高次脳機能障害のGOMAが自分を知るための旅に、ETV特集で5.1ch録音のライブ放送

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2月17日(土)23:00からのNHK Eテレ「ETV特集」で、ディジュリドゥ奏者・GOMAのドキュメンタリーがオンエアされる。

2009年の交通事故による脳の損傷で高次脳機能障害を負ったGOMAは、過去10年ほどの記憶を失い、ディジュリドゥが楽器であることすらわからなくなったため一時はアーティスト活動を休止していた。一方で事故の2日後から、それまで絵画の造詣がまったくなかったにも関わらず絵を描かずにはいられない衝動に駆られ、点描画で脳裏に浮かび上がるイメージを描いてきた。

彼は自分の身にいったい何が起こったのかを知るべく、昨年アメリカを旅し、精神障害を持ちながらある特定の分野で突出した才能を発揮する「サバン症候群」の研究者や、同じ障害を負い音楽や数学の才能に目覚めた人物を訪問。これからどう生きていけばいいのか人生を見つめた。そして再生をテーマに、手塚治虫の代表作「火の鳥」の新たな表現に挑んだ。

GOMAは今回、最新の録音技術と演奏に生連動したCG技術を駆使した音と映像によるパフォーマンスに挑戦。ディジュリドゥの倍音を5.1chサラウンド録音し、臨場感あふれるサウンドを視聴者に届ける。ナレーションは窪塚洋介

なおGOMAは番組について、自身のInstagramで「小室さんKEIKOさんにも観てほしいなぁ。社会復帰が難しいと言われる高次脳。前と同じ活動は無理かもしれないけど必ずそこから抜け出す方法があると信じてます。介護の討論も大切ですが当事者が希望を持って立ち上がることが一番みんなでハッピーになれる恩返しだと信じています」とコメントしている。

ETV特集「Reborn~再生を描く~」

2018年2月17日(土)23:00~23:59

※番組の放送が終了したため、画像を取り下げました。

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