同作は、末期の乳がんで余命1年を宣告され、治療しないことを選択して故郷である瀬戸内海の島に戻ってきた踊場京香が主人公の物語。祖母の営むカフェを手伝いながら母校の合唱部の指導をする彼女は、いつも笑顔を絶やさない不思議な高校生・志津川沖晴と出会う。あるとき京香は、沖晴が津波で家族を亡くしたことを知る。笑いながらそのことを話す彼に京香が「なぜ笑うのか」と聞くと、津波に流されたときに喜び以外の感情「嫌悪・怒り・哀しみ・恐れ」を失い、何も感じないのだと答えるのだった。ところが、ある事件をきっかけに失われた感情の1つがうっすらと顔を出し始める。
京香役の広瀬は、「巫女っちゃけん。」以来8年ぶりに映画単独主演。本作について「生きていると笑ったり泣いたり怒ったり、沢山の感情になります。この作品はそんな多くの感情に触れながら、“生きる”という事に直面した京香と沖晴くんの人間物語だと思っています」とコメントする。また原作が思い入れの強い作品だという額賀は「『ネガティブな感情などなければどれほど楽に生きられるだろう』と思うことも多い日々の中で、怒りや悲しみや不安を感じるからこそ噛み締められる幸せがある。映画の中の京香や沖晴が、原作者である私にも改めて教えてくれました」と語った。
「沖晴くんの涙を殺して」の配給は、彩プロが担当する。
広瀬アリス コメント
生きていると笑ったり泣いたり怒ったり、沢山の感情になります。この作品はそんな多くの感情に触れながら、“生きる”という事に直面した京香と沖晴くんの人間物語だと思っています。
綺麗事だけでは生きていけない世の中で、それぞれの悩みや葛藤と向かい合いながら、心と心を通じ合わせて生きていく2人を描いています。お芝居を通して、自分と向き合えた時間でもありました。
京香を演じていくと、自然と自分の弱いところも愛そう。そんな優しい気持ちになれました。
こんなにも日常が、そして感情が素晴らしく愛おしいものなのかと、そう思える映画になっています。
額賀澪 コメント
自分がこれまで書いてきた作品の中でも、「沖晴くんの涙を殺して」は特に思い入れの強い作品です。刊行直後に映画化の打診をいただき、長い時間をかけて完成したことをとても嬉しく思います。スタッフ・キャストの皆様をはじめ、多くの方が全力で作品に寄り添ってくださいました。
「ネガティブな感情などなければどれほど楽に生きられるだろう」と思うことも多い日々の中で、怒りや悲しみや不安を感じるからこそ噛み締められる幸せがある。映画の中の京香や沖晴が、原作者である私にも改めて教えてくれました。
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映画ナタリー @eiga_natalie
広瀬アリスが余命1年の音楽教師役「沖晴くんの涙を殺して」映画化、監督は矢崎仁司
原作は額賀澪の同名小説
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