバー:TERU)

配信日時:2021年6月26日(土)19:00~21:00
<出演者>
GLAY / TOSHI NAGAI / 村山☆潤 / ストリングス

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GLAY OFFICIAL @glay_official

【TERU・JIRO WEB掲載情報】

本日より、音楽ナタリーにて
TERUとJIROのインタビューが公開されました。
下記URLよりご覧ください。

https://t.co/XsY2mXzKcs

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