PARADISESにウタウウタ昇格！WAggにYUiNA EMPiRE加入、月ノウサギがレンタル移籍

本日12月26日に東京・サンリオピューロランドで、PARADISESの年内最後のワンマンライブ「LAST FANTASTIC FOUR」と、WACKの育成ユニットWAggから新メンバーを追加するオーディション「PARADISESの素晴らしき未来」の最終審査「『PARADISESとWAggの素晴らしき未来 -FINAL STAGE-』FINAL MISSION」が開催された。

昼開催の「LAST FANTASTIC FOUR」は、夕方に控えるオーディションでPARADISES加入メンバーが決まるため、月ノウサギ、テラシマユウカ、ナルハワールド、キラ・メイの体制で最後のワンマンライブとなった。4人は「GOOD NIGHT」でライブをスタートさせ、「ALIVE」「青い春」「命短し乙女たち」などを次々に歌唱したほか、「お願い」のあとには“冬の妄想シチュエーション”をテーマにした寸劇を展開。さらに「2020年、なかなか一筋縄ではいかない1年でした。でもそんな1年だったからこそ、PARADISESが、愛しくてかけがえのない場所になりました。私たちの旅路はまだまだ続きます。2021年も私たちと歩いていってください」とテラシマが話し、「終わらない旅」をまっすぐに歌唱。12月23日に配信リリースされたばかりの新曲「Special Xmas Songでライブを締めくくった。アンコールではメンバーそれぞれが涙ながらにコロナ禍の2020年、応援してくれたココナッツ（PARADISESファンの呼称）に感謝を伝え、2021年を飛躍の年にすると誓った。最後にはサンリオキャラクターのシナモンがゲスト参加し、PARADISESと「GOOD NIGHT」で共演した。

夕方のオーディションでは、まずオープニングアクトのWAggが「WAggの素晴らしき世界」「PLEASE LISTEN TO MY」の2曲をパフォーマンス。MCでは最終審査に進めなかったアイナスターが「私はファイナルステージに進むことができませんでした。自分の力不足で応援してくださった方々に素敵な未来を届けることができなかったことがとっても悔しくて。この日のために練習しているメンバーを見て、やるせない気持ちでいっぱいでした。でもオーディションを通して、観て聴いてくださった方々、CDを手に取ってくださった方々が、あのとき応援していてよかったと思えるようなアイドルになります。今日はゴールの日じゃなくて、スタートの日だと思っています。これから進化し続けるWAggを見守っていただきたいです。そしてファイナルステージに進んだこの4人を、どうか最後までよろしくお願いします」とコメントした。続いてPARADISESが5曲を披露したあと、いよいよ最終審査パートに移った。

このオーディションには4つの星が付与されるというシステムが採用されており、最終審査には「パフォーマンスの星」「スター性の星」「愛されの星」「WACKの星」の4種類をすべてそろえた愛、ウタウウタ、ア・アンズピア、サアヤイトの4名が参加した。最終審査ではWAggメンバーそれぞれが、PARADISESメンバーとともに3曲ずつ披露。4人は緊張ムードをパフォーマンスで吹き飛ばし、それぞれが昇格に向けてアピールした。

パフォーマンス後、WAggは今の心境をコメント。愛は「この2カ月間、PARADISESさんと一緒に活動させていただく中で、考えること、学ばせていただいて得るものが多すぎて。本当に濃い時間をすごすことができました。結果はわからなくて、今は心臓が握りつぶされそうなくらいどきどきです。でも出せる力は出せました。ここまで応援してくださった皆さん、ありがとうございました」と話し、ウタウウタは「2カ月間、あっという間だったけどそれでも長く濃く感じました。WAgg、PARADISESさん、スタッフさん、新米（WAggファンの呼称）、ココナッツの力があるからここに立っていられるんだと強く実感しました。オーディションでいろいろ経験して、たくさんのことを学びました。そしてたくさんの課題が見つかりました。まだまだ成長したい。学んだことをこれからの人生で生かせるようにがんばりたいと思います」と涙ながらに語った。

