カミナリグモが活動再開後初のニューアルバム発表、FoZZtone菅野や鶴神田ら参加

カミナリグモが6月17日に5thアルバム「SCRAPPY JEWELRY」をリリースする。

「SCRAPPY JEWELRY」は2018年に彼らが活動を再開して以来初となるフルアルバムで、バンドサウンドの楽曲から上野啓示（G, Vo）とghomaこと成瀬篤士（Key）によるアコースティック演奏を軸としたシンプルな楽曲までバリエーション豊かな13曲を収録。レコーディングにはゲストとして菅野信昭（B / FoZZtone）、堀正輝（Dr）、神田雄一朗（B / 鶴）、おかもとなおこ（Dr / つばき）、タケシタツヨシ（B / メレンゲ）、大岡源一郎（Dr / LOST IN TIME）、柴由佳子（violin / チーナ）、佐藤遥香（cello）、Budapest Scoring（cello）が参加している。また初回購入特典として付属するDVDには、2019年に東京・杉並公会堂で行われたライブ「SCRAPPY SONGS WITH STRINGS」のライブ映像5曲と「アニバーサリー」「手品の続き」「夜明けのスケルトン」のミュージックビデオが収められる。

上野と成瀬はアルバムについてそれぞれコメントを発表。本作のリリースツアーも予定されており、詳細は後日アナウンスされる。

上野啓示（G, Vo） コメント

誰かにとっては価値がなくても、誰かにとっては価値があるもの。
この世界のほとんどはそういうものだ。
ガラクタのような僕らの音楽に、宝石のような光を見いだしてくれる人達がいるから、
このアルバムを完成させることが出来ました。
どこにでもあるようなありふれた日々は、どこにもない、代わりのない、
僕やキミだけの価値のある日々で。
そんな日々の隙間にこのアルバムの曲達が紛れ込んで、
小さな光を放ってくれていたなら、それが僕らにとっては大きな光なのです。

成瀬篤士（Key） コメント

変わらない事と変わっていく事、どちらも大事だなと思っていて。
活動を休んだからこそ、自分達の中で確かなものというのを今一度振り返りながら
作ることができた作品だと思います。
結局好きな感覚の根底は変わらなくて、自分達のその感覚は曲の隅々に散らばってるけど、
その欠片一つ一つ、ストーリーのように感じてもらえたらと。
二人だから出来る曲、二人では出来なかった曲、いろんな人からのアイディアをもらって、
また新たな形づくりをできる一歩となった、意味のあるアルバムに仕上がりました。
今できたこの作品を大事にして、これからも進んでいきたい、今はそういう気持ちです。