奈緒主演の映画「
京極の同名ミステリー小説を映画化した本作は、何者かによって殺された鹿島亜佐美について尋ね歩く主人公・渡来映子の物語。劇中では断片的に浮かび上がる証言から、「なぜ映子が亜佐美のことを知ろうとするのか」にも迫っていく。奈緒が映子、伊東蒼が尋ねる相手によって印象の異なる謎多き人物・亜佐美を演じた。
This is LASTが映画の主題歌を手がけたのは、今回が初めて。金井は「とても難しいだろうなと思っていたのですが、楽曲を聴いたときはびっくりしました。僕たちが伝えたことをどのように落とし込んだのか気になります」と述べる。作詞・作曲を担当した菊池は「原作と映画を拝見し、自分のどこを切り取れば作品に合う楽曲が書けるか、すごく悩みました」と振り返り、「登場人物の心が少しずつ動いていく様子や、立場によって見方が変わることをどう表現していこうか考えました。自分の中に刺さった言葉をもとにしながら歌詞を書いていきました」と伝えた。
金井は「(This is LASTと)映画の内容だけでなく、アーティストとしてお互いがどういう姿勢で制作しているのかお話ししました。信頼が一番ですし、お任せして本当によかったです」と感謝を口にする。菊池は「僕は作品に対して熱意を持って挑んでいる方が大好きなんです。監督の思いを聞かせていただき、その熱意に惹かれました」と回想。鹿又は「まず(菊池の)歌声、歌詞とメロディーをダイレクトに伝えたいという指針があって。そのためバンドは音数を少なくして、最後は壮大に熱量が上がっていく感じにしました」と説明した。
「共感した登場人物は?」という質問に対し、鹿又は映子と亜佐美の名を挙げ「僕自身、『幸せだな』と思うと『ここで死ねたら幸せなまま人生が終われるんじゃないか』と考えることがあります。これから先、苦しいことが起こるかもしれないと不安になることもありますから」と口にする。菊池は「例えば(平原テツ演じる)弁護士の五條さんは、まっすぐに進んでいく気持ちを持った人ですよね。登場人物が1人ひとりすごく人間らしくて、とても印象に残りました」と作品の感想を語った。
イベントでは菊池と鹿又が、同作について金井に質問する一幕も。菊池が夜の草原での撮影方法を尋ねると、金井は「山の上にある草原で、窪地になっているので高台から照明を当てています。俳優部からは『虫がいたら、いるものとして演じたほうがいいですか?』などの相談がありました。スタートした瞬間に集中していて、俳優さんはすごいなと思いました」と明かした。この話にちなんで“スイッチが入る瞬間”を聞かれると、鹿又は「デカい音を出したときですね」と回答。菊池も「一発目にデカい音を鳴らすと気合いが入りますね。自分にとってのいいライブは、楽屋の延長線上。“自分のまま”がいいと思っているんです」と言葉を紡いだ。
最後に鹿又は「映画と主題歌、どちらも最高に素晴らしい作品になっていると思います。両方楽しんでいただければ」、菊池は「文字通り、命を削って書いた楽曲です。音楽が好きな人からすると研究しがいのある楽曲ですし、映画とのつながりをちりばめています」とコメント。金井は「実はThis is LASTの2人も劇中に出演しているんです。気が付かなかった方はもう一度ご覧ください」と呼びかけ、イベントを締めた。
「死ねばいいのに」は7月3日より東京・テアトル新宿ほか全国で公開。主題歌「アイリス」は6月24日に配信リリースされる。
映画「死ねばいいのに」本予告
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