そらまふうらさか、4人それぞれが個性を発揮した「新年会」ライブ

そらる、まふまふ、うらたぬき、あほの坂田。によるユニット・そらまふうらさかが1月8日に東京・国立代々木競技場第一体育館でライブイベント「そらまふうらさかのふゆやすみ～新年会～」を開催した。

ゲームのキャラクター紹介を彷彿とさせるオープニングムービーを経て、そらまふうらさかの4人がステージに登場。「必殺のコマンド」の演奏が始まると4人はハイキックを交えた振り付けと共に熱い歌声を届け、会場内を熱狂の渦に巻き込んでいく。花道を駆け出してセンターステージへ移動した彼らはファンの歓声を浴びながら「脱法ロック」を歌い、ライブ序盤を大いに盛り上げた。そらるとまふまふがAfter the Rainのクリスマスソング「ブラッククリスマス」で観客たちを踊らせたあとには、うらたぬきとあほの坂田。が「かいしんのいちげき！」をパフォーマンス。2人が手を合わせてハートマークを作るポーズを決めると、客席からは黄色い歓声が巻き起こった。

ソロコーナーの先陣を切ったそらるは「ロストワンの号哭」を叫ぶように歌い、観客たちを圧倒。自身のオリジナル曲「ワンダー」では、彼のイメージカラーである青色のペンライト一色に染まる会場内に伸びやかな歌声を響かせた。あほの坂田。は「コールボーイ」「ニビイロドロウレ」といったシリアスな楽曲を熱唱。がなるような歌い方で力強い歌声を届けた彼は満足そうな笑みを浮かべてステージをあとにした。うらたぬきは客席に向けて大きく手を振りながら「ファンサ」で元気いっぱいな歌声を届ける。彼の得意曲「テオ」ではイヤーモニターを外してオーディエンスを煽り、会場内に盛大なシンガロングを響かせた。まふまふが「命のユースティティア」を勢いよく歌い始めると、会場内のペンライトの色は白一色に。さらに彼はライブで初披露となるオリジナル曲「デジャヴ」をパフォーマンス。オーディエンスは手にしたペンライトを揺らしながら、まふまふの歌声に聴き入っていた。

4人それぞれが個性的なパフォーマンスを繰り広げたソロコーナーのあとには、再び2人ずつに分かれた歌唱パートへ。そらるとあほの坂田。が「ちがう!!!」で息の合ったデュエットを披露したあとには、まふまふとうらたぬきがお互いにいがみ合う小芝居から「リフジンセイロンパ」を歌唱。お互いをののしり合う歌詞の内容とは異なり、うらたがまふまふを抱えたり、まふまふがうらたに乗っかったり、仲睦まじい様子を伺わせるパフォーマンスを繰り広げた。After the Rainの2人がテレビアニメ「ポケットモンスター」のオープニングテーマ「1・2・3」を歌唱したあとには、ステージ上に再び4人が勢ぞろい。彼らは共通の趣味であるゲームをテーマにした「ぼうけんのしょがきえました！」「しんでしまうとはなさけない！」の2曲を歌い、ライブをフィナーレに向けて盛り上げていく。最後の楽曲「エフピーエス」では小道具として置かれていたモデルガンを使い、まふまふが味方を誤射してしまうやり取りまで忠実に再現し、オーディエンスをゲームの世界に誘っていた。

アンコールでは4人がRPGの登場キャラクターのような衣装で登場。「厨病激発ボーイ」では、歌詞で描かれている“中二病”的なやり取りにそらるがツッコミを入れるひと幕も。しかし周りの「こういうのはなりきったほうが楽しい」というひと言に押されると、そらるも“こじらせた決めゼリフ”を披露して、オーディエンスを喜ばせた。ラストナンバー「ロールプレイングゲーム」を披露し終えた4人は肩を叩き合ってお互いを称え合い、ライブによる“新年会”は大団円を迎えた。