Kiss Bee鷹野が正規メンバー復帰、初の全国ツアーも決定

Kiss Beeが8月9日に東京・新宿ReNYにてワンマンライブを開催した。

絶対的センターとしてKiss Beeを引っ張ってきた鷹野日南が、研究生を中心に構成された姉妹ユニットKiss Bee Zeroに移籍し、ファンのみならずメンバーにも衝撃が走った前回の単独ライブ。この日は新体制となって初となる単独ライブということと、グループ最大規模のステージということで会場には大勢のファンが駆けつけた。

これまではAKB48やLinQといったアイドルのカバー曲をライブの中で披露してきたKiss Beeだったが、この日はオリジナル楽曲のみでライブを構成。オープニングは鷹野率いるKiss Bee Zeroが「花火の音」「泥だらけの花」からライブをスタートさせ短期間ながら成長した姿を見せる。続いて正規メンバーのKiss Beeにバトンが渡ると彼女たちは「カラフルメロディ」を堂々と歌い上げ、新体制でも変わらぬ熱量で会場の熱気を徐々に上げていった。

そしてライブの合間には恒例となったサプライズ発表が。まずは12月に初の全国流通盤となる4thシングル（タイトル未定）をリリースすること、オリコンシングル週間ランキングトップ10入りを目指すことが運営より宣言され、オーディエンスを大いに沸かせた。

またかねてより実施されていた3.5期生オーディションの結果発表が行われ、平山花菜、RaMu、石塚桃花の3人が合格。彼女たちはKiss Bee Zeroのメンバーとして活動していくことが告げられた。

ライブ終盤ではこの日会場で発売された3rdシングル「透明な恋の歌」を正規メンバーとKiss Bee Zero全員で披露。歌唱後には再び人事異動が発表され、短期間ではあったもののKiss Bee Zeroを育成しパフォーマンス力や団結力を向上させた鷹野が正規メンバーに復帰することがアナウンスされた。またKiss Bee Zeroの谷藤海咲が研究生から正規メンバーに昇格することもあわせて告げられ、谷藤はファンからの大歓声に包まれる。3期生初の正規メンバー入りを決めた谷藤は「3期生を正規メンバーに上げるのは早かったと思われないように必死に食らいついていきたい」と力強く意気込みを語った。

さらにサプライズは続き、10月より関東近郊と名古屋、大阪などを巡るグループ初の全国ツアーを実施することが発表。そして12月26日には東京・ディファ有明でワンマンライブを開催することが決定し、1500人の集客という大きな目標が掲げられた。鷹野は「私の目標の1つが全国のファンの皆さんに会いに行くということだったので、その目標が叶って本当にうれしいです」と喜びの言葉を口にした。なお全国ツアーの詳細は後日オフィシャルサイトにて発表される。

ライブのラストは全メンバーが集まり「真夏のA to Z」を笑顔で歌唱。メンバーとファンはタオルを振り回し、会場は一体感に包まれた。そして歌唱後、メンバーは「ありがとうございました！」と感謝の言葉を述べ、この日の単独ライブを締めくくった。