4月に北米で封切られ、伝記映画史上歴代No.1のオープニング成績を記録した本作の主人公は、人類史上もっとも売れたアルバム「スリラー」を生み出し、世界的なアイコンとなった“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソン。1960年代、ジャクソン一家は米インディアナ州ゲイリーの片田舎で暮らしていた。寂れた町の製鉄所で働く一家の主ジョセフ・ジャクソンは息子たちの音楽の才能を見出し、兄弟グループ“ジャクソン5”としてデビューさせようと奔走。「人生は勝つか、負けるかだ」と子供たちに言い放つジョセフは、自宅のリビングで毎日のように息子たちの歌と演奏を指導するも、末っ子のマイケルは同年代の子供たちが外で遊ぶ様子を窓からうらやましそうに眺めていた。
父性と野心が同居するジョセフ・ジャクソンを演じたのは、スティーヴン・スピルバーグの最新作「ディスクロージャー・デイ」にも参加しているドミンゴ。北米公開後には彼の演技に対し称賛の声が続出した。監督の
ジョセフ・ジャクソンを体現するために毎日2時間半もメイクチェアに座り、特殊メイクを施して撮影に臨んだドミンゴ。彼は「ジョーについてはいろいろな見方があります。でも私は、その奥にあるものを見たかった。何が彼をああいう人間にしたのか。彼はどんなふうに傷付いたのか。どんなふうに愛したのか。どこに弱さがあったのか。父親としてのあの極端なほどの厳格さの裏に、何があったのかを知りたかったんです」と回想する。
またジョセフ・ジャクソンの人物像にリアリティを持たせるため、彼は自身の継父を参考にしたそうで「ジョセフはどこか私の継父に似ていたと思います。私の継父は中学程度の教育しか受けておらず、ブルーカラーの労働者で、私にとても厳しかった。でも、それは彼が知っている唯一のやり方だったんです。彼が私に望んでいたのは、責任感を身に付けること、問題を起こさないこと、そして強い労働倫理を持つことでした。ジョセフを理解するには、あの時代に父親であることが今とはどれほど違っていたのかを、きちんと見ていく必要があると思います」と語った。
マイケル・ジャクソンの伝記映画「Michael/マイケル」本予告
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「父親としてのあの極端なほどの厳格さの裏に、何があったのかを知りたかった」
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