アンズピアは「オーディションが始まってから毎日が濃くて、24時間じゃ足りないくらい。無駄な日は1日もなかったです。PARADISESさんと一緒に活動させていただいて、改めて私の周りの皆さん、関わってくださっている皆さんに改めて感謝しかない日々でした。自分の弱さにもたくさん気付けたし、メンバー1人ひとりの個性、強さ、PARADISESメンバーの温かさも知ることができました。このオーディションに参加してよかったです。私はこれからもがんばり続けます」と振り返り、サアヤイトは「オーディションに参加して、自分の未熟さにたくさん気付けて、甘いところ、弱いところが浮き彫りになっていく日々でした。これが研究生グループと、WACKの本当のグループの違いだなって。意味のない日は1日もなくて、本当に大切な時間を過ごしたと感じました。このあとの結果がどうなったとしても私は全力で本気でぶつかって、途中で失敗したとしても何度でも立ち上がってがんばっていきます。これからもよろしくお願いします」と述べた。

WAggメンバーがオーディションの日々を振り返ったあと、渡辺がステージに登場。「非常に悩んだんですが、結果が出ました。そこからどちらかというとどうするかというだけなので、みんなには結果に関わらず、これからもがんばってほしいなと思います」と話した。そして運命の結果発表に移り、渡辺は「それでは発表します。PARADISESに昇格するのは、ウタウウタ」と発表。間髪入れずに「そして月ノウサギはWAggへ半年間レンタル移籍とさせていただきます」と続けた。昇格発表のみならず、過去にGANG PARADEとBiSの間に起きた“レンタルトレード”を彷彿とさせるレンタル移籍のアナウンスに観客は驚きを隠せない様子だった。

混沌とした状況の中、ウタウウタは「PARADISESの皆さんに自分に足りない部分、だめな部分を指摘してくれて、いい方向に向けてくれました。PARADISESさんのよさがたくさん伝わってきた。このグループに入れることをすごくうれしく思っています。だからこのグループでがんばっていきたいと思います。これからもよろしくおねがいします！」とコメントした。ウタウウタを迎え、月ノウサギが離れた新生PARADISESは、1月30日に行われるWACK所属アーティストが参加するイベントツアー「TO BE CONTINUED WACK TOUR」の神奈川・KT Zepp Yokohama公演でお披露目される。またPARADISESの全楽曲の新体制バージョンを収めたアルバム「PARADISES（REFRESH ver.）」が配信リリースされ、3月3日には新作オリジナル音源が発売される。

さらに発表は続き、WAggに新メンバーとしてYUiNA EMPiRE（ex. EMPiRE、ex. BiS、ex. CARRY LOOSE）が加入することが発表された。ひさびさに観客の前に姿を見せたYUiNAは「CARRY LOOSEが解散してしまってから、今後の進路を考える時間をいただきました。私は約3年間にEMPiRE、BiS、CARRY LOOSEでチャンスを逃し続けていたので、人としてもアイドルとしてもWACKで成長したいと思い、WAggで学ばせていただくことに決めました。WAggは1人ひとりが誰よりも真面目に昇格を目指しているでしょうし、このオーディションでも学ばせていただきました」と意気込んだ。YUiNAは1月3日に1日2部制で行われる東京・TSUTAYA O-WEST公演の2部で月ノウサギとともにお披露目される。また1部はPARADISES昇格が決定したウタウウタの卒業ライブとして開催される。

オーディションの最後にはナルハが「最後までオーディションを見てくださり、ありがとうございました。2カ月間でいろいろなことがあって、PARADISESにとっても、WAggにとってもこの毎日は忘れられない日々になると思います。ウタちゃんが入ってくれたし、来年新しいスタートを切れます。素晴らしい未来はまだまだ始まったばかり。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました！」と話した。